慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】秋季リーグ開幕直前!主将・副将・アナリスト座談会

左から濱本、小出、永田

秋季リーグ開幕まであと3日。今回は1年次からコートに立ち続けてきた小出捺暉主将(環4・駿台学園)、永田将吾副将(総4・高松)、アナリストとしてチームを支える濱本健人(商4・慶應)らによる座談会をお届けします。今年の慶大バレー部の中核を担う彼らに今季に向けた意気込みをお聞きしました。ぜひご覧ください。

(※この取材は9月2日(木)にオンラインで行いました。)

 

――まずお互いの第一印象を教えてください

 小出永田  将吾はめっちゃ頭いいなっていうのはあって。最初に会ったのがAO入試の練習の時で。面接の練習をしていて、どんどん言葉が出てくるというか。頭の回転はやっ!みたいな。それで(自分が)劣等感を感じさせられるっていう(笑)。

小出濱本 健人に関してはあんま記憶にないけど(笑)。うーん、まあ良い人だなっていう。

濱本  うわあ、薄(笑)。最初にちゃんと話したのがいつかは覚えてないけど、1年生の3月に日吉のビリヤード行かなかった?

小出  あー、行った行った。

濱本  で、捺暉のビリヤードの打ち方がマジできもくて(笑)。台に足かけて打つっていう。

小出  ガチでやったことない。

濱本  写真あるよ(笑)。証拠見せます。

小出  いや、絶対ないから(笑)。だって、人生で1回しかビリヤードやったことないもん。

濱本   (写真を見せながら)あ、これです。このフォームでビリヤードをやってるのを見て、とんでるなっていうのは思って。元々、バレーボールがすごく上手いっていうのは知ってたんですけど、とんでる奴だなっていう風に思ったのが捺暉の第一印象ですね。

濱本永田  僕と将吾は一番会うのが遅かったんですよ。練習行くタイミングとか被らなくて。で、結局OBの方々が開いてくださったご飯会で初めて会うことになって。「うわーこの子が香川の永田将吾君か~」みたいなテンションで行ってみたら、思いのほか小っちゃくて(笑)。 同期ってまあまあ大きくて、全員僕以上あって、ちょっと怖いなって思ってたら、思いのほか小さくて、これはいけるなって思ったのが将吾の第一印象ですね。

永田  (笑)。

小出  将吾、めっちゃ馬鹿にされてない?(笑)

永田  それな(笑)。

永田濱本  さっきも言ってたみたいに、練習の予定が全然被らなくて。僕はほとんど出ていて、卒業式くらいしか帰ってないんですけど。その卒業式の間だけ珍しく健人が練習来てて(笑)。ほかのみんなは「濱本君はこんな子だったよ~」みたいに言ってたんですけど、多分入学式くらいまで会ってなくて。なんか僕だけ嫌われてるのかなって思ってて(笑)。ちょっとマイナスな感じで最初いってたら、すごいお坊ちゃまみたいな奴来て、やっぱ内部生怖いわって思ったのが健人の第一印象です。

小出  それ俺も思ったわ、最初。

永田小出  捺暉はAO入試の前日に初めて会って。

小出  いや、前日じゃなくない?

永田  あれそうだっけ。で、質問練習みたいなのを当時の先輩方がやってくれてたんですけど、捺暉はそこに行きつかずに日吉の東急にあるダイソーに行って、図を作る?みたいなのをやってて。やっぱ駿台学園ってすげーんだな、とんでるんだっていうのは思いました(笑)。

 

――4年間を通して今の印象は?

 小出永田  将吾の印象は「頼れる」ですね。僕が苦手なことを全部やってくれるっていう。後輩とかのケアとか、何か困っているときに助けてあげているのが将吾なので。すごく助かってます。

小出濱本  健人は、まじで良い人。第一印象から変わらず。

濱本 また薄い(笑)。

小出  正直ありすぎて出てこない。ちゃんと答えると、健人は決断力がありますね。僕が優柔不断なので何か決断しかねているときに相談すると、ズバっと決めてくれたりして。あとは周りの人への説得力とかもすごくあるので、とりあえず健人に振っとけばいい感じに収めてくれるので。それはもうありがたいです。

濱本  いい人っていうのが基準になると、ガチで仲悪いみたいになるからな(笑)。

濱本小出  捺暉は最初イカれてるなって思ってて、今は本当にイカれてるんだなっていうのが印象ですね。真面目な話だと、全員が「捺暉がキャプテンだろう」ってなっていることが捺暉を表わす上で一番大切なポイントなのかなって思って。特段勉強ができるわけでもないし、まあバレーボールは上手いんですけど、言語化できない何かを持ってて。まあそれがリーダーシップなのかなって思うので、リーダーシップ面だと捺暉の右に出る者はいないので、そこに関しては尊敬していますね。それ以外のちゃらんぽらんな部分は、まあカバーしてやろうかなって感じなんですけど(笑)。

濱本永田  将吾はタイプとしては結構(自分と)離れてて、俺が絶対できないなっていう部分をやってくれてるな、っていうのは捺暉と同じ意見で。後輩への気配りだったり、柔らかく言う技術だったり、伝え方の問題だったり、僕が苦手とする部分なので、将吾が上手くやってくれています。

永田小出  捺暉から言うと、健人が言ったみたいに、人を惹きつける力がすごいなって思ってて。普段こんなこと絶対に言わないんですけど、

小出  横で言われると恥ずかしいわ(笑)。

永田  真面目なモードになったらすごく頼れるし、コートのなかでももちろんプレーとかもそうなんですけど、言葉とかでもチームを引っ張ってくれていて。チームの中の共通認識として、上手くいってもいかなくても「捺暉がいるなら一回やってみるか」っていうのがあるので。それは捺暉しか持ち得ない能力というか素質だと思うので、見ていてすごいなとは思いますね。

永田濱本  健人は結構(自分と)真逆な人間だと思っていて。言うところでちゃんと言ってくれるし、今はアナリストっていう立場でコートの中にいること自体は少ないんですけど、コートの中が熱くなっていて、冷静な判断が必要なときは健人が的確な指示を出してくれているなって思いますし、逆に熱いキャラもできるので。そこは上手く使い分けているのか、素の部分なのか分からないですけど、チームにとって不可欠だなとは思います。

 

――今までの大学バレーを振り返っていただきたいと思います。まず1年生の頃はどうでしたか?

 小出  1年生のときは何も考えてなかったというか。

永田  僕らが大変だったというより、今振り返ると、周りが大変だっただろうなっていう。

濱本  同級生が本当に大変だっただろうなっていうのは、今上級生になってみてようやく気付いて。この場を借りて謝罪したいですね(笑)。

小出  僕らとして大変だと思ったことは正直なくて、なんだかんだ同期の仲がずっと良かったっていうのがあるので、僕は総じて楽しかったっていう印象の方が強いかなって思います。

濱本  1年生の準備・片付けの期間を共に過ごし続けて。ダラダラ準備してダラダラ片付けしてたんですよ、僕たち。13時から練習があったら、大体12時くらいに来て帰るのが21時とかくらいになってて。バレーって(準備・片付けが)普通はすぐ終わるんですけど。あれを本当に時間かけてやるので。サッカーとか始めるので(笑)。ダラダラやっていたおかげで、必然と同期と過ごす時間が多くなって、今の関係性を築けたのかなって。今思うと良かったなと。

小出  最初は上級生に盾突いてた分、同期で仲良くて。同期では許し合うみたいな(笑)。お互いに悪い部分があってもとりあえず許し合う、みたいな関係性が軸としてあったからこそ長く仲良くできたのかなって思いますね。

 

――2年生はどうでしたか?

 小出  2部に落ちたのか、2年生のときに。

濱本  あれはもうシンプルに悔しかったよね。

永田  そうだね。悔しかったし、単純に力不足だなっていうのは正直感じたというか。スコアとか見ても、3、4セット目は結構ボコボコにされてるし。悔しいのもそうだけど、このままだとヤバいなっていうのを感じました。僕と捺暉と宮川(宮川郁真=総4・松本県ヶ丘)の3人が試合に出てて。そこが大崩れしたっていうわけではないんですけど、ただ良かったかと聞かれるとそうじゃなかったと思いますし、リーグ負けたのも結構そこに責任があるなっていうのは感じていたので。僕と郁真は最近もずっとその話しているので、本当にやらないとなというのは思っていました。

濱本  2年生は今思えば、各々大変な時期だったかもね。捺暉もリベロにコンバートされたときもあったじゃん。将吾も将吾でレギュラーだったり、なかったりで。俺は俺でアナリストになってようやく1年くらいが経って、アナリストの先輩が2人抜けちゃって色々仕事が大変で慣れない作業が多かったから。個々で大変だったっていうのが2年生では多かったかもね。

永田  最後にビッグイベントもあったしね。同期が1人いなくなりかけるっていう事件ね。

小出  そのおかげでもう1回一致団結したのかな。

永田  確かに。キュッとした感はあるよね。

小出  2年生が終わって、ようやく弱みもさらけ出せる仲になった気がするよね。それくらいから本当に全て打ち明けられるようになったというか。

濱本  間違いない。2年生の終わりくらいから、本当に何を打ち明けてもいいなって、心を許し合える関係性になったなとは思うよね。

 

――3年生はどうでしょう?

 永田  3年生は半分くらいコロナでなくなったからな。

濱本  コロナでなくなったのは痛かったよね。

永田  1部に上げてやるぞっていうなかで、あんな状況になったからね。

濱本  半年くらいコロナでつぶれて。大会もあるかないか分からない状態のまま最後まで終わっちゃったっていう感覚があったからな。コロナに振り回されまくったな、っていうのは正直思います。

永田  バレーができるのが当たり前じゃない、って思ったのもありますし、僕は個人的にそれ以上に、大学入ってから3、4か月とか同期に全く会わないっていう時間がなくて。(以前までは)長期オフとかも、全員が集まることは少なくても何人かで遊びに行ってたりしてたので、全く会わないっていうのがなくて。普段一緒にいると本当にうざいんですけど(笑)。いざ会わない時間が長くなると、寂しいなって感じて次会えたときとか嬉しかったので。2年間をかけて、思った以上に同期の存在というのが自分の中で大きくなっているなっていうのは感じました。

濱本  そうだな。俺も捺暉に会えたときは嬉しかったもんな。

永田  俺も入れろ、俺も(笑)。俺にも嬉しがれ。

小出  久しぶりのときはめっちゃ嬉しかった。

濱本  ね、嬉しかったね。あとは関係性的な部分はそこまで大きくは変わらなかったけど。

永田  捺暉が副将になったっていうのは、同期の中で役職に就く人が出て。それで何かが変わったわけじゃないんですけど(笑)。

小出  何もしてないけどね(笑)。

永田  来年自分たちの代になるなっていうのは(3年生の)終わりの方では出てきましたね。

濱本  3、4年生って上級生の部類じゃないですか、だからこそ、下級生を見なきゃなっていう意識はちょっと増えて。あとは来年のことを真面目に考えるようになって、ミーティングとかでも2週間に1回、次の週の目標を真面目に決めてみたり。今までは同期で集まると10割ふざけた話しかしてなかったんですけど、8割ふざけた話、2割真面目な話ができるようになってきて。この同期で4年生になっても大丈夫だろうって思えるようになったのは、3年生のときそういう話ができるようになって、みんな成長したんだろうなっていうのを感じましたね。

小出  俺は1年生のときから、同期みんなでいるときは話さないけど、1人1人とは深い話しできるな、っていうのはあって。ずっと、自分たちが4年生になったらどうする、みたいな話をしていて。いろんな人と2人で。

濱本  郁真と俺、めっちゃ話してたな。

小出  2人だと真剣な話ができるし、1人1人考えていることを持っていたからこそ、3年生になって真面目な話を急に振っても、ある程度2人の間では「こういう方向だよね」っていうのが決まっている中での話し合いだったから結構スムーズにいったのかな。

濱本  だから大きくブレなかったのかな。ベクトル全く違う人がいなかったのはあったよね。

 

――4年生になってからの半年間はどうですか?

 小出  試合がないので分からないんですけど、チーム自体は結構、技術面でも精神面でも良いかなとは思っています。技術面で言うと、やれることが明確化しているので、春リーグ前も1回しっかり詰まった時期はありましたし、今もAB戦でも切磋琢磨して高め合っているので、リーグ戦が今のところ19日に始まるという中で、すごくいい形でチームができているかなと思います。

永田  僕も同じ意見で、これまでの3年間、部内でAB戦した時って、Aチームがセットを失わずに勝つことがほとんどで、正直やっていても普通にやれば(Bチームに)負けないだろうなっていう雰囲気は漂っていて。まあもちろんそれも悪くはなくて。Aチームからしたら当然かもしれないんですけど。この前の土日は2回ともフルセットで、ちょっとでも気を抜いたら(Bチームに)負けるなというか、試合がどっちに転んでもおかしくないっていう展開が結構あって。Aチームとしては、もっとちゃんと勝たなくちゃいけないっていうのはあると思いますけど、やっぱりリーグは長くてAチームのメンバーだけで勝てるほど甘くはないってことはこの何年かで学んだので。そうなったときに出てくるメンバーがここまで頼もしいというか、同じレベルのメンバーがベンチに14人いるのは、僕らがいた4年間の中ではないのかなと思っていて、試合でもそれをしっかり出すことができれば、僕たちが目標にしているような結果というのはついてくるのかなって日々練習していて思います。

濱本  おー、やばいな。全部言われたな。

小出  話すのが上手いね(笑)。

濱本  プレー面に関しては捺暉と将吾がレギュラーで出ていて、よく考えてくれているので僕が話すことはないかなって思うんですけど。少し口を挟むとしたら、さっき将吾が言ったみたいに、AB戦をやってフルセットできるっていう関係性っていうのは、今コロナ禍で練習試合ができない状況においては最高の練習相手がチームの中に存在して、さらにチームの中で教え合う関係性が築けていることで、チーム内で練習しているだけで上手くなれる環境が揃っているのは良いなとは思いますね。

さっき捺暉がメンタル面でも成長したって言っていたんですけど、本当にその通りだなって思っていて。最初に自分たちの代が始まるとき、家族みたいな関係性を目指してこのチームを作りたいみたいな感じのことを4年生で話していて、結果的に僕たちだけがそう思っているだけかもしれないんですけど。4年生からしてみたら、すごく親しみやすくフレンドリーに接してくれる後輩たち、仲の良い同期、みんな教えを請い合える関係性だったり、プライベートからバレーの話まで全部できたりするのは、本当に家族みたいな関係性が築けて素晴らしいチームができているなっていうのを思いましたね。あと僕はアナリストで、選手という立場から離れて自分がプレーしない立場上、みんなとは毎日部活に来る楽しみが少し違うのかなって思っていて。俺の場合自分のプレーがないから、毎日部活に来て後輩が上手くなっていくのを見ると、楽しいって思う。試合を見に来たOBみたいになっているんだけど(笑)。そういう意味では毎日こう試合見に来て、龍一(安達龍一=環3・洲本)だったり島田(島田航希=経2・慶應)だったり、1年生だったら大昭(渡邊大昭=商1・慶應)だったり、そういう人たちが「今日も昨日より上手くなってるな」っていうのを見られるだけで僕としてはありがたい環境ですね。

 

――主将・副将・アナリストという立場になって、お互いの姿はどう映っているか

 永田 副将の僕から見ると、捺暉は練習でも、メニューの前ごとに集めて、「ここは意識してほしい」とか、「これだけはやらなきゃいけない」とかを喋ってくれていて。下級生とかまだまだ大学の練習に慣れてない子たちにも、どういう意図を持って練習すればいいのかっていうのが分かって、いい練習になっているなと思います。

練習外の部分で言うと、今年から監督が星谷さんになって、普段はお仕事をされているので、なかなか平日は練習に来れないっていう状況のなかで、指導者と選手が考えていることの乖離をなくすために毎日時間決めて星谷さんと捺暉が電話してくれていて。これに関しては星谷さんも捺暉もチームのためにそこまで動いてくれる人っていうのが選手のトップ、チームのトップにいるっていうのはすごくチーム全体にとっていいことだなって思います。

健人は、アナリストのトップとして、今年は選手が作戦を立てるっていうよりは、アナリストが立てた作戦を選手がいかに100%実行できるかっていうのをテーマ立ててやっていて。それだけアナリストが提示する作戦に試合の勝敗がかかってくるというか、なかなか重大なポジションのなかで的確な指示を出してくれていて。それが今の所は、はまっているのですごいなと思いますし、今Bチームと競っているっていう話もあったと思うんですけど、紅白戦をするときはBチーム側についてて、僕らの弱点を徹底的についているからこそ、こっちからするとやりにくいなというのはあるので、それが味方にくるっていうのは頼もしいなと思っています。本当に二人がコートの内と外で重要な役割を果たしてくれているので、僕はほんとすることないなって感じですね。

濱本 うまいね、話が(笑)。そうですね、捺暉に関してはキャプテンとして、今まで先輩たち含め3人見てきたけど、明らかに一人だけスタイルが違うキャプテン像っていうのは確かで。そのなかで何が一番違うかなって思った時に、キャプテンって自分で全部やろうっていう傾向の人が多くて。キャプテンだけじゃなくてリーダーってそうなりがちなんですけど、捺暉のすごい所はそこを勇気をもってそこを人に任せられる所だと思ってます。さっき捺暉が言ってたみたいに、自分じゃできない所は将吾に任せてるんでみたいに軽く言うんですけど、それってキャプテンっていう立場についてて、普通じゃできないことだと思っていて。自分のできない部分を人に任せて、最終的にチームとして最大幸福を得るっていうスタイルは、キャプテン像として素晴らしいなと思ってます。まぁ将吾が言ってくれたみたいに毎日星谷さんと電話してくれていて、チームの状況を伝えてくれていることで、監督とチームの意思疎通を良くしてくれている点も星谷さん、捺暉ともに感謝です。あと、まとめるっていう面では。うーん、そうだなぁ、、(笑)。

永田 まとめてない、実は、、?(笑)

濱本 捺暉は無意識にまとめているタイプなんで。あえてキャプテンらしくなく振舞うって、バカやるところはバカやるし、締める所は締めるしっていう所は、ある意味親しみやすいキャプテン像を作り上げているのかなって思いますね。

将吾はチームによく見てるなと思います。捺暉はチームの中にいる人で、将吾は俯瞰してみてるタイプなので、部内の人間関係であったり、バレー面であったり、そういうやばいなっていう所をみつけるスピードが早くて。かつ的確な処置をしてくれていることで問題が生じる前に最初に火を消してくれてるっていうのが将吾ですね。部を円滑に、なおかつ、捺暉がどうやったら進めやすいかを考えているような気がしてて、捺暉が上手く進めている裏には、将吾が見えない所で手回ししてくれている部分は大きいんだろうなと思ってます。小さいなりに動き回って色々やってんじゃないですかね(笑)。

永田 最後いらないなぁ(笑)。

小出 将吾に関しては健人が言ってくれた通りなんで。それで終わりってことで(笑)。

永田 なんもないの?(笑)

小出 まぁ将吾はどんなときでもやっぱりチーム全体をみていて、たぶんチームのなかで上手くストレスを抱えている人が見えるタイプで。ストレスを抱えている人がいかにチームになじめるかっていうのを常に考えてくれているからこそ、自分たちは自由にやっていても、上手く回っているのかなと思ってて、本当に縁の下の力持ちだなって感じがしますね。

永田 あざっす(笑)。

小出 健人はアナリストとして、すごい心強くて。去年から僕としては、アナリストがチームに指示を出すようなチームを目指していたというか、それがベストなんじゃないかって思っていて。コートのなかに入っている選手は、リアルで相手の強さとかは分かるけど、全体が見えないというか。スパイクのコースはどこが多いとかは感覚でしかなくて。アナリストがせっかくデータを打ってるのに、試合前のミーティングだけで、そのデータが終わってしまっているっていう何とももったいないことを慶應はしていたので。去年まではチーム内で、実際にプレーしている人の情報が正しいみたいな感じで、バラバラしたというか、自分が考えていることをやってしまうようなチームだったんですけど。今年は健人がアナリストとして、やって欲しいって言ったことを全てやってくれるというか、指示出して欲しい所で出してくれてます。

僕自身がコートから出るってことはあんまりないんですけど、リベロとかミドルとかが出た時に、しっかりとした情報を持ち帰ってくれて、なおかつデータだけでみた答えだけじゃなくて、相手の状況とかにも気づいて、戦略を立てて、相手のセッターがどういう状況だからこういうブロックを貼るとかまで考えて、戦略を立てて、指示を出してくれるので。今後もうそれができるアナリストがいるのかっていうぐらいに、今年は考えてできるアナリストがいてよかったなっていう感じですね。

濱本 持ち上げるね(笑)。

小出 今後大変だよ(笑)。変な指示来たときもう睨むからね。

濱本 当たるか当たらないかだから。お前らだってスパイクアウトにするだろ。それと一緒だよ、アナリストが指示外すの。そう思ってやって(笑)。

小出 保険かけてる?(笑)

濱本 違う違う。俺は失敗を恐れないから。失敗をすることを悪いと思ってないから、大胆な指示が出来てるわけよ。失敗を恐れたら、当たり前の指示しかできないから。そんな話は置いておいて、次お願いします(笑)。

 

「家族のようなチーム」を目指す

 

 

――この夏、新たに取り組んだビーチバレーでの収穫はありましたか?

濱本 3人全員出てますもんね。

小出 個人的にやってみて思ったのは、相手のコートを見れるようになるってことで。ビーチバレーは2人しかいなくて、片方がブロック飛ぶと、後ろが1人になるから、空いているところにボールを落とすっていうのが、一番簡単に点数を取る方法で。逆にインドアだとレシーバーが4人とかコートにいるので、相手コートを見て決めようって感じにならないんですけど、実際にビーチ終わってインドアでバレーしている時に、自然と相手コートを見るようになって。意外とそこにフェイントしたら落ちるなとか、しっかり相手のコートを見てフェイントを決めるっていうのも同じ1点なんだなっていうのをより感じました。

永田 守備面でいうと、相手のスパイカーが何を狙っているかとか、何をしたいのかっていうのは本当にしっかり見るようになって、ビーチでは僕は後ろで守っている方だったので、インドアに比べて広い面積を守らなければいけないということで、いかに相手がどこに落としてくるかっていうのを観察するようになって。インドアでそれをするってなると、人も増えるので、よりビーチをやる前よりも、守りやすくなったというか、今までだったら、いけてないなっていうボールに1歩目が早くなって追いついたりだとか、位置取りがよくなったなと自然に感じているケースが結構ありましたね。

攻撃陣に指示を出す時にも、強いスパイクを決めたらカッコいいっていうのもあるんですけど、バレーボールの本質は、相手の床にボールをどう落とせるかって所なので。そうなった時にビーチって強いスパイクだけじゃなくて、軟打で落とすケースもあって、それも同じ1点なんだよってチームが熱くなっている時に、アイデアの1つとして持てるようになったっていうのは、ビーチをやっていてよかったなと思います。

濱本 将吾、ビーチ終わってディグのポジショニング良くなったよね。

永田 打たせたい所を空けといてっていうのは最近やってる。

濱本 僕はプレイヤーじゃないので、アナリストとしてはビーチやることによって後輩とかとコミュニケーションを取ることが増えますし、ビーチの練習とかいったら下級生が来てくれたりして、そういう意味でアナリストとして信頼関係を築く上でビーチをひとつの道具として使ってたっていうのは正直あって。プレイヤーではない僕が指示出すっていう所で、プレイヤーじゃないのに分かるのかよっていうのは、僕がプレイヤーだったら思うので。そういった意味では何かやっておいた方がいいなと思っていたので、プレイヤーとしての経験が出来たのはよかったです。一方で作戦とかの面に関しては、試合中とかの指示に関しては、ちょっとは活きたかなと思ってて、相手の打ち方とかで打ってくるところが前より分かったっていうのが一番大きくて、守備位置の指示だったりでは活きてきましたね。球出しで面白い打ち方ができるようになったのも収穫ですね(笑)

 

――「家族のようなチーム」という目標を掲げていましたが、現在のチーム状況は?

 濱本 「家族のようなチーム」っていうのは出来てるんじゃないのかなって思うよね。

永田 そうだね。関係性というか。下級生でも上級生に対して言いたいことが言えるし、そういう意味で人間関係の面で家族のようなチームっていうのはいい感じだと思う。どう主将的には?(笑)

小出 主将的にもそう思うね(笑)。あと90日ぐらいで自分たちが引退するってなかで、高校まではカウントダウンは早く終わりたかったんですけど、大学のカウントダウンは日に日に寂しくなるなって感じてて。

濱本 それは俺も一緒だわ。早く引退できるじゃなくて、あと何日でみんなとバレーボールできるのが終わっちゃうっていう。

小出 後輩たちがどう思っているかは分からないですけど、あと3か月くらいってなかで自主練とかも残ってやってますし、できるだけ同じ時間を共有したいって思いが強いのかなと思います。

永田 最近、体育館にいる時間長くなってるよね。明らかに。

濱本 コロナじゃなかったら、もっとみんなでご飯行ったりしてたと思う。それができない分、体育館にいるしかないっていう(笑)。

永田 僕らの代だけが残ってるんじゃなくて、ありがたいことに後輩も一緒になってサーブ打ってくれたり、スパイク打ってくれたり、嫌々付き合ってくれてる部分もあると思うんですけど、一緒に残っている後輩がいるってことは先輩としてはすごく嬉しいなって思いますし、それがもし今後、来年以降もプラスになってくれればいいなと思います。

濱本 残り3か月と少ないので、自分たちの出来る部分は全うするのは当たり前なんですけど、最近は何か少しでも後輩に、来年の代にいい影響を与えられるようなものを残せればなと思って行動してますね。

 

――チームとしての目標、個人としての目標

永田 チームとしては秋リーグで1部にしっかり上げて、後輩たちが来年の春から1部で出来る環境を整えてあげたいなっていうのと。全カレもどうなるか分からないんですけど、もしあるのであれば、僕は1部をしっかり何校も倒していって、最後メダルでも貰って終わりたいなと思っていて。もちろん日本一っていうのはそうなんですけど、この4年間何かをもらった記憶がないので、大学バレー1つぐらい形になるものを貰って終わりたいなと思っています。そのために一戦一戦やりたいなっていうのがチームとしての目標です。個人としては、秋リーグどうなるか分からないですが、もし個人賞みたいなものがあるのであれば、リベロ賞とサーブレシーブ賞の二つは取ろうと思っています。チームが勝つっていうのは一番大事なんですけど、一番強いチームに一番いいリベロがいるなって言ってもらえるように練習したいなと思ってます。

濱本 言ってみてぇー。そんなこと(笑)。

濱本 秋リーグでの目標は、やっぱり1部昇格です。僕たちは昇格しても1部でバレーできることはないんですけど、後輩たちには1部でバレーしてもらって。慶應バレー部が1部でバレーし続けるべきだと僕は思っているので、その礎になってくれればと思っています。

小出 言葉選びがかっこいいな(笑)。

永田 今のいいな。

濱本 だろ(笑)。

濱本 全カレは先の話なので、まず出場できるか分からないので、そのために秋リーグで1位になるっていうのは勿論で。全カレ出場した際には、やっぱり日本一を決める大会なので、日本一を狙いたい所なんですけど、日本一ってなると目標が遠すぎて、チームとして、モチベーション喪失につながる可能性もあるので、1部をジャイアントキリングし続けて、あわよくばメダルを貰って。大学バレー最後有終の美を、このチームと、この同期で飾りたいなと思います。

個人としては、チームが勝つことがアナリストとして報われることだと思うので、チームが勝つのは最低条件としつつ、色んな選手を起用してもらって、さらに色んな選手が活躍して、秋リーグが終わった段階で、全員が成長できたなと思えるようなバレーボールをできるように、サポートできればなと思ってます。あと今アナリストの後輩が3名いるので、今でも十分優秀なんですけど、来年以降任せられるように残せるものは残したいなと思います。

小出 チームの目標は2人が言ってくれた通りですね。2部にいるのではなくて、後輩たちには1部でプレーして欲しいです。正直1部のバレーはレベルが高いので、高校生でどれだけ頑張ってやっていても、味わえないような質の高いバレーをするので、そういった所で揉まれたらチームとしても成長していけると思うので、そういう舞台で戦ってほしいので、1部昇格が目標です。全カレは日本一が目標ですね。今年のチームは、僕としては今までのなかでも一番好きなチームなので、できるだけそのチームで戦いたいなっていう思いが強くて、一番長く戦えるのは決勝まで行くことだと思うので、あわよくば決勝も勝って、金色のメダルもらいたいです。

個人としては、みんなにこのチームでよかったって思ってもらえるチームにすることが目標です。僕自身はこのチームでよかったって思ってるんですけど、でもチームメイトのなかでは、試合で結果を残すことであったり、1部に上がることもそうですけど、そういったことを目標としている人もいると思いますし、家族のようなチームっていうのも大事なんですけど、それ以上にスポーツをやる意義として、試合に勝つことが大事だと思うので。勝った時の喜びをみんなで共有できたら一番それが幸せな瞬間だと思うので。だからこそ思い入れのあるチームで大事な試合を勝って、その喜びを共有してきたいですし、そういったチームになることが個人の目標です。

 

――最後に意気込みをお願いします。

濱本 じゃあ将吾からで。短めに。

小出 頑張るぞーとかでもいいよ(笑)。

永田 これ難しいな。

濱本 パッと行けよ(笑)。

永田 じゃあ日本一とります!

小出濱本 え、つまんな(笑)。

永田 そういうやつじゃないの(笑)。

濱本 じゃあ僕から短めに(笑)。このチームは良いチームだと僕ら全員は分かってるんですけど、それをもっと記録に残る必要があると思うので。記録にも記憶にも残せるように慶應のバレーっていうのを展開したいと思います。

永田 ずるいずるい。そんなに喋っていいの。(笑)

小出 意気込みは「今ここ、自分」ですね。やるべきことは常に今やると思うので、その一瞬一瞬を100%で生きることが秋リーグの昇格とかに繋がると思うので、将来のことを言ってもしょうがないので、今この瞬間からみんなで頑張っていきたいと思います。

 

――ありがとうございました!

(取材:持丸嘉昭 岩切晴菜)

※写真は慶應義塾体育会バレー部より提供していただきました。

◇プロフィール◇

 

小出捺暉(こいで・なつき)

1999年4月6日生まれ/環境情報学部4年/駿台学園高出身/身長184センチ/OH

永田将吾(ながた・しょうご)

1999年4月16日生まれ/総合政策学部4年/高松高出身/身長166センチ/Li

濱本健人(はまもと・けんと)

2000年2月26日生まれ/商学部4年/慶應義塾高出身/身長180センチ/アナリスト

 

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