前節から2週間の間を置き行われた1次リーグ最終戦。これまで全敗で何としても勝利がほしい慶大は最後まで1部の壁にぶつかってしまった。強豪中大にフルセットまでもちこみ、惜しくもセットカウント2-3で敗れてしまったが、次の試合が楽しみな展開となった。
5月8日(土) 春季関東大学男子1部バレーボールリーグ 慶大-中大 @慶應義塾大学蝮谷体育館
得点 | ||||
慶大 | セット | 中大 | ||
2 | 21 | 1 | 25 | 3 |
25 | 2 | 23 | ||
25 | 3 | 21 | ||
23 | 4 | 25 | ||
15 | 5 | 17 |
しかし第4セット、慶大は序盤思い通りの試合運びができず、常に中大にリードされる状態が続く。途中8連続ポイントで点差をひっくり返すものの、得点となるものが決められず、再び逆転されてしまう。わずか2点差を埋められず25-23で惜しくもセットを取られ最終セットにもつれこんだ。第5セットはお互いスパイクやクイックが順調に決まり、常時点差は広がらずデュースとなった。先に1点をリードした慶大だったが、最後の攻めていったサーブがアウトとなり、その後立て続けに2点を取られセットカウント2-3で慶大は初勝利をかざることができなかった。
途中相手エースの怪我があったがベストメンバーの中大に5セットまで互角の戦いができ、積極的な攻撃と最後までの粘りで慶大が勝ってもおかしくない良い試合内容であった。「中出はいい仕事をしてくれた」(宗雲監督)というように、選手1人1人が自分の仕事をこなすことで勝利に近い試合ができた。「1勝すればチームは変わると思う」(小池主将)と今1勝に飢えている慶大が今後どのような勝利を見せてくれるのか楽しみである。
By Kei Shigihara
コメント宗雲監督
(今日の試合を振り返って)良い内容、良い出来だった。(第2セットから中出選手の投入は)まずはサーブレシーブを落ち着かせるという意味をこめて入れた。攻撃面ではどうしても落ちてしまうが、守備は良いので、まずは守備をしっかりやろうということ。いい働きをしてくれた。(今後は)課題はいっぱいあるのでまずは修正できる点をしっかり見極めることからだと思う。
小池主将
(今日の試合を振り返って)自分たちの力は出し切れたゲームだったがやはり最後は勝ち切りたかった。(練習では)ブロックの組織力を上げることを中心にやってきた。速攻もセンター二人と勝負どころで使えるように、自身を持って打てるように練習してきたが今回はそれが上手くいった。(今後は)勝ちきれないでいるので、勝負どころで1点を取る力をつけなければならないと思う。それは試合を通して身につけるしかない。(残り試合に向けて)あと3試合だが課題も見えてきて、またチームとして手ごたえも感じてきている。1勝すればチームは変わると思う。
間宮
(今日の接戦を振り返って)決めたいところで決められず、成長したいところが見つかった試合だった。(今日は一次リーグ最後の試合だったが何か意気込みは)全敗は嫌だったから、絶対勝つぞという気持ちで挑んだ。(5セット目慶大最後のサーバーでしたが)監督から攻めろという指示があったので、思いっきりせめたらミスってしまった。(次の試合に向けて)次は多分日体で、相手は強く苦手意識があるが自分たちの試合ができるようにしていきたい。
中出
(初めてセットの頭から出場して)最初はとても緊張した。(試合中先輩などから何かアドバイスは)小池さんがいつもタイムアウト後に「リラックスしていけよ」と声をかけてくれた。(最後に試合を振り返って)楽しかった。
村上
(今日の試合を振り返って)勝てそうな試合だったのに、競ったあげく負けてしまい申し訳ない。1部の壁はきついなと実感した。(今日の試合への意気込みは)何としても勝ちたかった(中央大は強いチームでしたが)試合前の練習試合では勝てなかったが、今日は競った試合にできてよかった。(次の試合に向けて)とりあえず1勝できるようにしたい。法政に勝ちたい。
慶大出場選手
レフト 間宮 秀太(政2)
レフト 岡田 拓巳(商1)
ライト 山本 悠登(環2)
センター 村上 拓也(法2)
センター 星谷 健太朗(理1)
セッター 小池 聡司(環4)
リベロ 川村 昌平(環2)
途中出場 瀬辺 峰聖(環3)
蜂須賀大輔(環3)
小林 隆佑(政2)
中出 祥平(環2)
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