【バレーボール(女子)】「強い仲間のおかげで」期待の2年生が躍動 課題残すも開幕2連勝で好発進/春季関東大学女子4部バレーボールリーグ戦 第2日 vs 上智大

バレー戦評

※サムネイル提供:塾バレー部

初戦をストレート勝利で飾り、完全優勝・3部昇格へ上々の滑り出しをみせた慶大は、上智大との第2戦に臨んだ。1敗も許されないという覚悟を胸に、チームは気迫あふれるプレーを見せた。第1セットは序盤、ミスが重なり相手にリードを許すも、エース・西村美葵(商4・慶應女子)の一打を皮切りに主導権を握る。伊藤里実(理2・都立戸山)の活躍も光って、25-16でセットを制した。続く第2セット、持ち前の攻撃力が光り、終始相手をリード。伊藤のスパイクが要所で決まり、相手のブロックを翻弄した。さらにサーブでもプレッシャーをかけ、相手に流れを渡さず、25-15でセットを奪取。開幕2連勝を飾った。


 

2025年4月19日(土)

春季関東大学女子4部バレーボールリーグ戦 @埼玉大学

第2戦 慶大×上智大

 

得点

 

 

慶大

セット

上智大

25

16

25

15

 

出場選手

 

 

ポジション   

背番号

名前(学部学年・出身校)

S

倉員未羽(商4・慶應女子)

OH

西村美葵(商4・慶應女子)

MB

大山若葉(経2・慶應女子)

OP

伊藤里実(理2・都立戸山)

OH

中村日南(看4・慶應湘南)

MB

北村日向子(法3・法政第二)

L

11

小栁ここ(看2・慶應女子)

途中出場

 

 

OH

10

久保田幸来(法2・慶應湘南)

L

渡辺凜(文3・中央中等)

 

 チームの課題として意識されていた第1セットの立ち上がり。この試合でも慶大のミスが続き、相手に4点のリードを許す展開に。嫌な流れを断ち切ったのは、エース・西村美葵(商4・慶應女子)の一打だった。力強いスパイクが相手レシーブを打ち破り、チームに流れを引き寄せる。司令塔・倉員未羽(商4・慶應女子)の相手コートを見極めたツーアタックも決まり、勢いそのまま慶大は5連続得点。12-9と点差をつける。ゲーム後半、活躍を見せたのは伊藤里実(理2・都立戸山)。高さを活かした鋭いスパイクで得点を重ねるだけでなく、セッター経験を活かしたトスや守備も光る。終盤にはリベロ不在の中、MB・大山若葉(経2・慶應女子)の決死のレシーブを4年生が繋ぎ、この試合1番のロングラリーを展開。中村日南(看4・慶應湘南)の豪快なスパイクも炸裂し、24-16。最後は、第1戦に続き安定感を見せるMB・北村日向子(法3・法政第二)のブロックが決まる。25-16と大きく逆転し、セットを先取した。

活躍を見せたOP・伊藤(第88回早慶戦)

 第2セットは序盤から4連続得点。S・倉員未羽のサーブで相手を崩し、OH・西村美葵が鋭く決める。第1セットに引き続き、OP・伊藤里実のスパイクも止まらず、慶大は主導権を譲らない。MB・北村日向子と倉員の息の合ったクイックで相手を惑わし、着々と点数を重ねる。セット終盤には、渡辺凜(文3・中央中等)がセッターとしてコートに入り、司令塔・倉員は攻撃に転じる。最後は倉員がスパイクを決めて25-15。第1戦に続き、ストレート勝利を飾った。

 第1セット立ち上がりの流れを課題として残すも、開幕2連勝。2週間後の第3戦に向けて意義のある、大切な1勝となった。

 

(取材:村田理咲)

 

▼以下、コメント

#1 S・倉員未羽(商4・慶應女子)

――今日の試合を振り返って

先週も課題だった出だしのところが本当に弱くて、1本目が上がらないから2本目、3本目に繋がっていかなくて劣勢で始まったのが反省点だと思います。今後、特に2週間後の試合に向けて、出だしの弱さを詰めていければいいなと思っています。2セット目はMBの攻撃もしっかりあってきたし、1本目が安定してからライトにトスを持っていけるようになって、ライトからも攻撃もできたのが良かったかなと思います。

 

――次の試合に向けて

次の試合は戦ったことのない相手で、どんなプレースタイルかもわからない中で戦うからこそ、序盤を意識して戦うことと、自分たちがやりたいバレーとして、コンビを展開していけるように1本目を安定させていきたいです。今日の反省点をしっかり改善して望めればいいかなと思います。

 

#7 OP・伊藤里実(理2・都立戸山)

――今日の試合を振り返って

最初はごたついてしまって相手に流れをもっていかれそうになったけど、中盤からコンビとか、攻撃中心に自分たちのプレーとチームワークができてきたので良かったです。

 

――リーグを通してどんな選手になりたいか

先輩たちが思い切り打てるように、自分はミスはせず堅実に攻めてチームに貢献したいと思います。2年生として、頼れる先輩のうしろを支えながら、先輩としても頼られるようにしたいです。プレーでもつなぎ役として、自分の役割を全うします。

 

――大学バレーで成長したこと

自分ではあまり実感がないけど、レシーバーから「球速が速くて、重いボールになっている」と言ってもらいました。スパイクの打点が高くなったので、成長したのかなと思います。大学の体育会は、両エースを筆頭に仲間が強いので、おかげで安心して、思い切り打てています。

 

――次の試合に向けて

次は出だしからミスなく、強く打ち込めるように頑張ります!

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