慶大の体育会を深掘りしていく新企画、「What is ○○部?」。第22回となる今回はボクシング部!破格の早慶戦9連覇中の慶大ボクシング部。記念すべき創部100周年を迎える2025年シーズンでの早慶戦10連勝に向けて日々練習に励んでいる。今回ケイスポでは副将の酒井亮太(商3・慶應湘南藤沢)にボクシング部の魅力や昨年の振り返りなどを伺った。
ーーボクシングを始めたきっかけ
昔格闘技やってたっていうのと、ボクシング部は経験者じゃなくても、初心者でも気軽に入りやすい部活だったっていうのがきっかけですね。
ーー昔やっていたスポーツは
格闘技は小学生まで空手をやっていて、中学はバスケ、高校は野球とか色んな球技をやってました。

初心者でも始めやすいのがボクシングの魅力だ
ーー副将になった経緯
自分はまだ2年の時から試合に出させていただいてて、いろんな人とコミュケーションを取る機会が多かったので。ボクシング部は結構部員主体で考える機会が多いので、そういった場面で円滑にコミュケーションを取れる人ということで選ばれたんだと勝手に思ってます(笑)。

副将としての役目を果たす
ーー2024年シーズンを振り返って
楽しかったことはめちゃくちゃあって。慶大ボクシング部は2部リーグに所属していて、大学からボクシングを始めた人は1部2部の世界にはほとんどいなくて、そういう環境の中で初心者の多い自分たちがどうやって残っていくか、どうやって経験者相手に勝っていくかっていうのを常日頃から考えていて。そういった環境下の中で2部リーグで戦い抜けたってことはいい経験だったなと思いますね。あとは昨年の早慶戦ではボクシング部史上初の9連覇を成し遂げて、重圧もあったなかで、しっかりと連覇を成し遂げたことは、プレッシャーもあっただけに嬉しかったですね。

昨年は9連覇を成し遂げた
ーー逆に辛かった出来事は
大学から始めた人が多かったので、普通に練習するだけでは経験者相手には勝てないので。練習の量とか質とかをしっかり考えて、普段からやってたんですけど、その過程はめちゃくちゃ辛かったですね。もちろん辛い先にさっき述べたような喜びはあったんですけど、それに辿りつくまでのところっていうのはやっぱり大変なものがありましたね。

その過程に苦しさもあった
ーー個人的な今年度への意気込み
昨年はリーグ戦で勝った試合もあったけど、負けた試合もあったので、個人的な目標としてはリーグ戦では全勝して、リーグ戦以外の試合でもしっかりと結果を残したいと思います。
ーー今年度の注目選手
期待の若手っていう思いも込めて土井政武(商1・慶應)で。ボクシング部は慶應義塾高のボクシング部とも一緒に練習してるんですけど、そういった信頼関係があるなかで、大学でもボクシングを続けてくれる選手で、めちゃくちゃ強いので、注目して欲しいですね。

ぜひボクシング部へ!
ーーボクシング部への入部を考えてる人に一言!
殴り合いって聞くと、怖い思いが強いと思うんですけど、ボクシング部は初心者でも全然大丈夫ですし、見た目も怖い人も多いですけど、本当は優しい人ばっかりなので、一緒にアツい大学生活を送りましょう!
(取材:塩田隆貴)