【ソッカー(男子)】オノノジュの半端ない4得点で快勝も 得失点差でグループリーグ敗退/第9回全日本大学サッカー新人戦グループA第3節 VS関西大学

ソッカー男子

グループリーグ突破に向けて、もう負けは許されない慶大は試合開始早々に、オノノジュ慶吏(政1・前橋育英)のシュートで先制点を奪う。さらに32分、山本凉(法1・桐蔭学園)からパスを受けたオノノジュがドリブルで切り裂き、追加点を奪う。40分には失点を許すも、72分には霜田晟那(理1・都立八王子東/FC町田ゼルビアユース)のパスに無理やり追いついたオノノジュが3点目を奪い、ハットトリックを達成。このまま終わるかと思った慶大だったが、途中交代の洪潤紀(政2・國學院久我山)と村瀬悠馬(商1・國學院久我山)の久我山コンビでチャンスを生み出すと、最後はやっぱりオノノジュが決め切り4点目。怒涛の4得点で快勝した慶大だったが、得失点差の関係でグループリーグ敗退が確定。目標とする「全国制覇」への道はあと少しというところで断たれてしまった。

 

2025/11/27(木)9:30キックオフ@清瀬内山運動公園サッカー場C面

 

【スコア】

慶應義塾大学4ー1関西大学

 

【得点者】

2分 慶大 オノノジュ慶吏

32分 慶大 オノノジュ慶吏(山本凉)

40分 関西大 上原周(近藤侑璃)

72分 慶大 オノノジュ慶吏(霜田晟那)

88分 慶大 オノノジュ慶吏

 

【慶大出場選手】

ポジション

背番号 選手名(学部学年・出身高校)

GK

12 村松桂匠(理2・清水東)

DF

2 霜田晟那(理1・都立八王子東/FC町田ゼルビアユース)

 

4 秋元心太(法2・駒大高)

 

17 馬場翔大(商2・國學院久我山)

 

29 梅原陽介(法2・國學院久我山)

MF

6 小野翔大(経2・慶應)

 

7 山本凉(法1・桐蔭学園)

 

→86分 8 洪潤紀(政2・國學院久我山)

 

10 三浦大其 (経2・慶應)

 

14 鈴木義仁(政2・帝京長岡)

 

→64分 26 村瀬悠馬(商1・國學院久我山)

 

22 梅野真生(総2・成蹊高/横河武蔵野FC U-18)

 

→77分 19 池田太久人(商1・都立町田/ FC町田ゼルビアユース

FW

9 オノノジュ慶吏(政1・前橋育英)

  

決勝ラウンド進出に向けて、負けは許されない慶大は、序盤から勢いよく攻撃を仕掛ける。2分、ゲームキャプテンを務める 三浦大其(経2・慶應)が得意のドリブルで抜け出すと、左サイドにいたオノノジュ慶吏(政1・前橋育英)へとボールを送る。ボールを受けたオノノジュは左サイドから突き刺すようなシュートを放ち、先制。得意の形でゴールを奪った。

オノノジュが先制点を奪う

11分には梅野真生(総2・成蹊/横河武蔵野FC U–18)が、20分には山本凉(法1・桐蔭学園)がシュートを放つも、なかなかゴール枠内にボールがおさまらない。23分には中央の小野翔大(経2・慶應)からサイドの三浦大へボールを送ると、三浦大はドリブルでゴール付近へ切り込む。ペナルティエリア内でシュートを放つも、惜しくもGK正面で追加点とはならなかった。

この日もゲームキャプテンを務めた小野

32分、山本からボールを受け取ったオノノジュが、フィジカルを活かしたドリブルで、自らゴール付近まで運ぶと、きっちりゴールに叩き込み、追加点。前半だけで2得点とさすがの活躍を見せた。しかし、40分、ピンチの場面で相手からボールを奪えず、失点。2ー1で前半を折り返す。

スタメン出場の村松

続く後半、53分、57分と立て続けにFKのチャンスで、三浦大が直接ゴールを狙うも、どちらも相手GKの好セーブで追加点にはつながらない。62分には村瀬悠馬(商1・國學院久我山)を投入し、攻撃の活性化を図る。しかし、66分、69分とピンチが続く。秋元心太(法2・駒大高)を中心に防ぐも、苦しい時間が続いた。

好プレーを魅せた秋元

72分、霜田晟那(理1・都立八王子東/FC町田ゼルビアユース)がオノノジュへスルーパスを送るも、パスが長すぎず繋がらない、かと思われたが、意地の走りで追いついたオノノジュが相手GKとの1:1を冷静に制し、3-1。オノノジュのハットトリックで関大を突き放した。85分、逆に相手FWと1:1のピンチを作り出してしまうも、ここはGK・村松桂匠(理2・清水東)が防ぎ切り、リードを守り抜く。

オノノジュのハットトリックで突き放す

88分、途中交代の洪潤紀(政2・國學院久我山)と村瀬の美しいワンツーでチャンスを作り出すと、ゴール前でごたついたところをオノノジュが押し込み4点目。プレミアEAST得点王・オノノジュの4得点で完全に突き放した慶大は4-1で見事勝利。攻撃的なサッカーの真髄を見せつけた。

洪の見事なワンツーでチャンスメイク

このままいけばグループリーグ突破かと思われた慶大だったが、得失点差の関係で準決勝進出を逃した。先日のプレーオフに続き、1点に、1勝に泣く結果となった慶大。来年こそは「全国制覇」を部員全員で成し遂げたい。

オノノジュの4得点も、準決勝進出はならなかった

取材:塩田隆貴)

【選手インタビュー】

◇オノノジュ慶吏(法1・前橋育英)

ーー負けられないという状況の中でどのような気持ちで試合に臨んだか

勝つことだけを考えていました。

ーー今日は調子が良かった?

別に調子が良かったとかではなかったんですけど、最初の方に大其くん(=三浦大)がパス出してくれて、点を決められたというのが、今日のプレーを左右したんじゃないかと思います。

ーー4得点を決めたが

ほぼごっつあんみたいなもんなんですけど、嬉しいです(笑)。

ーー次節以降の意気込み

とりあえず高知大を応援して、グループリーグを突破するのはもちろんのこと、ここを突破すればベスト4から始まるというところで、もう「全国制覇」という目標に対して、そこまで迫ってきてるというなかで、もう一ついい準備をして、試合に臨みたいと思います。

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