【バレーボール】悲願の1部復帰!選手インタビュー特集/春季関東大学男子バレーボールリーグ戦振り返り

バレー企画

 5月23日に閉幕した春季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦。「しぶといバレー」を体現し続けた慶大は、最終順位2位で4季ぶりとなる悲願の1部復帰を掴み取った。閉会式では個人賞の表彰も行われ、慶大からは、大黒柱として攻守の両面でチームを支えた主将のOH・山口快人(経4・慶應)が敢闘選手賞を受賞。また、司令塔として攻撃を組み立てたS・松田悠冬(商2・慶應)はセッター賞に輝いた。さらに、守備の要として安定したプレーを見せ続けたL・今田匠海(政3・慶應)はサーブレシーブ賞とリベロ賞のダブル受賞を達成。個々の活躍も高く評価され、1部復帰を果たした慶大の躍進を象徴する結果となった。

 今回は試合直後、スターティングメンバーの選手たちにインタビューを実施し、1部復帰を果たした今の率直な思いを伺った。

〈春季関東大学男子バレーボールリーグ戦最終結果〉

第1位

専修大学

9勝2敗(セット率 2.818)

第2位

慶應義塾大学

9勝2敗(セット率 2.308)

第3位

立教大学

8勝3敗

第4位

中央学院大学

7勝4敗(セット率 1.625)

第5位

国際武道大学

7勝4敗(セット率 1.130)

第6位

大東文化大学

6勝5敗(セット率 1.222)

第7位

山梨学院大学

6勝5敗(セット率 1.000)

第8位

明治学院大学

4勝7敗(セット率 0.826)

第9位

立正大学

4勝7敗(セット率 0.609)

第10位

山梨大学

4勝7敗(セット率 0.583)

第11位

亜細亜大学

2勝9敗(セット率 0.433)

第12位

平成国際大学

0勝11敗

〈個人賞〉

敢闘選手賞

OH・山口快人(経4・慶應)

セッター賞

S・松田悠冬(商2・慶應)

サーブレシーブ賞

L・今田匠海(政3・慶應)

リベロ賞

L・今田匠海(政3・慶應)

主将/OH・山口快人(経4・慶應)選手

ーー今日の試合を振り返って

去年の秋も負けているし、自分たちが苦手なタイプかなと思っていたので。難しい試合になると予想はしていたのですが、なんとか勝ち切ることができてよかったです。

ーー春リーグ全体を振り返って

春リーグ全体を振り返ってみて、本当にチーム全体が良い方向にいったのかなと思っています。今年のチームスタイル的に、みんなで話し合って、振り返りの場を設けて練習メニューや試合前アップだったり、試合中のメンタルの保ち方についてみんなでブラッシュアップできたっていうのが1部昇格に繋がった要因かなと思います。

ーー主将としてリーグ中に成長できたと思うところは

自分のプレーだけっていうのではなくて、試合中にチームに声をかけたりとか、振り返りの場を設けてみんなに思いを伝えたりだとかに意識を向けていました。

ーー1部復帰について率直な感想

まずはめちゃくちゃ嬉しいです。自分たちが1年生の春秋、と2年生春だけ1部でやっていて、自分がセッターの時に落ちてしまったのでとても責任感を感じていて。自分の代でもう一度1部に戻ることができて嬉しいです。

ーーこれから1部で戦うにあたり

後半を通して良くなっていったっていうのはあるんですけど、やっぱりまだチームとして試合の出来の幅があるのかなと思うので。もっともっと精度をあげなくちゃいけないなと思います。あとは個々人の技術とスキルもまだ1部に足りていないと思うので。これから夏に向けて成長していきたいなと思います。

副将/OH・野口真幸(商4・慶應)選手

ーー1部復帰について率直な感想

とにかく、まずは嬉しいという一言に尽きます。自分が1年生の時は1部リーグにいましたが、2・3年では2部リーグで悔しい思いをしてきました。そのなかで自らの代で1部リーグ復帰を果たしたことが「今までやってきたことに意味があったのだ」と改めて実感できる経験となりました。

ーー今日の試合を振り返って

チームとして相手(山梨大)は苦手なタイプだったので、練習でもしっかり対策をして臨みました。今まで準備してきたことをこの大一番で発揮できたことがよかったです。

ーー春リーグ全体を振り返って

序盤は控え選手としてチームの状況が悪い時に途中出場し、チームを勝たせる役割を担っていました。しかし、中盤以降はスタメンとしての出場機会が増えて「交代選手とスタメンでの試合への入り方の違い」に直面しましたが、そのなかで自分をコントロールできたことが良いパフォーマンスを引き出せる要因となりました。この経験を秋リーグでも引き続き生かしていきたいです。

ーー自分のチーム内での役割は

声かけなどからとにかく「バレーボールを楽しむ」という気持ちを自分から出していくことで、周りにもその雰囲気を伝染させ、チームを引っ張ることが自分の役割だと感じています。

MB・稲井正太郎(法3・慶應)選手

ーー今日の試合を振り返って

今回入れ替え戦がなくなって、今日の試合が実質入れ替え戦みたいな感じで。勝ったら昇格だし、負けたら残留っていうので。この1週間全員で緊張感持って練習してきて。正直、大東文化大や専修大に比べたら戦いやすいとは思っていたのですが、それでも、全員気を抜かずに戦って無事結果もついてきたので。とても嬉しいです。

ーー春リーグ全体を振り返って

僕的には、あまり満足いく結果ではなくて。練習はもちろんたくさんしてきたんですけれども、松田とコンビが合わなかったり。去年は賞とかも頂いたのに、自分が結果をだせなくて、やりにくい期間ではあったなと思います。

ーーご自身の強みは

1人時間差とマイナステンポを使い分けられるところかなと。慶大はミドルが軸だから、すごくコミットしてくることが多くて。そのやりにくい中で、1人時間差で相手を釣って、その中で相手がリードブロックになったときに、マイナステンポでブロックの上から打つっていう。その使い分けは、1部でも通用すると思います。

ーー1部復帰について率直な感想

1部は圧倒的にレベルも違いますけど、中学や高校の時の友達も多く在籍しているので。久しぶりにそういう仲間とプレーできるのは素直に楽しみです。課題としては、高さもパワーも桁違いなので。レシーブもブロックもサーブも全部強化しないといけないと思います。

L・今田匠海(政3・慶應)選手

ーー1部復帰について率直な感想

僕が1年生の春リーグの時に、1部から降格してしまって。そこからずっと1部復帰を目指して頑張ってきましたが、なかなか結果に結びつかなくて。それがやっと結果に結びついて本当に嬉しいです。

ーー今日の試合を振り返って

個人としては、体の調子は良かったんですけれども、1部復帰がかかっているというところで緊張してしまって。そこをもう少し、いつもと同じようにプレーできていたらもっと良い結果がついてきたかなと思います。それでもチームとしては勝ちきることができましたし、相手に対する対策もしっかりはまっていたので。そこは成長だったのかなと思います。

ーー春リーグ全体を振り返って

今年の代が始まってからずっと「しぶといバレー」を体現しようと、チームで練習やマインドセットの部分から取り組んできました。フェイントやブロックで飛ばしてくるチームに対して、最後まで足だして、繋いで、繋いで勝つことができたので。このリーグは次の1部のリーグにつながる良いリーグだったのかなと思います。

ーーチーム内での役割は

自分はスパイクを打ったり、ジャンプしたりしないポジションなので、体力面では余裕のある方なので。みんながきつい時に自分が声をだして、良い雰囲気を絶やさないっていうのが自分の役割かなと思っています。

ーー自分の強みは

どんな時でも、笑顔でバレーボールを楽しめるところ。そこからくる、プレーの安定性だったりも自分の強みだと思います。技術的には、レセプションがプレーのなかでも武器だと思います。

S・松田悠冬(商2・慶應)選手

ーー1部復帰を決めましたが、率直な気持ちをお聞かせください

目標としていたところにいけたので、そこは素直に嬉しく思います。

ーー今日の試合を振り返って

個人としては、自分のプレーがあまり上手くいかなくて。他の選手がやるべき内容をしっかりとやっていたのにも関わらず、自分がそこに答えることができなくて。自分がチームをコントロールできなかったことは悔しく思います。結果的には勝つことができたので、それは良かったなと思います。

ーー春リーグ全体を振り返って

個人としては、昨年あまり勝てず、上手くいかない時間が長くて。その反省で今季はチームのスタイルも変わったこともあって、色々なことにトライしたり、変えていったりしました。大変なことも色々ありましたが、結果としてこのように勝ち続けられたので。変える勇気や、自分の信念を持ってやってきて良かったなと思います。チームとしては、初戦で国際武道大に負けてしまって、勝てるビジョンがチームが始まったときから正直なくなってしまって。それでも、あの負けから約2ヶ月間、チームの全員が各々やるべきことを明確化して、真剣に取り組むことができたので。それが、チームが1つ成長した証拠かなと思います。

ーーチームの中で自分の役割は

一番簡単に言ってしまえば、自分のトスで、チームをコントロールすること。それにプラスして、声かけや、ボールを触らないところでのリーダーシップだったり、ゲームメイク能力などが必要だと思っていて。そこにさらに、自分の強みを出すというところが自分の求められている仕事かなと思います。

ーーご自身の強みは

日本の中でもセッターとしては身長が高い方なので、高いところからのセットアップだったり、サーブ、ブロックだったり大きい選手ができるプレーが自分の武器だと感じています。

ーーリーグ戦中には練習生として日本代表合宿に参加されました

慶大にはもちろん良い選手が揃っているんですけれども。合宿ではよりレベルの高い選手たちと一緒にプレーすることができる環境が本当に楽しかったですし、当たり前の環境ではないと思うので。大切な時間だなと思いながら参加させていただきました。

OH・中村玲央(総2・福大附大濠)選手

ーー1部復帰について率直な感想

秋からより高いレベルでプレーできることがまず楽しみです。レベルの高い相手に対しても自分の強みである高さを生かしたプレーをして活躍していきたいです。

ーー今日の試合を振り返って

(Aコート)第1試合で立教大が勝ったことで試合への緊張感が一気に高まり、チーム内に焦りが見えました。しかし、4年生がその雰囲気を立て直してくれ、自分たちのバレーが実践できたことで試合に勝つことができました。

ーー春リーグ全体を振り返って

自分自身が大きく成長できるきっかけとなるリーグになったのでよかったです。

ーー自分のチーム内での役割は

ポイントゲッターとして試合では点を決めることが一番の仕事ですが、調子の悪い時は守備からチームを盛り上げ、勝利に貢献する役割だと思います。

MB・中島昊(経2・慶應)選手

ーー1部復帰について率直な感想

2部リーグよりも高いレベルでの試合で簡単には勝てないと思いますが、すごくワクワクしています。そこで勝つことを目指しているのでこれからさらに頑張ります。

ーー今日の試合を振り返って

去年の秋リーグで負けているので、リベンジをするつもりでチャレンジャー精神を持って臨みました。結果として戦略も上手くはまって良い内容のゲームができたと感じています。

ーー春リーグ全体を振り返って

黒星スタートで難しいなと感じる場面が多々ありましたが、専修大戦など春リーグ通して自分たちが体現しようとしてきたしぶとさが少しずつ実ってきていて、とても価値のあるリーグ戦だったと思います。

ーー自分のチーム内での役割は

 1番大きいのは攻撃を決めることだと思っていて、特にサイドアウトを切ることが役目だと考えています。また戦略以外だと下級生ですが、上級生にも率直に意見を言える雰囲気が作られているので、コートにいない半分の時間で気づいたことやベンチからの情報を伝えることも大事にしています。

(取材:松永一真、根本佳奈、梅木陽咲)

【第90回早慶バレーボール定期戦】2026年6月7日(日)@早稲田大学戸山キャンパス 早稲田アリーナ
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