昨年約半世紀ぶりに早慶戦勝利を果たした慶大重量挙部。ここまでの通算成績は早大64勝、慶大3勝と大きく負け越しているものの、初の早慶戦連覇を目指し、宿敵ワセダをホーム・日吉で迎え撃つ。71㌔級C&Jでは福本和紀(法2・慶應志木)が相手をわずかに上回るで形で成功、79㌔級C&Jでは山田智也(法3・慶應)が自己ベストを更新する活躍をおさめ、相手を上回るなど接戦をものにした慶大は107-82の大差で優勝。史上初の早慶戦連覇を成し遂げた。
2026年9月13日(日)@日吉記念館地下1階
第63回早慶ウエイトリフティング定期戦
慶應義塾大学 | 早稲田大学 | |
前半 | 52 | 29 |
後半 | 55 | 53 |
合計 | 107 | 82 |
階級 | 氏名 |
60㌔級 | 大尾嘉遙生(経3・攻玉社) |
関直太郎(経3・国分寺) | |
65㌔級 | 小川貴史(経3・慶應) |
荒太志(文3・大崎) | |
71㌔級 | 福本和紀(法2・慶應志木) |
寺田尚生(法3・慶應) | |
オープン枠 | 飯田大貴(経2・慶應) |
金指正汰(経2・慶應志木) |
79㌔級 | 朴信唯(文4・ゴヤン外国語) |
山田智也(法3・慶應) | |
88㌔級 | 宮岡雄大郎(法2・慶應) |
秦隆一郎(経1・慶應) | |
94㌔級 | 阿部才門(経4・慶應志木) |
山本大生(商3・小倉) | |
+94㌔級 | キャッシュマン蹴造プレストン(経3・攻玉社) |
吉持鳳人(経2・北嶺) |
重量挙早慶戦では、各階級における「スナッチ」「C&J(クリーン&ジャーク)」「トータル」の3種目それぞれで1〜4位を決定し、順位に応じた点数(1位4点、2位3点、3位2点、4位1点)の合計で勝敗を競う。なお、出場選手が3人の場合は4位に点数がつかず0点となる。この日は60~71㌔級が前半の部、79~+94㌔級が後半の部という形で行われた。

良い立ち上がりを見せた関
ここまで通算成績は早大64勝、慶大3勝と大きく負け越している慶大。しかし、昨年は1963年以来60大会ぶりとなる早慶戦勝利を果たした。昨年の勢いそのままに、史上初の早慶戦連覇へ。伝統の一戦が幕を開けた。まずは、60~71㌔級のスナッチ。60㌔級、関直太郎(経3・国分寺)は一度失敗するも、二度目で成功をおさめる。大尾嘉遙生(経3・攻玉社)は難ない立ち上がり。71㌔級は早大選手に大きく負け越すという展開となった。

ガッツポーズを見せた飯田
続いて行われた60~71㌔級のC&J(クリーン&ジャーク)。65㌔級では小川貴史(経3・慶應)が見事成功をおさめる。午前の部で勝負を分けたのは71㌔級。早大は高校時代にはインターハイ優勝も果たした松岡甚一郎(スポ1・明石商)が一度成功をおさめたものの、2度目、3度目を続けて失敗。一方慶大は、福本和紀(法2・慶應志木)が一度失敗するも、2度目で成功。スナッチでは敗れたものの、C&Jでは階級内2位となり、得点獲得に貢献した。

福本の成功で相手に差をつける
後半の部は、79㌔級のスナッチからスタート。なかなか思うような結果が出ない慶大だが、+94㌔級のキャッシュマン蹴造プレストン(経3・攻玉社)が一度失敗するも、二度目で成功。吉持鳳人(経2・北嶺)も一度失敗するも、次で成功をおさめるなど、慶大に勢いをつける。

キャッシュマン蹴造プレストン
後半の部で分かれ目となったのは79㌔級のC&J。早大は菅野樹(スポ1・羽黒)が1度は成功するも、3回目で失敗。対する慶大は山田智也(法3・慶應)が個人新記録で成功をおさめ、同階級内C&Jでは山田が2位に上り出る。94㌔級では5月の全日本選手権男子88㌔級でスナッチ、C&J、トータル、全てで大学新記録をマークし、優勝を果たした東楽映(スポ3・海洋)が欠場。同階級では主将の阿部才門(経4・慶應志木)が意地を見せた。

喜ぶ山田
結果は慶大107ー82早大で、慶大が優勝。史上初の早慶戦連覇を成し遂げた。選手層の厚さで早大を圧倒した慶大。今後は東日本インカレや全日本インカレも控える。早慶戦でつけた勢いを今後の大会結果にも活かしたい。

史上初の早慶戦連覇
(取材:塩田隆貴)
【試合後インタビュー】
◇大尾嘉遙生(経3・攻玉社)
ーー今日の試合どういった気持ち臨んだか
早慶戦は自分の仕事はもう決まっていて、相手の選手に勝つっていうのがまず勝利の絶対条件だったんで、それを取るために、日々集中して練習してきました。
ーー今日の試合を振り返って
今日の試合は本当に応援のおかげもあって、最初のスナッチ種目はすごく思い通りに行ったんですけど、ジャークではちょっとあまり思うようにいかなかったので、もう少し強くできるとこを強くしていきたいと思いました。
ーー今後の意込み
今後はインカレが本番だと思っているので、僕たちはこの早慶戦勝利を上手く糧にしてインカレの勝利、1部昇格を目指していきたいと思います。
◇小川貴史(経3・慶應)
ーー今日の試合どういった気持ち臨んだか
今回の試合は慶大史上初の早慶戦2連覇という記録がかかっていたので、今まで先輩たちがつないできたバトンをつないでいって、歴史上初の快挙を成し遂げるという気持ちで、今回は臨みました
ーー今日の試合を振り返って
まずは勝ててほっとしました。実は予想では結構均衡するんじゃないかみたいな試合展開だったので、どこも負けられないという状況の中で、自分の階級でしっかりと記録を取って優勝しなきゃいけないっていうところがあったので、そこをしっかり取れてほっとしてるという気持ちが一番です。
ーー今後の意込み
ウエイトイフティングは自分に強い人がどんどん強くなっていくスポーツなので、誰に勝つというよりは自分自身に勝ち続けて、どんどん強くなっていきたいと思います。
◇山田智也(法3・慶應)
ーー今日の試合どういった気持ち臨んだか
事前の想定では結構僅差になる想定で、しかも自分の階級が結構カギを握る大事な階級だったので、自分が慶應を勝たせるという気持ちで臨みました。
ーー今日の試合を振り返って
スナッチでは思うような結果はでなかったんですけど、クリーン&ジャークで3本成功して、結果的には大差だったんですけど、慶應に貴重な一点を持ち帰ることができて、非常に満足した試合ができました。
ーー今後の意込み
慶應としてはインカレ、1部昇格を目指しているので、 その目標が達成できるように日々の努力を怠らずに頑張っていきたいと思います。

