【男子バレーボール】リーグ初戦は悔しい逆転負け 専修大戦

初戦を白星で飾ることはできなかった

初戦を白星で飾ることはできなかった

 

待ちに待った大学バレーシーズンがやってきた。今年は1年生からレギュラーとして活躍し、慶大のバレーを牽引してきた柳田(環4)が主将としてラストシーズンを迎える。初戦の相手は専修大。第1セットを幸先よく取ったものの、そこから連続してセットを奪われリーグ戦黒星スタートとなった。

4月12日(土)春季関東大学男子1部バレーボールリーグ 第1戦 慶大×専大 @日本体育大学世田谷キャンパス新体育館

 

得点  
慶大 セット 専大
25 20
22 25
24 26
23 25
 

 

ついに開幕した春季リーグ戦。去年のスタメンから新たに佐藤(環3)、上田(総3)が加わった。第1セット、佐藤のAカットから丸谷(環4)が決め、最初の得点が生まれた。その後も柳田のスパイク、要所で出たセッター野口(環4)のブロックなどで連続得点を重ね、試合のペースをつかむ。序盤では固さの見られた上田もブロックを決め存在感を示した。試合中盤の18-15の場面でピンチサーバーとして期待のルーキー黒田(環1)が出場。ネットにかかりミスとなるものの、思い切りの良いジャンプサーブを披露した。結局一度もリードを許すことなく25-20でこのセットを取る。

 

チームを勢いづける佐藤(凛)

チームを勢いづける佐藤(凛)

 

第2セットは序盤点の取り合いとなり、得点の差がつかない拮抗した展開となる。しかし相手のクイックから流れを作られ、慶大のミスもあり5連続得点を奪われてしまう苦しい展開。それでも次の得点を佐藤が決め、コートを鼓舞するものの、得点した後も慶大のサーブミスが目立ちなかなか差を詰めることができない。終盤に入ると相手のミスや上田のクイック、ブロックが2連続で決まり、慶大が盛り返し20-20の同点となる。このまま良い流れが続くのかと思われたが、柳田のスパイクが相手ブロックにかかり、切りかえされて決められてしまう。最後は22-25でこのセットを落とした。

 

第3セットも両者譲らず、手に汗握る展開に。このセットは丸谷の安定感のあるスパイクや、スパイク後のブロックフォローをするという意識が全員に見られ、ボールを簡単には落とさず、つなぐバレーを見せる。中盤には丸谷もクイックに入り得点を取るなど多彩なコンビも見せた。だが24-22の場面、慶大のサーブミスから流れは一変。そこからまさかの4連続得点となり24-26で落としてしまう。

 

安定した丸谷のスパイク

安定した丸谷のスパイク

後がない第4セット。柳田のスパイクやパイプ攻撃でチームを引っ張ると、専大もエース藤中を中心とした攻撃で対抗する。少し押され気味となっていた展開の中、13-15の場面で上田のクイックから4連続得点を決め、このセット初のリードを奪う。そこから一進一退の攻防が続くものの、サーブカットを崩されスパイクをブロックされる場面が散見された。21-23の場面では丸谷が捨て身のレシーブを見せ柳田の得点を生むなど、闘志あふれるプレーで勝利への執念を見せる。だが最後は藤中に決められ23-25で終了。1-3のセットカウントで敗戦となった。

 

 

去年チームを高さや攻撃力という面で引っ張ってきた岡田(商卒)、星谷(理卒)が抜け、チームは新しいプレースタイルに移行しようとしている。新体制になってからの練習や対外試合で取り組んだことに宗雲監督は「やってきたことはできたと思います」と語る。「1セット目は自分たちのチームカラーがそのまま出た」(丸谷)というように、敗れはしたものの自分たちのスタイルを見せれば勝てるという自信にもつながる試合であった。これからの長いリーグ戦の中で自らのバレーを確立していけば自ずと結果はついてくるはずだ。

 (記事 岩井邦夫)

 

選手コメントなどは後程掲載いたします。少々お待ちください。

 

 

 

 

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