【フィギュアスケート】全日本出場を懸け―激戦必至の女子開幕 東日本選手権②

 

張りつめた空気のなか、『Jealousy 』を舞う

張りつめた空気のなか、『Jealousy 』を舞う

 

 

10月31日から11月2日にかけてアクアリンクちばにて開催されている、第40回東日本フィギュアスケート選手権大会。女子の部には慶大から鈴木美桜(法1)が出場。5枠の全日本出場権獲得を巡る戦いの、まずはショートプログラムを終え、10位につけた。

 

 

 

女子 ショートプログラム

・鈴木美桜(法1) 40.53点 10位

 

冒頭のコンビネーションジャンプを鮮やかに跳んだ鈴木

冒頭のコンビネーションジャンプを鮮やかに跳んだ鈴木

最大の目標である全日本選手権出場を懸けて、鈴木がまずはショートプログラムに臨んだ。東日本のトップスケーターが揃う25人の出場者の中で、全日本に出場できるのは上位わずかに5人と男子以上の激戦になる女子。緊張感の漂うなか、演技開始後最初のジャンプ、3回転トーループ-2回転トーループを綺麗に決め、幸先よく滑り出す。しかし2本目に予定していた3回転サルコウが抜けてしまい、シングルに。連戦の疲れもあり、またこの日の朝の練習の際に肩を痛めていた影響もあってか、完ぺきな演技とは行かない。しかしそれでもそのジャンプ以外は目立ったミスはなく、3本目のダブルアクセルも成功。万全な状態ではないながらも、大きく崩れることなく演技をまとめた。現在の順位は10位だが、前回ショートとフリーの両方を滑った東京選手権と前々回のサマートロフィーでは、いずれもフリーで順位を上げており、十分に巻き返せる位置だ。「この大会のために一年間やってきた」というその成果を余すところなく発揮できるように―。2日(日)は男子の小曽根孝浩(環2)と共にフリースケーティングに挑む。

 

(文:脇田直樹、写真:須佐奈月)

 

鈴木美桜(法1)

5位との差は5点あまり 底力を見せたい

5位との差は5点あまり 底力を見せたい

(今日の演技を振り返って)プロトコル(詳細)が返ってきたのを見ました。スピンのレベルが取れてなかったことが悔しいですし、ジャンプも1個抜けてしまったので、そこが悔しいですけど、他の部分で、良かったジャンプもあったので、それは明日に繋げたいと思います。(前回のウィンタートロフィーからの1週間どのような調整を)前回の大会も決して調子が悪かったわけではなくて、本番でできなかっただけなので、気持ちを入れかえて練習することだけを考えていました。(身体のコンディションは)4週連続ということで、疲れているのかなとは思うんですけど、この大会のために一年間やってきたので、明日のフリーでは思い切りできればいいなと思います。(左肩が痛そうに見えたが)朝の練習で痛めてしまったんですけど、病院に行って問題はなかったので、大丈夫です。(緊張は)やっぱり緊張はあったんですけど、自分のやれることをやろうということだけ考えてやりました。(明日のフリースケーティングに向けて)一年間全日本に出るためにやってきたので、自分が納得して終われるように、思い切りやりたいと思います。

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