【バレーボール】第4戦 完敗、連敗止まらず 明大戦

「何かすっきりしない。チームがひとつになっていない」(宗雲監督)。前日の順大戦でようやく新旧戦力融合の兆しが見え始めていただけにこの日の監督の言葉はなおさら重い。春季リーグ第4戦、明大と対戦した慶大は初戦の東海大戦以来となるセットを奪うもセットカウント1-3で敗戦。後味の悪い内容となった。

4月18日(日) 春季関東大学男子1部バレーボールリーグ 慶大-明大 @日本体育大学健志台米本記念体育館    

得点
慶大 セット 明大
16 25
25 23
23 25
13 25
第1セット出足はルーキーの星谷(理1)、岡田(商1)が連続でシャットをくらうなど3連続失点でスタート。すでに攻撃の核をになう1年生。しかしブロックフォローがひろえない。序盤でついた点差はつめるどころかなおさら開いていく。終盤は間宮(政2)のサービスエースによるたった1度の連続得点におさえられ16-25。大差のゲームとしてしまう。

悪い流れの中で崩れかけたチームを引っ張るのは間宮。第2セット序盤に村上(法2)の連続ブロックでつかんだ流れを離すまいと奮闘。劣勢の場面でも「今は自分のサーブに自信を持っている」と強力なジャンプサーブで相手を乱し5連続得点に結びつけ逆転。その後1度は追いつかれるものの、18-18から自らのスパイクポイントで得たサーブでノータッチエースのサーブポイント。星谷、岡田の連続ブロックも呼び込み2年生ながらエースの風格さえただよわせる獅子奮迅の活躍をみせこのセット奪取に貢献してみせる。

第3セットもその流れのまま序盤から走り14-9と一時は5点のリード。しかし「波 にのろうとしたときのミス」や軟攻で巧みにかわされ、終盤土壇場で逆転を許し最後は明大にブロックで沈められた。続く第4セットもなかなか気持ちを切り替えられず、一方的に攻め込まれ13-25。1度きれた流れを取り戻すことはできなかった。

「これが今の実力」(村上、小池)と今は結果を受け入れるしかない。新たな舞台、新たな挑戦ということで求められるものも今までにまして大きい。精鋭の集う関東1部では個人の力ではまだまだ慶大は立ち向かうことはできない。雑草軍団が生き残る唯一の手段、それはチームとしての一体感や組織力。それを取り戻すために、もう一度前を向いてもらいたい。

 By Hideki Tsubonuma

 

選手のコメント

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)セットはとったがいまひとつすっきりしない内容。チームがひとつになっていないように感じてしまう。昨日は0-3で負けたがまだ向かっていこうとする気持ちはあったような気がする。(収穫は)相手チームのサイドをおもったよりも困らせることができたこと。(課題は)サーブレシーブが乱れてからの失点率が高いのでそれを修正していきたい。

小池

(今日の試合は)力を出し切れなかった。悔いの残る試合だった。(1-3というスコアについては)今の実力。(チームの雰囲気は)負けがこんでいてストレスが溜まる試合が多く、力がない。でもこれを乗り越えて行きたい。(次の試合までの一週間は)いい形で次の試合に入れるよう、レシーブをつなぐ練習や、コンビネーションをあわせる練習をしていきたい。

間宮

(今日の試合は)入りが上手くいかなくて、せっかくセットを取ったりいい場面もあったが、自分たちが点をとって波に乗ろうとしたときのミスなどで自分たちのゲームにできなかった。(サーブレシーブは)良かったんですけどそれ以外でつなぎのところだとか、簡単なボール、軟攻やフェイントへの対処が不十分だった。(サーブは)今は自分のサーブに自信を持っておもいっきりうてています。(課題は)劣勢のときの盛り上げとかつなぎの部分です。

村上

(今日の試合は)これが慶應。つまりこれが現実。(ブロックに関しては)途中は少し読める場面もあった。しかしリードされた場面では相手に振り回されてしまい、上手く行かなかった。(一部でのリーグ戦は)想像していた以上に厳しい。こちらに分がありそうな試合でも今負けなれをしているせいで、負けそうなのでそこは気をひきしめていきたい。

 慶大出場選手 

 レフト   間宮 秀太(政2)

 レフト   岡田 拓巳(商1)

 ライト   山本 悠登(環2)

 センター  星谷 健太朗(理1)

 センター  村上 拓也(法2)

 セッター  小池 聡司(環4)

 リベロ   川村 昌平(環2)

 途中出場  山枝 徹(環4)

       蜂須賀 大輔(環3)

       中出 祥平(環2)

       小林 隆祐(文2)

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