【ソッカー女子】第5節 一度は追い付くも…失点を重ね連勝ならず 前橋育英高戦

連戦で今節を迎えた慶大。先制を許したものの、直後に下山田志帆(3・十文字高)のゴールで同点に追い付いた。だが、攻撃にリズムが生まれないまま時間だけが経過すると、逆に二点を奪われ、突き放されてしまう。その後の反撃も実らず、悔しい敗戦を喫してしまった。

21回関東女子サッカー二部リーグ 

5 ※第4節は5/10()に開催

 

2015/4/29(水・祝)14:30KO@慶應義塾下田グラウンド

慶應義塾大学1-3前橋育英高校  

【得点者】

〔慶〕27分 下山田志帆

〔前〕25分 中山美希、50分 島袋奈美恵、64分 島袋奈美恵

 

  ◇慶大出場選手

GK野村智美(2・作陽高)
DF松本朋子(4・十文字高)
DF田畑加穂梨(4・慶應女子高)59分志鎌奈津美(1・常盤木学園高)
DF梅原那奈(4・常葉学園橘高)
MF平田諒子(4・福岡女学院高)35分赤羽紗里(4・スフィーダ世田谷)
MF下山田志帆(3・十文字高)
MF田中康子(3・常盤木学園高)
MF栃木栞(3・十文字高)
MF二宮早紀(4・常盤木学園高)
FW堀井美月(3・常盤木学園高)
FW傍田捷子(4・頌栄女子学院高)59分竹内瑞穂(3・フェリス女学院高)
ハードスケジュールの中、慶大は遠藤未来(環4・村田女子高)に代わって平田諒子(文4・福岡女学院高)をスタメンに起用。その他は前節と同じメンバーで試合に臨んだ。

後方からチームを鼓舞した松本(右)と梅原(左)

慶大は開始早々の1分にCKから、3分にはFKからチャンスを作る。いずれも得点には至らなかったが、立て続けにセットプレーからゴールに迫ったことで、さい先の良い入りを見せた。14分にはこぼれ球を拾った下山田がシュートを放つが、枠の上へ。その後は決定機をなかなか生み出せず、もどかしい時間帯が続く。すると、25分にワンタッチでつながれて中山に抜け出され、GKの野村智美(総2・作陽高)と一対一に。これを確実に決められ、先制点を奪われてしまった。しかし、慶大はすぐに試合を振り出しに戻す。失点から2分後、下山田が二宮早紀(環4・常盤木学園高)からのクロスをペナルティエリア内で受ける。冷静にDFをかわして右足を振り抜くと、豪快にネットに突き刺さった。その後はボールを支配したものの、攻撃時のスピードを上げられず。同点のまま前半を折り返した。   後半に入ると、すぐに互いに決定機が到来する。49分には傍田捷子(総4・頌栄女子学院高)からのパスを受けた下山田がペナルティエリア内に進入。だが、シュートを打てずにチャンスを逃すと、50分には勝ち越しを許してしまった。追いかける展開となったが、その後も相手の出足の鋭いカウンターに苦戦。ボールを奪われると一気にゴール前までボールを運ばれ、肝を冷やす場面が続いてしまう。すると、64分には鮮やかなダイレクトプレーから、最後は島袋にスライディングシュートを決められ、リードを広げられてしまった。負けられない慶大は、終盤になると猛攻を開始。82分には下山田のクロスを竹内瑞穂(理3・フェリス女学院高)がトラップし、シュートを放つが、わずかに枠を外れる。アディショナルタイムには栃木栞(環3・十文字高)が完全に抜け出し、相手GKと一対一に。しかしこれも決めることができず、万事休す。連勝を逃す結果となってしまった。

この悔しさを次節に生かしたい

後半の試合運びに課題を残したものの、特に前半、ボールを支配できたことは大きな収穫だろう。同じような立ち上がりになることが多いだけに、今後は前節同様、早い時間帯でリードを奪いたいところだ。結果に囚われることなく、彼女たちは一歩一歩前進を続ける。   (記事 木下彰)

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