対抗戦は惜しくも2位。目標としていたトリプルワンの達成はならなかった。だが戦いはまだ終わらない。残る2つのタイトルのうちの1つであるJr.選手権制覇に向けJr.チームは12日、秩父宮ラグビー場での決勝戦に挑んだ。相手は9月の試合で見事な逆転勝利をあげた東海大学。大きなFwdと速いBksを持つ相手に対し、慶大は磨き続けた「低いタックル」、追求し続けた「走り勝つラグビー」で対抗。両チーム譲らず緊迫した展開となった試合は慶大が19-17の僅差で再び東海大を下し、悲願であったタイトルを獲得。大学選手権に向けて大きな自信と勢いを得る最高の結果となった。
得点 | ||||
慶大 | チーム | 東海大 | ||
前半 | 後半 | VS | 前半 | 後半 |
1 | 2 | T | 2 | 1 |
1 | 1 | G | 1 | 0 |
0 | 0 | PG | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
7 | 12 | 小計 | 12 | 5 |
19 | 合計 | 17 |
【得点者】(慶大のみ)
T=瀧口、金本、高橋G=小林2
出場選手 | ||
ポジション | 名前(学部学年) | 交代選手 |
1.PR | 土岐 昇平(総4) | |
2.HO | 渡辺 祐吉(経2) | |
3.PR | 平野 裕馬(環2) | |
4.LO | 上田 元樹(経4) | |
5.LO | 伊藤 悠(商3) | |
6.FL | 高橋 立寛(環4) | |
7.FL | 佐藤 大朗(総2) | →19.安部 雄太郎(経2) |
8.NO8 | 明本 大樹(総3) | |
9.SH | 郡司 光太(法3) | |
10.SO | 宮川 尚之(環1) | |
11.WTB | 原田 大輔(総4) | |
12.CTB | 仲宗根 健太(総3) | |
13.CTB | 瀧口 晃太郎(文2) | →21.高島 大地(商4) |
14.WTB | 金本 智弘(理4) | |
15.FB | 小林 俊雄(経4) |
慶大のキックオフで始まった試合はいきなり動く。開始45秒、左サイドのハーフウェイライン付近でのラックを東海大にターンオーバーされると、東海大WTB天坂に左サイドを完全に破られあっさりとトライを許してしまう。出鼻をくじかれた慶大だったがすぐさま反撃。パスをつないで敵陣に攻め込むと、SO宮川(環1)を中心に何度となくラインブレイクを試みインゴールに迫る。大きな相手に対してのスクラムも安定、武器であるラインアウトは確実にマイボールをキープしていき、徐々にペースをつかんでいく。流れを取り戻し同点トライは時間の問題かと思われたが、東海大も粘り強いディフェンスを見せなかなかトライを奪うことができない。それでも攻め続ける慶大だったが26分に落とし穴が待っていた。敵陣22m付近でのラインアウトをキープし展開していたボールを東海大・天坂にカットされると、そのまま80mの独走を許し予想外の形で追加点を奪われてしまう。点差を離されてしまった慶大だったが「切り替えが大事」(金沢コーチ)と臨んだリスタートで欲しかったトライを手に入れる。
29分、東海大のダイレクトタッチで得た敵陣22mライン内でのラインアウトからモールを作り前進すると、出たボールを郡司(法3)-宮川とつなぎ最後はこの試合がJr.選手権初スタメンとなったCTB瀧口(文2)がラインブレイクして中央やや左に追撃のトライ。FB小林(経4)のゴールも決まり7-12と点差を詰める。その後は東海大に自陣に押し込まれる展開となり、なんとかキックで陣地を回復してもカウンターを受ける苦しい時間帯になる。しかし、真骨頂である低いタックルで幾度となくターンオーバー。トライは許さず点差は変わらずに前半を終える。ミスからの失点という嫌な形はあったものの、相手のプレーに崩された場面はほとんど無く、苦戦が予想されたFwd戦も互角の以上の戦いを見せるなど、前回の東海大戦、そして準決勝の帝京大戦で見せた後半の逆転に大きな期待を抱かせる前半となった。
優勝に向けての運命の後半戦は一進一退の攻防でスタートする。両チームともにパスをつないでの攻撃を図るが、ハンドリングエラーが出て思い通りのプレーをすることが出来ない。そんな中で後半最初のチャンスをつかんだのは東海大。8分、東海大ボールスクラムから展開されたボールは大外へ。ライン際を突破され万事休すかと思われたが、インゴール手前約1mで逆サイドから走ってきたWTB原田(総4)が「絶対にトライはさせない」と気持ちのこもった決死のタックル。相手選手をラインの外へ出し間一髪でピンチを逃れる。この気持ちあふれるタックルがチームに流れを呼び込んだのか、直後の11分。自陣でのハイパントにFL佐藤(総2)が絡みターンオーバーすると、ハーフウェイライン右でできたラックから郡司-上田(経4)と細かくつなぎボールはWTB金本(理4)へ渡ると、俊足を生かして右サイドを走り抜け右隅に同点のトライを決め試合を振り出しに戻す。しかし、追いついたのもつかの間。17分に自陣でのラインアウトからモールを作られ、最後は大型WTB鶴ヶ崎にトライを決められて再び5点のビハインドを背負ってしまう。逆転を目指す慶大は敵陣でアタックを展開し続けるも、ハンドリングエラーによるノックオンでチャンスを逃し続けてしまう。時間は刻一刻と進んでいき残された時間が少なくなっていく。チャンスをつぶし続けて迎えた後半残り3分。慶大はインゴール手前5mの位置でマイボールスクラムを得る。
スクラムからでたボールを中央にいたCTB仲宗根(総3)が持ち突破を図り、ラックを形成。そして郡司が捌きボールは途中出場の高島(商4)へ。そこで高島は「練習でやっていることが自然にできた」とディフェンスの間を突く絶妙なパスをFL高橋(環4)へ通す。そのまま追いすがる相手を「全てを出し切る」(高橋)思いで振り切り起死回生の同点トライを決めた。勝ち越しのかかった緊張のコンバージョンキックも小林が確実に決めて終了間際に見事に逆転。最後は4年生が全員の気持ちをプレーに乗せて試合を決めた。しかし、試合はまだ終わらない。ロスタイム4分の中で迎えた後半42分に慶大はノットリリースザボールのペナルティを犯し東海大に右中間35m付近でPGを与えてしまう。このPGは運よくゴールを外れ慶大は命拾いをする。そして後半44分、慶大は自陣でボールをキープしボールをライン外に蹴りだしノーサイドの笛を聞くはずだったが、その前に形成していたラックの中で笛が吹かれる。判定は再び慶大のノットリリースザボール。残り時間がほぼ無い中で東海大に再びPGのチャンスを献上してしまう。22mライン右からの運命のPG。秩父宮全体がかたずをのんで見守る中で放たれたボールはゴールを外れ、そのままノーサイド。その瞬間に慶大選手たちはみんな一斉に手を突き上げ、歓喜の声をあげた。
優勝という最高の結果を手にした慶大。初めて黒黄を着てプレーする選手たちも多く、選手達は全員様々な喜びをかみしめていることだろう。また4年生にとっては残る大学選手権に向けて、3年生以下については大学選手権、そして来季のメンバー入りに向けて大きくアピールした試合になった。Jr.選手権が現行制度になって以来、12年間の優勝チームは8度大学選手権優勝というデータもある。そしてJr.チームの成長はそのまま選手層の厚さとなってAチームを含めた部全体のチーム力になると言っても過言ではない。これから1か月間はAへのチャレンジになる」(金沢コーチ)と見事な優勝を飾ったチームの戦いはまだ終わらない。目標はいつでもAチームだ。今日出場していた選手たちが19日に迫った大学選手権でも活躍し、今度は1月9日に国立で歓喜の声をあげてくれることに期待したい。
By Hiroki Nakajima
コーチ・選手のコメント
金沢コーチ
(優勝の感想は)率直に嬉しいです。(今日に向けた準備は)Aの試合と同時進行で進んでいくので、特別にBだけやったということはないので練習をしっかりやっていきました。最後の1~2日はBチームだけでまとまって準備をしてきました。(試合前のチームの雰囲気は)すごく良かったと思います。カテゴリー1では帝京とか明治とかにトライを取られた後にメンタルが沈んでしまって、どんどん引き離されてしまうゲームがありました。でも準決勝の帝京ぐらいから、その試合も前半を5-21で折り返したんですけど、苦境に立っても後半に慶應が強いっていうのを各自が確信していて思いっ切りアタックをしていけましたね。今日も前半リードされていましたけど、選手たちはエネルギーに溢れている感じがしましたね。(慶大のラグビーはできたということか)ハンドリングエラーが多かったので、慶應は低いタックルとアタックでボールを動かしていくのでその中でハンドリングミスが起きてしまうのは良くないですね。今日はたまたま東海戦がPGを外したことで得た勝ちなので、そういう意味ではハンドリングのところはもっともっと突き詰めていかなければいけないなと思います。ずっとやってきたことなので、もっとできたとは思います。(ラストのPGはどんな気持ちで見ていたか)ペナルティ撃ちか、という感じですかね。でも選手が一生懸命やった結果なので運を天に任せるじゃないですけど、それしかなかったですね、キックなので。比較的落ち着いて見ていました。(天坂選手のトライの形については)当然、(トライを)取られると悔しいんですけど、自分たちがアタックをしてミスをして取られたトライだったので、選手にも切り替えが大事だと言いました。それよりも次のアタックをもっと集中しようと言ったので、トライ自体では選手たちもそんなにメンタルダウンはしていないと思います。(アタックでのキックについて)ハーフからはキックを蹴っていって、ただ相手にプレゼントするようなキックはやめようという話はしていました。帝京戦もですけど、上げたら必ず競りにいくと。今日もキャッチしたのが何本かありましたし、キックとランの両方を使いながらですね。相手にボールを渡さないようなアタックをしていきました。(金本選手のトライは狙い通りだったか)あそこまで上手くいくとは思っていなかったんですけど、(準決勝の)帝京戦もでしたがアグレッシブな姿勢がそういうところにつながっているとこの2戦で特に思います。(スクラムがノーペナルティだったが)すごい良かったと思います。スクラムに限らず今日はFwdが頑張ってくれましたね。東海はメンバー表を見ると(Fwdの)8人中5人は100キロを超えていて、3人も90キロを超えていますし。ウチは100キロは1人もいないですし、重いのは仲宗根くらいですから、その中では本当に頑張ってくれたと思います。そこからのアタックも当然できましたし、成長しているなと思います。(相手のラインアウトでも競っていたが、研究などは)東海がどういうことをやってくるかのチェックはしたんですけど、特別に何かがあるかというよりはエリアをしっかり分けて意志統一をしていました。ここは競っていくのかやモールに入っていくのか、タックルに入っていくのか、意志統一をしてしっかりやろうとしていました。なので今日はモールディフェンスが良かったですね。上田をリーダーにしっかりと8人が統一してやってくれましたね。(ジュニアでの4年生はどうだったか)彼らも当然自分たちのチャレンジがあるので、Aチームへという。そういう意味ですごく頑張ってくれたと思います。ただ、ジュニアで勝つのではなくて、自分たちがAに挑戦するんだと4年生が特に引っ張ってやってくれたので大きな力になったと思います。(選手たちへのメッセージを)ジュニア選手権のトーナメントの2戦はどちらもビハインドの状態から最後に逆転しているので、諦めずに最後までやること。そして一本大きな軸をもってそれを実行することが今後も重要だと。これから1か月間はAへのチャレンジになるのでそれを個人個人がしっかり持ってやっていってもらいたいです。
上田ゲームキャプテン
(優勝した今の気持ちは)めちゃめちゃうれしいです。今までやってきたことが出た結果の1つだと思います。(決勝にはどんな意気込みで臨んだか)今チームがいい流れなので、それを途切らせないように自分達がやってきたことを信じて絶対勝とうと臨みました。(東海大は9月に勝った相手だったが)あの時とは東海大もうちのチームも攻め方とかチームの色が変わったと思うので、特に前回の結果は気にせずに、今積み上げてきたものを出そうと思っていました。(試合の前半を振り返って)前半2トライをもったいない形で取られてしまいましたが、帝京大戦で16点差をひっくり返していたので何も考えることなく、電光掲示板を見ずに点数に関係なく自分達のラグビーをしようと考えていました。(ハーフタイムに指示はあったか)特にはなかったです。いつも通り相手を走らせて、こっちはそれ以上に走るという点で勝っていこうと決めました。(後半のプレーを振り返って)辛かったです。ずっとボールを持って攻めていましたが、相手もすごく強くてなかなかこじあけられませんでしたが、その中で値千金のトライが出て今までやってきたことが出たなと思いました。(ラインアウトの出来は)マイボールはミスが1本で、相手ボールではほとんど取らせることを防いだので合格点だと思います。ただ1回のミスを今後修正していこうと思います。(Fwd戦を総括すると)やはり相手は強くて、圧力が強かったのでこっちは低く、速くしようとしたことがうまくいったと思います。(黒黄を着て秩父宮でプレーをした感想は)観客とか相手は関係なく、出られない部員が沢山いるなかでこんないい所で黒黄着てラグビーが出来る自分がすごく幸せだと思います。(ジュニアチームを引っ張ってきての優勝の味は)本当に仲の良いチームで、みんなとやってきたので結果が得られて良かったです。(来週からは大学選手権が待っているがそれに向けて)来週は近畿大戦なので、そのメンバーに入れるように頑張ります。
渡辺祐
(優勝の感想は)素直に嬉しいです。やってきたことを出して優勝できたのは自信にもなります。(試合展開について)スクラムもプレッシャーを受けるかと思ったんですけど、自分のやってきたことは出せたのでそんなに(プレッシャーを)受けなかったと思います。(スクラムでノーペナルティだったが)ペナルティは絶対するなと上から言われていたので、それが実行できて素直に嬉しいです。(今日着た黒黄ジャージは)Aで着た時と変わらない重みがあって、絶対に負けられないと思いました。勝って本当に良かったです。(セットプレーは)自分としては80点くらいですね。でもまだまだなので、常に100%(ボールを)出せるように頑張ります。(ラストのディフェンスは)冷や冷やだったんですけど、最後は技術の差が出たのかなと思います。(今日も電光掲示板を見ないでのプレーだったか)そうですね。目の前のプレーだけに集中してやっていきました。(相手がPGを蹴る時はどんな思いだったか)入ったらしょうがないと思っていました。むしろその次のプレーのことを考えていました。もし、ポールに当たったらどうしようとかを。(ジュニア選手権を振り返ってチームの成長という面は)Bが強くなればAも強くなるので、この優勝がAチームの刺激になればいいなと思っています。自分もBチームに留まっているだけではダメだと思うので、個人としても首脳陣に評価されたら嬉しいです。(これからはAチームでの黒黄を狙うがその抱負を)日々、100%で努力していこうと思います。
高橋立
(今の気持ち)嬉しいです。(試合を振り返って)今日の試合は、あまり良くなかったです。自分達のミスがすごく多くて、受ける形になってしまって、ずっと自陣にいたり、陣地が取れないで苦しい展開でした。(試合を決めるトライを決めたが)まあ、敵陣に入ったときに、僕らみんな結構辛かったんです。でも、皆でまとまってここからだと頑張りました。合宿の3km走のゴールが見えたときの気持ちで、あそこに俺らは今いるんだよという気持ちで、全てを出し切りました。そういう気持ちから、ああいうトライに繋がったと思います。(トライを決めたときの気持ちは)みんな上を向いていて、「いける」という気持ちが強かったので、そんなに嬉しいという気持ちではなく、ここからという気持 ちでした。まだ残り時間もあったので。(自身のアピールは)今日は自分のベストを尽くせたので、満足いっています。今日に関しては悔いはないです。(このメンバーでやる最後の試合だったが)特に意識していなかったです。個人的にアピールしたいというのと、今日も悔しい思いをして試合に出られないメンバーがいることを皆で確認しましたし。メンバーに対する愛着というよりは、試合できたことが嬉しかったです。(優勝の味は)チーム力で勝敗を分けたなっていうのを、初めて実感することができました。組織というか、チームの在るべき姿を垣間見れた気がします。(今後に向けて)まず、自分が選手権に出られるようにしっかり練習することですね。
宮川
(優勝した今の気持ち、感想)最高ですね。今まで味わったことがない感じです。試合中、誰も諦めている人はいなかったと思います。みんな絶対に勝つ、と決めていたので。(最後の相手PGは)ヒヤヒヤしていました。(今日のゲームプランは)スクラムハーフからハイパントを上げてそれに絶対コンテストしていく、という前回の帝京大戦と変わらないゲームプランでした。出来は精度があまり良くありませんでした。ですが、しっかり芯がぶれないで続けられたことは良かったです。(意識していたことは)外に振るのではなく、縦に縦に強気で勇気をもってプレーする、ということです。(自身の出来)自分自身は抜けたところがあったのは良かったと思います。でも最後の方に、少々熱くなりすぎてしまって、自分で行き過ぎてしまいました。そこはもっと冷静な頭で考えていけたらな、と思います。(このチームにとって最後の試合だったが)上田ゲームキャプテンを中心に、最後はよくまとまって出来ました。(Jr.選手権を振り返って)ゲームメイクがまだまだでした。これからもっと学んでいかなければいけないことがあるな、と感じました。(自身の今後は)もうBチームの試合は無いので、Aチームのリザーブにしっかり食い込むために、これからまた練習でアピール出来たらな、と思います。
原田
(優勝した今の気持ちは)チーム全体の目標としてJr.選手権の優勝というのは視野に入っていたので、素直にうれしいです。大学で初めて味わった気持ちなので、グラウンドでも感無量でした。(試合前のモチベーションは)自分たちは挑戦者なので、常にどんなプレーでも挑戦しよう、という気持ちでした。自分を含めてみんなそう思っていました。(相手に対して意識したのは)9月のJr.選手権初戦で戦った時に、体が大きい分走れないチームだな、と感じていました。だから自分たちの強みでもある走りで、「走り勝とう」というのをみんなでやっていきました。(試合を振り返って)最初にいきなりトライをとられたり、自分自身もタックルミスをしたり、入りは良くなかったです。でも走りという部分で、後半だんだんペースが作れたかな、と思います。(後半の、相手をゴールライン際で外に出したタックルは)絶対にトライはさせない、という思いでスピードは落とさずにそのまま突っ込んでいきました。あのタックルはトライを防げたので良かったと思います。(自身の全体的な出来は)まだまだ自分に足りないものはあったな、と気付けました。これから(大学選手権決勝まで)1ヶ月あるので、挑戦し続けたいです。(このチームとしては今日が最後の試合だったが)みんな上のグレードに対しての執着心があって負けず嫌いでした。最後まで決して諦めない良いチームだったな、と思います。(今後は)課題はたくさんあったので、これから毎日日吉で練習して、アピールしていきたいです。
瀧口
(優勝した今の気持ちは)もちろん正直にうれしいです。トライも決められてチームに貢献出来たと思うので非常に充実した試合になりました。(Jr.選手権初スタメンが決勝の舞台だったが)秩父宮で黒黄を着るということで本当に緊張しましたが、誇りを胸に低いタックルで貢献したいと思って試合に臨みました。(試合を振り返って)低いタックルを意識していましたが、飛び込んでいって外されてしまうことがかなりあったので、やはり精度をもっとあげていきたいと思います。(トライについては)先輩方も喜んでくれているので、本当にうれしいの一言です。(個人としての今日のプレーを振り返って)タックルやブレイクダウンで自分がめくりあげられてターンオーバーされる場面もあったので、迷惑もかけたなと反省もしています。(キックの出来は)アップで蹴った時に今日は割りと当たるなと感じて、いいイメージで行けたのでミスもなく良かったと思います。(今後伸ばしていきたい部分は)タックルの部分で地に足をつけたタックルが出来るように重点的に鍛えていくことと、ノックオンもあったのでハンドリングの部分もあげていきたいです。今日は課題も見つかって自分にとっても良い試合になりました。
金本
(今日の試合を振り返って)本当に優勝というのを目標に頑張ってきたので、優勝という結果に満足しています。(今の感情は)嬉しいですね。個人の課題は色々あるんですけど、チームとして今日は勝利が最優先でそれをひたすら求めてきたので勝てたということには本当にうれしいと思っています。(勝因は)最後まで諦めなかったことですかね。自分達はハンドリングミスやアタックミスなどでああいう競った試合になってしまった。けれど最後まで諦めずに自分達のラグビーを信じた結果、逆転につながった。やはり最後まで諦めなかったことが勝因だと思います。(フォーカスしていた点は)ひたすら走り勝つことと低いタックルっていう自分達のラグビー(をしようと)。東海大相手だからどうしようというよりかは、自分達のラグビーをやっていこうというのをフォーカスしていました。(リードされながらも敵陣で攻撃する時間が長かった前半について)もどかしい気持ちはあったんですが、これを継続していけばトライが取れるっていうのもわかっていた。もう(アタックを)続けていこうと思っていました。(後半は自陣にいる時間が長くなったが)それも自分達のミスから。今日は東海大にやられたというよりかは自分達のミスが多かったのでそれは課題だと思います。(トライについて)あれもラッキーなトライだと思います。チームを勢いづけるトライになったのでよかったと思います。(個人として出来は)今日はあまりよくなかったですね。先週の方がよかったんですけども。今週はちょっとよくなかったのでまた大学選手権でメンバーに入れるようにこれから頑張っていこうと思います。(アタックに関してはよかったのではないか)そうですね。そこが持ち味でもありますんでそれを全面に出していきたいと思っています。(これからに向けて)まずはメンバー入りを目指して、まだまだ全然メンバーに入れていないので、一から今日出た課題も克服して頑張っていきたいと思っています。
小林
(今日の試合を振り返って)もう最後だったので、自分達のラグビーが出来ればいいかなと思っていた。でもちょっとミスが多くてもっと楽に戦えたかなと思う。それは次への課題として、(結果は)粘り勝ったかなという感じですね。(優勝を迎えた瞬間どのような感情だったか)相手はキックを外していたし最後はもう勝たせてもらったという感じだった。自分のペナルティでキックだったので本当に助かったというかタナボタという感じですね。(最後はけり出さなかったが)レフリーにもちょくちょく聞いていたんですが、レフリーがあまり答えてくれなかったのでとりあえずここは継続しないと(思っていました)。電光掲示板を見ないというのももちろんやっていました。まあ最後はよかったです。(勝因は)皆がよく走って走り勝ちだったと思います。フィットネスで勝ったことに尽きると思います。(後半はビハインドで自陣に釘付けになる場面もあったが)そうだったんですが、何かやって全然負ける気はしなかった。アタックがミスで途切れ途切れになってはいたがボール持って回せばいけるなという感覚はあった。特にあせらずに(プレーできた)。今日は継続しようという意思がみんなで統一されていたのでそこがよかったんじゃないですかね。(個人としては)試合勘がまだちょっと無いなという感じ。まあでも自分のペナルティで最後(のPG)を取られたし、ノックオンもしたし50点くらいですかね。(ペナルティを取られたのは相手がブレイクダウンで強さを発揮したからか)そうですね。2人目の寄りの早さというのを練習していたんですが、1人目が受けてしまった部分もあり2人目の寄りが遅かった。(その点で)ブレイクダウンで負けるっていうのがあったので、そこは意識していたにも関わらずできなかったところですね。そういった意味では次の課題と言えますね。(キックの出来に関しては)キックの判断に関してはよかったと思うんですけど、キックの精度があまりよくなかった。いっぱい走った後のキックがあまりよくないと思うので練習していかないとなと思います。(最後2点差をつけるコンバージョンキックを振り返って)ちょっと緊張したんですけど、でもあそこで決めないとAチームには上がれないし自分の強みの1つでもあると思うので決めれてよかったです。(エリアマネージメントに関して)勇気を持って自陣から攻めるっていうアタックに関してはよかったと思います。ただペナルティで(相手に)自陣に入られるっていうのが多かった。自陣に釘付けになると向こうは強いFwdがいる。そこでトライ取られたのは悔しいですけどでも勇気を持ってアタックしたのはよかったと思います。(大学選手権に向けて)今日優勝というのを味わって1月9日で味わったらもっと最高だろうなと思った。そこでグラウンドに出ていたいというのが一番の目標なので今日は今日で置いておいてしっかり今日の課題を直してしっかり試合に出場するというのを目標にしたいです。
高島
(今の気持ち)正直なところ、ほっとしたというか。嬉しいです。(今日の試合を振り返って)出場時間が短かったのですが、その中で試合のリズムを変えられたかな、とは思います。(復帰戦だったが不安はあったか)不安は全くなかったです。(途中出場だったが)アタックのことしか考えていなかったです。ディフェンスは、負けている展開だったので、それよりも思い切ってアタックしようと思っていました。僕の売りはアタックなので、それは出せたかなと思います。(トライに繋がるパス)あの時間帯だからあのプレーができたとかではなくて、練習でやっていることがあの時間帯に自然にできたのかなと思います。(自身のアピールは)この時間だけではアピールしきれていないと思うので、また練習がんばりたいです。(今後に向けて)頑張るしかないです。
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