【アイスホッケー】 流れを掴めぬまま敗戦  関東大学選手権 中央大戦

 

 

中大に挑む慶大

中大に挑む慶大

 一回戦では新入生の活躍もあり、専大に7-0の快勝。この勢いのまま挑んだ2回戦の相手は中央大。開始早々ペナルティーショットのチャンスを得るも、これを決めきることができない。第1ピリオドは中大の個人技に圧倒されいきなり4失点。瀧澤慎之督(経1)の公式戦初得点で一時は盛り返すも、これ以上差を縮めることができず、1-6での敗戦となった。

 

 

秩父宮杯第64回関東大学アイスホッケー選手権大会 2回戦

2016年4月16日(土)14:30F.O. @DyDoドリンコアイスアリーナ

慶應義塾大学1-6中央大学

 

Period

1

2

3

Score

慶大

1(3)

0(8)

0(2)

1(13)

中大

4(15)

1(13)

1(14)

6(42)

※()内はシュート数

 

 

 

 試合開始早々、いきなり試合が動く。滝智弥(政2)が相手のミスからパックを奪い、ゴール前までパックを運ぶと、相手DFがたまらず反則を犯す。開始わずか11秒でペナルティーショットを獲得するが、滝がこれを決めることができず先制点をものにすることができない。慶大は中大の出鼻をくじくことができず、中大のスピードに後手を踏む場面が多くなる。5分、7分と立て続けに失点を許すと、10分にはキルプレーから痛い追加点を奪われる。17分にはパワープレーで得たチャンスから、瀧澤がワンタイムの強烈なバッティングで点差を縮める。この得点を機に流れを取り戻したいところだったが、さらに失点を許し、1-4でインターバルへ。

 

瀧澤に駆け寄るチームメイト

瀧澤に駆け寄るチームメイト

 第2ピリオドは、両チームとも反則で退場者を出し、慶大も数的優位の場面があったが、決定的な場面を作ることはできず。逆に、慶大が攻め急いだところからカウンターを許すと、10分にはディフェンスを完全に崩され失点を許す。残り時間も少なくなると、慶大も徐々にペースを掴む。19分には十文字開紀(商1)や長谷川 真之介(政1)らが波状攻撃を見せるも、なかなか中大のゴールネットを揺らすことはできないまま第3ピリオドへ。

 

体を張った守備を見せた瀧澤

体を張った守備を見せた瀧澤

 4点のビハインドで迎えた第3ピリオド。意地を見せたい慶大は、3分に滝が個人技で抜け出すも、シュートが枠を捕えることができない。一時は慶大にパックが集まり攻撃する時間が増えたものの、9分に追加点を許した後は中大の攻撃を受ける時間が続く。それでも新加入GKの河合智也(環1)が一対一の場面で好セーブを見せるなど、これ以上の追加点は許さなかった。結果的にこのピリオドは2本しかシュートを放つことができないままタイムアップ。1-6での敗戦となった。

相手陣内に果敢に攻め込む滝

相手陣内に果敢に攻め込む滝

 序盤は王者中大のスピードや個人技に対応できないまま失点を喫してしまった。それでも、試合が進むにつれて相手のスピードに徐々に慣れたことで、第2、第3ピリオドでは最少失点に抑え込むことができたのは、日々の練習で培った「対応力」(小池)の証であろう。次戦の相手法政大には、昨季のリーグ戦で1分1敗と苦杯をなめさせられた。この試合では鳴りを潜めた攻撃陣の奮起に期待したい。

 (記事 合場 將貴)

 

以下コメント

小池玲央(環4)

(相手は中央大、試合前の意識は)王者とか関係なく勝ちにこだわって全員が試合に入れました。差に翻弄された部分はありましたが、まだ試合のスタートの部分であったので、そこから徐々に対応できるようになりました。(第1ピリオドは4失点であったが、その後は1失点ずつに抑えた)スピードに慣れてきてから、2ピリ3ピリでも対応できるようになったので、対応力のおかげかなと思います。(新加入のキーパー河合選手については)彼は私と一緒の高校の出身でよく声をかけています。普段の練習でもよく止めてくれているので、今後もいいセーブをしてくれることを期待しています。(昨季の王者中央大の印象は)流石王者だなという印象でした。FWは安定していて、誰が出ても自分たちのプレーができていることは、見習うべきことであるし、自分たちの手の届かないことではないと思います。(次戦の意気込みを)春に(リーグ戦の)1部A相手に戦えるのはいい機会です。ただ相手に関係なく自分たちのいいプレーをして、必ず勝ちにつながる試合をしたいと思います。

 

次戦予定

4月23日(土) 19:30F.O. vs法政大 @DyDoドリンコアイスアリーナ

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