【バレーボール】第5戦 フルセットの激戦、あと一歩及ばず 法大戦

 一部の舞台でここまで開幕4連敗と苦戦が続く慶大。リーグ第5戦は日吉記念館に法大を迎え入れての試合となった。この試合2年生エース間宮(政2)が6割超の決定率をみせフルセットの善戦を演じたものの、セットカウント2-3で惜敗。惜しくも初白星とはならなかった。

4月24日(土) 春季関東大学男子1部バレーボールリーグ 慶大-法大 @慶應義塾大学日吉記念館

得点
慶大 セット 法大
25 22
19 25
22 25
27 25
13 15
 ともにリーグ戦ここまで白星なしと実力拮抗の両チーム。慶大はホームでの試合ということもあって、多数の観客が訪れ声援が選手を後押しする。第1セット序盤は間宮が2連続サービスエースで奪った流れにチームがうまくのりこむ。サーブ決定率でも上位にくいこむ強烈なジャンプサーブと、慶大で最も高いブロッカーがそろうこのローテーションはもはや慶大の得点源。攻撃では村上(法2)、星谷(理1)のセンター線とサイド攻撃をたくみに振り分け法大ブロッカーに的をしぼらせず。危なげない試合運びでこのセットを奪い、1部復帰後初めて慶大が第1セットを奪う展開となる。

粘りのレシーブを体現する川村

しかし慶大は続く第2、3セットは法大のいきおいのあるサーブ、個人技に翻弄され連続して落としてしまう。地力で勝る相手なだけに、そう簡単には勝たせてはもらえない。第4セットもシーソーゲームが続くが1本のプレーが慶大に流れを引き寄せる。それは16-16の緊迫した場面でのプレー。相手セッターの巧みなトスワークでブロッカーがふられ1枚になるも、川村(環2)らが気迫のレシーブで実に4本ものスパイクを切り返し、最後は苦しいトスを間宮がレフトからクロスいっぱいにスパイクを決める。会場はこの日いちばんの盛り上がり。終盤にはこの春デビューした小林(文2)がピンチサーバーでサービスエースを決めるなど大きく波にのる慶大。小池の連続ブロックもとびだしなんとかこのセットを奪取しセットカウント2-2のタイに持ち込む。

第5セットも星谷、山本(環2)のブロックポイントくらいつく慶大であったが、「自分たちでミスをしてしまった」(小池)と大事な場面でのミスが響きなかなか前に出られない。最後までくらいついていくが、13-15で惜しくもこのセットを落とし連敗を止めることは出来なかった。惜しくも初勝利とはならなかったが最後まで1部のチームを追いつめた慶大。法大を上回る12本のブロックポイント、蜂須賀(環3)に加え小林、中出(環2)らの新たなピンチサーバーの選択肢などチームとしての向上は誰しも見て取れるところ。リーグ戦も折り返しとなり、「1部のレベルもわかってきた」と小池。「連動」のスローガンの下、1部で1年間戦っていくための土台作りとして臨んだ春季リーグで、このまま歩みを止めるわけにはいかない。

By Hideki Tsubonuma

コメント

小池

(今日の試合を振り返って)序盤は自分たちのバレーが出来たが取られたセットは自分たちからミスをしてしまって我慢し切れなかった。1部で勝ちきるためにはやはりミスを減らしていかなければならない。(チームの雰囲気は)この2試合(法大戦、国武大戦)勝とうということで調整してきた。先々週よりは先週、先週よりは今週というかたちで良くなって来ている。1部のレベルも大分わかってきたので、1試合、1試合大事に戦っていきたい。

慶大出場選手

 レフト   間宮 秀太(政2)

 レフト   岡田 拓巳(商1)

 ライト   山本 悠登(環2)

 センター  星谷 健太朗(理1)

 センター  村上 拓也(法2)

 セッター  小池 聡司(環4)

 リベロ   川村 昌平(環2)

 途中出場  蜂須賀 大輔(環3)

        瀬辺 峰聖(環3)

        中出 祥平(環2)

        小林 隆祐(文2)

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