【野球】　慶大勢が攻守に活躍　東京六大学野球オールスターゲームin新発田

８月２０日（土）　2016東京六大学オールスター

藤塚浜オーシャンズ（慶早明）vs二王子マウンテンズ（立法東）

途中出場し逆転のタイムリーヒットを放った山口

 

４年連続で行われた東京六大野球オールスターゲーム。今年は慶大、早大、明大の選手で組まれた藤塚浜オーシャンズと、立大、法大、東大の選手で組まれた二王子マウンテンズが新発田の地でぶつかった。慶大からは加藤拓、髙橋佑、須藤、沓掛、山本瑛、重田、山口、岩見の８名が出場した。

１回に同点打を放った岩見

 

岩見雅紀（総３）が３番・レフト、山本瑛大（商４）が５番・ファースト、沓掛祥和（商４）が６番・サード、でスタメンに名を連ね始まった試合は、初回から動いた。藤塚浜オーシャンズの先発・吉野和也（早大）は簡単に二死を取るも、その後の３連打で１点を失ってしまう。しかし、その裏、１番八木健太郎（早大）が二塁打で出塁すると、３番の岩見が二王子マウンテンズの先発・田村伊知郎（立大）の威力のある球をライトにはじき返し、すぐさま同点に追いつく。この回は５番山本瑛も二塁打を放ち後につなげたが、６番の沓掛は左飛に倒れた。

２回は両者ともに無得点に終わるが、３回に二王子マウンテンズが３塁打と犠飛で１点を追加。またもすぐさま追いつきたいところだったが、山本瑛のこの日２本目の安打も得点につながらなかった。

再びスコアボードが動いたのは６回。この回に代打に立った須藤隆成（環４）はファーストゴロに倒れてしまうが、二死満塁の場面で山口翔大（環４）はこの回から上がった二王子マウンテンズの長谷川裕也（法大）からセンターへの安打を放ち、２点を追加。逆転に成功する。続く打者は６回の守備から出場の重田清一（環４）。４球目に山口が盗塁を決めたが、重田は三振に倒れてしまった。須藤はそのまま捕手で出場。７回から９回で３人の投手をひっぱった。

１年ながらオールスター出場を果たし、１回を投げた髙橋佑

 

８回表のマウンドには髙橋佑樹（環１）が登板。先頭の田中和基（立大）を四球で歩かせてしまうが、次の楠田創（東大）をショートゴロに仕留める。ダブルプレーでピンチ脱出と行きたいところだったが、ショートからボールを受けたセカンドがファーストに暴投。その後連打を浴び、一死満塁としてしまうと森川大樹（法大）に犠飛を放たれ、同点とされてしまった。９回には加藤拓也（政４）が登板。危なげなく三者凡退に切って取った。その裏は重田が安打で出塁するも得点は得られず、３対３の引き分けで試合終了となった。

終始、他大学の選手と話す場面が見受けられた東京六大学オールスターゲームin新発田。しかし戦いの時はすぐそこまで来ている。リーグ戦開幕まであと３週間。彼を知り己を知れば百戦殆うからず。今回得たことを糧にしてほしい。

記事：木下 恵

山本瑛大（商４）

オールスターは初めて。スタメンは結構意外で気合が入っていたというより緊張の方が大きかった。第1打席の2ベースヒットは感触としては落ちるかなという感じだった。投手は田村伊知郎（立大）で、いいピッチャーなので打てて良かったと思う。チームでもリーグ戦の時から右打ちは徹底していて、それが活きた。六大学のみんなと野球ができるのが今日で最後だったのでいい感じで終われたかなと思う。他の大学は全部強い。練習をいっぱいして頑張って秋は優勝したい。

岩見雅紀（総３）

いい試合が出来て良かった。先制タイムリーの場面は打つことだけを考えていた。初打席は良い結果が出たが、出来れば次の打席でもチャンスメイクをしたかった。チームの雰囲気は良かったと思う。チームは違うが、立教の澤田投手、同じチームでは明治の加勢選手や逢澤選手とは特に親しくなった。これからのシーズンに向けて、春以上の成績が残せるように、しっかり頑張りたい。