早い時期での残留を決めたい慶大は立正大と対戦。試合は12分、
2020/11/7(土)13:30ko @会場非公開 ーーアミノバイタルカップで敗れた相手にどのように臨みましたか
【スコア】
慶應義塾大学 2-2 立正大学
【得点者】
1ー0 12分 宮本稜大(慶應義塾大学)
1ー1 19分 鈴木康孝(立正大学)
2ー1 73分 橋本健人(慶應義塾大学)
2ー2 90+1分 近藤拓海 (立正大学)
◇慶大出場選手
GK田原智司(環4・静岡学園)
DF酒井綜一郎(政3・慶應義塾)→90分 田嶋凛太郎(総3・暁星)
DF小林誉貴(商3・清水東)
DF日川優太(商3・高崎)
DF谷本竜一(総3・FCトリプレッタユース)
MF松本雄太(商3・國學院久我山)→78分 内桶峻(政4・國學院久我山)
MF勝俣昂亮(商4・清水東)→68分 小山内慎一郎(総3・青森山田)
MF木南諒(経4・國學院久我山)→58分 中畝楓流(法4・桐蔭学園)
MF橋本健人(総3・横浜FCユース)
FW松岡瑠夢(総4・FC東京ユース)
FW宮本稜大(商2・國學院久我山)→85分 古川紘平(政2・学習院)
前節は土壇場で逆転され、後期に入って足踏みが続く慶大。 今節の対戦相手はリーグ戦前期では勝利したものの、 アミノバイタルカップでは敗れた立正大。 いつもの3バックではなく最終ライン小林誉貴(商3・清水東) を加えた4バックの布陣で臨んだ。
開始早々の4分、日川優太(商3・高崎) のロングスローのこぼれ球から宮本がシュートを放つもゴールなら ず。しかし12分、 左サイドに流れたボールに反応した橋本がクロス、 そして勝俣昂亮(商4・清水東)がミドルシュート。 宮本がそのシュートにいち早く触れたことで角度を変わりゴール。 宮本のリーグ戦初ゴールで先制に成功する。 試合を優位に進めたい慶大だったが、 19分にカウンターから失点を許してしまう。 その後は両チームともに攻勢を強める展開に。 守備ではポストに救われる場面もあり、 1ー1で前半を折り返した。
後半に入ると、慶大がボールを展開するが増えるものの、 中々決定機を作れない。しかし60分、松岡瑠夢(総4・ FC東京ユース) のドリブル突破からボールを受けた宮本が相手DFを背負いながら の強烈なシュートを放つもクロスバーを弾きゴールならず。 攻守が目まぐるしく変わる中、73分、 中央でボールをキープした松本雄太(商3・國學院久我山) が左サイドを駆け上がる橋本にパス。橋本がPAに侵入し、 カットインから放たれたシュートはゴールネットを揺らし待望の勝 ち越しゴール。その後は交代枠を使い、 待望の勝ち点3が近づいたように見えた。 しかし試合終了間際の相手セットプレーで供給されたボールをクリ アできず、押し込まれ痛恨の失点。 二試合連続で終了間際の失点を許し、 連敗は止まったものの後悔が残る試合となった。
二度のリードを守りきれず、勝ち点1にとどまった。 特に試合終了間際の2失点目は何としてでも防がないといけない場 面、さらに前節と似た展開のために今後の課題となった。 そして終了後の選手の悔しそうな姿が印象的だった。 スピードと相手に競り負けない強さをみせる宮本の初ゴールや松岡 の活躍など攻撃面でのポジティブな要素があるだけに、 次節こそは勝ち切って後期初勝利と残留に向けた勝ち点の積み上げ をしたいところだ。
(記事・写真:室留裕介)
淺海友峰監督
やることはシンプルな相手なので、 こちらもやるべきことを整理して一分一秒にこだわるトレーニング をしてきたつもりでした。
ーー2ゴールを奪った攻撃に対する評価は
もっと点を取らないといけないですね。チャンスも増え、 シュートで終えるシーンが増えたのはいいことだと思うのですが、 精度の部分がまだまだ甘いと思います。
ーー試合は勝ち点1という結果に終わりました
勝ち点という話よりも二試合連続で同じ時間帯に失点していること はチームとして情けないですし、 そこに課題意識を持ってやっていきたいです。
ーー連敗は止まりましたが、 今後勝ち切るために必要なことは
特段新しいことにガラッと変えるつもりはないのですけど、 今日やこの前(明大戦) の失点の部分は選手にしかできないところだと思うので。 選手がどこまで自覚を持てるか、 これが続くと関東一部という舞台厳しい戦いが続くので自分たちで 変われるかというところだと思います。
ーー次節に向けて
さっき言った通り、 大きく変えようとは思わないのでやるべきことを整理して臨みたい です。
宮本稜大(商2・國學院久我山)
ーーどのような指示でピッチに送り出されましたか
自分はFWなので、 これまで何分も出場機会を与えられている中でゴールが取れてなく て。今日改めて友峰さん(淺海監督) から仕事は点を取ることだから点を取ってこいと言われました。
ーー先制ゴールを振り返って
今日は絶対決めてやる思っていて。 シュートを増やしていこうということと、 ボールにしっかり反応していこうという意識で試合に出ていて、 ゴールは味方のシュートの軌道を変える形だったのですが、 相手より先に反応してボールに触れたのがゴールの要因かなと思い ます。
ーーリーグ戦で初ゴールです
正直後期のこの時期まで決められていないことに焦っていたので、 嬉しいという気持ちもあるですが、 ほっとしている思いの方が強いです。
ーー後半はクロスバーへのシュートなどもありましたが、最近の調子は
前回の明治戦から自分でも動いているな思っています。 でもあの場面でバーに当ててしまうところがまだまだで、 チーム勝たせるFWになるためには前半の1点で満足せずに後半の 追加点を狙っていくのが自分の仕事だと思うので、 今後はチームを勝たせるゴールを貪欲に狙っていきたいと思います 。
ーー今後のリーグ戦の意気込みをお願いします
慶應自身が苦しい時期が続いていると思うのですけど、 それでも自分たちは毎節毎節チャレンジャーとして相手をなぎ倒す しかないので苦しい中でも、 相手を倒すためにリスペクトして一週間練習していい準備を進めた いと思います。