【端艇】131期ラストインタビュー

ボート

「変化」を掲げ、数々の苦難を乗り越えて漕ぎ抜いた今シーズン。インカレ後、主将の村上廉太郎(政4・慶應志木)は131期の同期を「宝物のような存在」と語った。4年間競い合い、支え合ってきた131期の方々に慶大端艇部での4年間を振り返っていただいた。

主将・村上廉太郎(政4・慶應志木

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

同じ目標に向かって気持ちを一つに頑張ることがこんなにも楽しいことなのかと気づかされました。印象に残っている試合は多くあって選べないです。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

悩むことも多くあったのですが、同期の存在が支えになりました。4年間、切磋琢磨し笑いあえて、心から感謝しています。

 

主務・桒原侃生(政4・慶應志木)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

僕は端艇部生活を通して、チームメイトの存在の大きさを学びました。僕は高校からボートを始め、ボートの楽しさに惹かれて大学でも端艇部に入部しました。大学でもボートは変わらず好きでしたが、なかなか活躍できない自分にもどかしさを覚えたり、成長を感じられなかったりすることでモチベーションが低下してしまうことも時にはありました。でもそんなときに支えとなったのはチームメイトの存在でした。ハードな練習でも限界を尽くして頑張っている姿、努力を重ねてエルゴでベストタイムを出す姿、そんなチームメイトの姿にたくさん奮い立たせられました。自分も負けていられないと思えました。それは選手からマネージャーに転換しても変わらず、僕の大きなモチベーションでした。

4年間の端艇部生活でチームメイトの存在の大きさを実感しました。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

4年間衣食住を共にしてきた同期ほど密な関係になれる人達はこの先なかなか現れないと思います。ボートはもちろん、ボート以外のくだらない話もたくさんしてきました。みんなとの縁はこれからも大事にしたいです。この先もよろしくお願いします。

 

後輩へのメッセージ

とてもひたむきで練習熱心なみんななら絶対に早慶戦優勝、インカレ優勝をつかみ取ってくれると信じています。ずっと応援しています。頑張れ!

 

副将・田村直親(政4・慶應義塾)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

人生で初めて、本気になれた4年間でした。

クルー、チーム、家族、応援してくれる方々への感謝と責任を強く感じたボート人生でした。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

仲良しではなかったけれどそれが131期の色です。

楽しい4年間でした。

 

後輩へのメッセージ

みんななら何の心配もありません。本気でボート漕いでください。

最後に。ボートは最高に楽しい!

 

合宿所長・古谷高章(商4・慶應志木)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

四年間ボート競技に夢中であれたことが何よりも幸せだったと思います。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

選手だったりマネージャーだったり、各々立場や役割は違ったけれどそれぞれの場所で頑張るみんなの姿が大きな励みでした。

 

後輩へのメッセージ

桜橋の下を一番に通過する姿が見られると信じています。頑張れ。

 

女子部主将・遠藤佳奈(商4・豊島岡女子学園)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

本当に人に支えられた4年間だったと思います。

女子部の主将になってからは、大変なことも多く、その分時間をかけて考えること、自分よりチーム全体を考えるようになりました。沢山の人に支えられていることにも気付くことができ、本当に感謝しています。応えられる結果で恩返しすることができなかったことが情けなく心残りです。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

4年間ありがとうございました。辛いときでも、同期の何気ない言葉に力をもらったり、競技に対する姿勢や強さをみて自分も頑張ろうと思えました。

 

女子部副将・根岸彩子(政4・白百合学園)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

4年間の合宿生活と一つの高い目標に向けて取り組み続ける活動を通じ、諦めない粘り強さを一番身につける事が出来たと感じています。

特に印象に残っている試合は春の早慶戦です。女子は30年以上早稲田に負けています。ボート界の女王早稲田に、競技未経験者メインの慶應女子がどうやって勝つのかを、本気で考え続ける毎日でした。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

入部当初陸トレで死にかけていた私が、ここまで成長することが出来たのは、ひとえに同期の存在があったからです。泣きまくったりネタにされたりした山中湖の思い出も、3年以上前のものと考えると感慨深いものがあります。

3年以上もあの戸田公園という閉鎖空間で共同生活をしていたことを思い返すと、思い出話に尽きず、たった数年間の内容の濃さ、そして共有した仲間の存在に驚きます。

途中で退部した同期もいれば、途中から入部してくれた同期もいますが、皆との出会いが今の私を作っていることは確かです。

今まで一緒に部活をやってくれた同期の皆には、何だかんだ感謝の気持ちで一杯です。

四年間お疲れ様!

 

後輩へのメッセージ

みなさん、老害の身ではありますが、またよろしくお願いします。

浦敬太郎(経4・攻玉社)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

様々な人間と寝食を共にする中で「各個人のスタンスを理解して人を動かす」ことを学んだ。自分の思い通りに人を動かすのではなく、相手が動くスイッチを探して背中を押すようなスタンスに変わったと考える。

単調で辛いことの中からわずかな楽しみを見つけて、ワクワクしながら毎日を過ごす力を持った仲間を得られたことが何よりも大きい。

4年生のインカレの予選が最も印象に残った。先輩や経験者の同期の力を借りずに初めて「自力で」金星を挙げたからだ。それまでの努力が、その分だけ等身大に、結果に表れた気がした。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

お世話になりました。中高の仲間より親しく、家族より私のことをよく理解する人間をたった4年間でこれだけ多く得られるとは思いもしませんでした。全員が偶々同じ時期にボートに惹かれ、ボートを愛し、何にも代えがたい時間を過ごせたこと、これ以上ない誇り高き思い出となりました。これからも宜しくお願い致します。

 

後輩へのメッセージ

人間万事塞翁が馬。良いときは謙虚に要因を探り、また悪いときは次に良くなることを信じて辛抱強く根を張っていってください。そのアップダウンの大きさこそボートの最大の面白みでもある、と大きく構えましょう。

 

王田恭之(商4・慶應義塾)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

2年生の時の新人戦で大学入ってから大きい大会では初めて決勝まで進めた試合。あと一歩のところでメダルを逃したことが悔しかった。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

4年間で最大の目標にしていた早慶戦が開催されず非常に悔しい思いをしたけど最後同期の活躍する姿を見られてよかったです。

 

鍛治田有史(政4・慶應義塾)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

4年間で忍耐強くなれたと感じています。今年の春は調子が上がらず、4年生でありながら早慶戦メンバーから漏れて、どん底にいました。ただ、このまま一年間を過ごして引退するのは納得がいかないと思い、自分の練習態度などを見つめ直してみました。コロナ自粛明けからは調子を取り戻し全日本・インカレでは結果を残すことができたので腐らず努力し続けてよかったと感じています。そういった意味では再び輝くことができた今年のインカレが最も印象に残っている試合です。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

また集まって鍋食べたいです!

 

後輩へのメッセージ

やっぱり日本一獲っているところが見たいです!自分のことのように嬉しくて泣くと思います!応援しています!

小宮山息吹(経4・慶應義塾)

4年間を振り返って(印象に残っている試合など)

私は大学4年間の部活動を通じて心身共に成長したい、そして早慶戦に出場して早稲田に勝利したいという2つの強い思いで端艇部に入りました。結論から言うとこの2つの目標はほぼ達成出来たと言える4年間だったと思います。もともと私はメンタルがあまり強くなく、フィジカルに関しても入部当初は準備体操の屈伸運動から脚がキツくなってしまう程の貧弱なものでした。そのような私が4年間ボートという心も身体も限界を試されるようなハードなスポーツを通じて心身共に成長出来たということは言うまでもありません。

また2つ目の目標であった早慶戦の勝利というものは大学3年生時の早慶戦第2エイトで達成出来ました。勝利した瞬間の心の底から湧き上がるような喜びと、その喜びを9人の仲間たちと分かち合ったあの経験は一生の財産だと言えます。そして早慶戦に出場していない選手も自分たちと同じように泣いて喜んでいる姿を見た時に早慶戦で勝利することの意味の大きさを実感し、その光景にも胸をうたれました。

しかし今年の早慶戦は新型コロナウィルスの影響により中止となり、対校エイトで勝利するという私の1つの大きな目標は叶えられずに終わってしまいました。やはり私にとって特別な大会であった早慶戦で、早稲田相手に対校エイトで勝利したかったという思いは今でもあります。そのためこの思いは実力十分でまだまだ成長段階の頼もしい後輩達に託し、私は1人のOBとして微力ながらこれから部に貢献していこうと思います。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

4年間の寮生活において、辛い時も楽しい時もどんな時も一緒に過ごしてきた同期はかけがえのない存在だと思っています。練習終わりにシャワーを浴びながらくだらない話で盛り上がっている時間、ホールでご飯を食べながらくだらない話で盛り上がっている時間、消灯前に選手部屋でくだらない話で盛り上がっている時間、そういった何気ない日常のような時間がとても好きでした。(もちろん真面目な話も沢山しました。)こうした一生モノの仲間たちと出会えたことも私の人生にとって大きな財産であり、端艇部に入部して良かったと心から思える要因の1つです。  

 

後輩へのメッセージ

現役を終えた私にとって後輩が試合で勝利することが1番の喜びでありそれを心から願っています。中でも先述したように早慶戦で勝って喜んでいる姿を見せて欲しいです。そしてそれを達成する力が後輩達にはあると本気で思っています。期待しています!

 

中島大輔(商4・慶應義塾)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

高校ではディベート部に所属し大学からボートを始めた私は知識も経験も体力もなく、すべてが一からのスタートでした。私はボート部の中で様々なことを学び成長しましたが、その中でも一番学んだことは、人に教えることこそが自分の成長に一番つなが

るということです。後輩に教える立場になったときになって初めて見えることもあるし、また教えるためにより積極的に知識を吸収するようになったような気がします。私は4年でレースに出られませんでしたが、後輩を見ていたこの期間が一番成長できた期間であると感じました。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

いままでありがとうございました。これからも頑張ってください。

 

永田大智(環4・清風)

4年間を振り返って(印象に残っている試合など)

4年間を振り返ると入学時にボートを続ける選択をして間違っていなかったなと思います。納得がいかないことなどもありましたが、そのような環境の中で努力し、発言する姿勢は社会人になってからも生きてくると感じています。全国優勝は出来ませんでしたが、高校時代を大きく上回る成績を残せたことを嬉しく思います。

 

同期へのメッセージ

苦楽を共にした分、親友と呼べる同期を多く作ることができました。調子が良い時は共に盛り上がり、悪い時は気にかけ励まし合う。単純なことですが4年間常にこのことを繰り返すことで気がついた頃には何でも話せる仲になっていました。社会人になってからも利害関係を気にせずに、全てを曝け出せる仲間が出来たことは宝です。

 

後輩へのメッセージ

後輩達には感謝しかありません。チームが上手くいっていない時も信じて共についてきてくれましたし、練習熱心でした。来年は必ず飛躍すると確信しています。頑張って欲しいです。

 

三浦治樹(商4・慶應義塾)

4年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

人生で初めて明確な目標を設定し、そのためにやるべきことを自分で考え、結果を出せたという成功体験を得られたことは、今後の人生において必ずプラスになると思っています。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

部活を経てみんなが今後どのような活躍をするのか、楽しみです。

 

後輩へのメッセージ

自分が正しいと思った道を進んでください。そうすればどのような結果になろうと後悔はしません。

 

向井新(経4・慶應義塾)

4年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

トイレが爆発しようとネズミが大繁殖しようと、いかなる環境でも生活できるすべが身につきました。昨年の早慶戦での勝利(第二エイト)が最も印象的です。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

最高に楽しかったです。

 

後輩へのメッセージ

来年の早慶戦、必ず勝利してください!

 

森田大陽(商4・慶應志木)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

かけがえのない最高の仲間を得られました。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

楽しい思い出をありがとうございます。

 

後輩へのメッセージ

辛いことも過ぎれば糧となります。

 

安本壮瑛(経4・慶應義塾)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

四年間の端艇部生活で忍耐力が鍛えられました。印象に残っている試合は、3年生の時のインカレです。後輩に迷惑かけまくりでしたが、今となっては良い思い出です。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

多くの時間を共にして、4年間楽しめました。ありがとうございました。

 

後輩へのメッセージ

みんな僕よりしっかりしているので言える事はないです笑

吉田迅(経4・慶應志木)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

中高はそれほど厳しくない部活に入っていたので、この端艇部での4年間は間違いなく自分を大きく変えるきっかけになったと感じています。

特に、2年生の途中にマネージャーへの転向が決まった際は、マネージャーという立場で選手を支えた経験も今までなかったため、自分自身で勝利を掴めない辛さと大きな不安がありました。

しかし、気づけば日々厳しい練習に励む仲間のためにできることはすべてやり切ろう、マネージャーにだって勝利を掴むことはできるんだと何事も全力で取り組んでいました。

この4年間何度も挫けそうなこともありましたが、最後までチームの勝利に尽くし、全力を出し尽くした大切な仲間の嬉し涙や悔し涙を隣で見られたことを誇りに思います。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

大袈裟ではなく、私は本当に同期に恵まれたと思っています。

みんながいなければ私は辛い練習を途中投げ出していただろうし、マネージャーの仕事も全力でやらなかったと思います。

最後まで目標に向かって一つの妥協もしなかった同期のみんなを本当に尊敬しています。

いままで本当にありがとう。

 

後輩へのメッセージ

やれることの全てをやり尽くして、少しの後悔も残さず引退まで駆け抜けて欲しいと思っています。

心から応援しています。

 

流石章代(総4・吉田)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

印象に残っている試合はやはり早慶レガッタです。約2ヶ月間の早慶レガッタ強化合宿を経て慶應と早稲田だけが漕ぐことのできる隅田川で戦えたことはとても貴重な経験となり印象深い試合です。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

同じ目標に向かって頑張ることができてとても楽しかったです。ありがとう!!

 

後輩へのメッセージ

131.5期として132期のこと心から応援しています。みんな頑張れ!

 

 

穂刈美賀(文4・田園調布学園)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

マネージャーとして、メールの打ち方や電話のかけ方など基本的なことを身につけられたのはもちろんですが、何よりも人の成長を見守る喜びを知ることができました。チームが勝つためにマネージャーとして何ができるか考え実行した日々は大変充実したものでした。

印象に残っている試合は、昨年の早慶レガッタです。9人中6人が当時の3年生という、同期が多く乗った第二エイトが、3年ぶりに早稲田に勝利した瞬間は本当に嬉しかったです。

 

共に過ごした同期へのメッセージ

4年間お疲れ様でした。

入部するかだいぶ迷い遅れて入ってきた私を温かく迎え入れ、時に優しく、時に厳しく(?)接してくれてありがとうございました。

同期のみんなが頑張る姿を見るのが好きで、最後まで私も頑張ることができました。同期がみんなでなかったら、私は続けられていなかったかもしれなし、そもそも入部していなかったかもしれません。個性豊かで面白くてストイックなみんなが大好きでした。

引退しても、4年間鍛え上げてきた筋肉をどうか絶やさず健康的に生きてください!(笑)

 

後輩へのメッセージ

コロナや部員の減少など、新体制の幕開けから色々大変かとは思いますが、自分たちの力を信じ、部員間でよくコミュニケーションをとって頑張ってください!

押し付けがましいかもしれませんが、来年の早慶レガッタは是非私たちの分まで頑張ってほしいと思います。応援しています!

 

水谷智咲(環4・小林聖心女子学院)

四年間の端艇部生活を振り返って(印象に残っている試合など)

最初で最後だった早慶戦

 

共に過ごした同期へのメッセージ

同期のみんなありがとう!

 

--この度はご卒業おめでとうございます。どんな時でも快く取材に応じてくださった慶應義塾體育會端艇部131期の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。皆様の今後のご活躍を慶應スポーツ新聞会一同、心より願っております。

 

(写真:慶應スポーツ新聞会、写真提供:慶應義塾體育會端艇部)

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