明大戦から4週間の期間を経て再開した関東大学サッカーリーグ。24分に一瞬の隙を突かれ先制を許すも、慶大は中盤にかけて徐々に好機を増やしていった。47分、ロングスローのこぼれ球を受けた小山内慎一郎(総4・青森山田)のシュートがゴールネットを揺らし同点に追いつくと、71分には山田大敬 (総4・京都サンガF.C.U-18)オーバーヘッドで逆転に成功。慶大が待望の今季初勝利を飾った。
2021/05/30(日)11:30ko @駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
【スコア】
慶應義塾大学 2ー1 流通経済大学
【得点者】
0-1 24分 佐藤響(流通経済大学)
1-1 47分 小山内慎一郎(慶應義塾大学)
2-1 71分 山田大敬 (慶應義塾大学)
◇慶大出場選手
GK 村上健(政1・國學院久我山) |
DF 酒井綜一朗(政4・慶應) |
DF 谷本竜一(総4・FCトリプレッタユース) |
DF小林誉貴(商4・清水東) |
MF橋本健人(総4・横浜FCユース) |
MF日川優太(商4・高崎) |
MF 山口紘生(商1・國學院久我山)→HT 田嶋凛太郎(総4・三菱養和SCユース) |
MF山本献(商2・國學院久我山)→HT山田大敬(総4・京都サンガF.C.U-18)→90+1分 新津裕也(文4・上田) |
MF小山内慎一郎(総4・青森山田)→79分 新津裕也(文4・上田) |
MF齊藤滉(商3・FC町田ゼルビアユース)→90+3分 塩貝亮太(商2・暁星) |
FW古川紘平(政3・学習院)→HT 宮本稜大(商3・國學院久我山) |
前節の明大戦から4週間の中断期間を経て流経大戦を迎えた慶大。ここまで1分4敗の最下位に沈んでおり、このまま上位戦線から離脱するわけにはいかない。逆襲の6月に向けて、チーム一丸となり今季初勝利をつかむ。
キックオフ直後CKを頭で合わせたボールがクロスバーに直撃するなど、序盤は流経大に押され気味の展開に。試合が動いたのは24分、中央の空いたスペースにボールを入れられると、走り込んできた佐藤響(4年・水戸啓明)がワンタッチで合わせたシュートはゴール左隅に吸い込まれ先制を許してしまう。失点はしたものの28分、古川紘平(政3・学習院)のシュートから慶大は徐々に得点の機会を窺っていく。42分には日川優太(商4・高崎)のロングスローを酒井綜一朗(政4・慶應)が頭で落とし、橋本健人(総4・横浜FCユース)がシュート放つも相手GKの好セーブに阻まれる。終了間際には連続CKで好機を演出するなど、ゴールの機運を伺わせながら前半が終了した。
後半開始早々、日川のロングスローに相手GKが飛び出しはじいたボールを橋本が小山内に頭で流し小山内が右足を一閃。小山内のゴール左隅に突き刺さるシュートで試合を振り出しに戻した。同点直後右サイドから中央に切り込まれ、素早い縦パスをトラップしてシュートを打たれるも村上健(政1・國學院久我山)が好セーブを見せ得点を許さない。両チームともPA内まで攻め込むものの得点シーンが生まれず膠着状態に入りかけた71分。再び日川のロングスローを酒井が落とし、山田のオーバーヘッドがゴール右隅に吸い込まれ鮮やかな逆転劇。その後も攻撃の手を緩めず、上位大相手に慶大が今季初の勝ち点3を獲得した。
(記事:小林由和 写真提供:慶應義塾體育會ソッカー部)
※当記事は緊急事態宣言発令を受け、オンライン中継を見て執筆しました。そのため監督及び選手へのインタビューは行っておりません。ご了承下さい。