【バスケ(男子)】後半、相手の追い上げにあうも逃げ切ることに成功/第90回慶関バスケットボール定期戦 vs関大

バスケ男子

多くの観客が見守る中、日吉記念館で行われた慶関バスケットボール定期戦。関西大学との伝統の一戦も今年で90回を迎える。慶大はこの試合に勝利して、新人戦、早慶戦へと勢いをつけたいところである。第1Qから水谷、山本を中心に得点し大きくリードし前半を終えた慶大。しかし、後半立て直しを図ってきた関大に少しずつ点差を詰められてしまう。試合終盤には連続得点を許すもなんとか逃げ切り慶関戦初戦で勝利を収めた。

2022/5/14(土) @日吉記念館

第90回慶関バスケットボール定期戦 vs関西大学

 

Q

Q

Q

Q

合計

慶大

2617

1665

関大

1015161960

慶大スターティングメンバ

 

#4 山下卓馬 (政4・静岡城北)

 

#7 水谷祐葵(環4・四日市工業)

 

#9 山本康英(政3・長崎西)

 

#11 藤島渓(商3・慶應志木)

 

#15 髙島孝太郎(総2・近代附属)

この日もオフェンスでチームを引っ張った水谷

第1Q、水谷の3ポイントで先制点を挙げた慶大。山本も0度でのジャンプシュート、3ポイントを沈める。試合の主導権を握ったように思えたが、相手も応戦し一進一退の展開が続く。1対1でファールをもらった慶大は、フリースローで地道に得点を重ね徐々に点差を広げることに成功。終盤には水谷がチェックされながらも3ポイントを決め切り、期待の新人・廣政遼馬(経1・福大大濠)もゴール下で得点し、16点リードで第2Qへ。

今後の活躍にも期待がかかる椎橋(左)と廣政(右)

リードを広げたい第2Q、山本のミドルシュートで試合が再開。その後連続得点を許すも、藤島のパスカットから速攻でのシュートを確実に決め、流れを引き戻す。しかし、その後はゴールに嫌われる時間が続き点を伸ばすことができない。山下、髙島がリバウンド争いで体を張ったプレーを見せ、粘り強く攻め続けると、水谷の3ポイントがリングを捉える。それに続くように廣政も2本連続で3ポイントを沈める。椎橋遼生(政1・國學院久我山)もリバウントからそのままボールを押し込み得点。相手の反撃をかわした慶大は、43−25で前半を終えた。

ルーズボールやリバウンドでボールへの執念を見せた髙島

第3Q、いきなり相手に3ポイントを決められてしまうが、髙島がハイポストからシュートを決める。しかし、その後リズムに乗ることができない慶大はパスミスなどが続き、ターンオーバーから速攻を許し失点。徐々に点差を詰められてしまう。タイムアウトで立て直しを図るものの、疲れが見え始めた慶大はオフェンスで攻めの形を作ることができない。さらにディフェンスでも足が止まってしまい相手の猛追を止めることができない。それでも、最後に藤島がゴール下で得点。このQ挙げた得点はわずか6点にとどまり点差を縮められ、49−41で最終Qへ。

苦しい時間でもゴールにアタックし続けた山本

収穫と課題どちらも見つかった今回の試合。試合の入り、第4Qの序盤に悪い流れを断ち切りリズムを取り戻せたことはこの試合での収穫だろう。一方で、前半は主導権を握り試合を優位に進めたものの、後半自分たちのミスから失点を招き、点差を縮められてしまったことは課題と言える。それでも相手の追い上げを振り払い勝ち切ることができたことは大きい。早慶戦、リーグ戦と今後の試合も簡単に勝てる試合ばかりではない。この試合で見つけた収穫と課題を生かして長いシーズンを戦い抜いてほしい。

(記事・写真:船田萌恵)

 

 

山本康英(政3・長崎西)

––試合を振り返って

前半は自分たちのシュートが入っていたおかげで気持ちよくできていたところはあったんですけど、後半になって自分たちのシュートが入らない時のグダグダ感というかそれで相手が波に乗ってしまったところがあるので、外のシュートが入らない時の対応策をしっかり考えていかないと、自分たちで自分たちの流れを潰してしまうと思いました。シュートが入らない時にドライブを増やすだったりディフェンス頑張ってオフェンスにつなげるだったりをしていかなければいけないと思いました。

––前半はシュートタッチがよく、高確率でシュートが決まっていました

最近の試合から調子は良かったと思うんですけど、前半だけでなく試合中ずっと決めないといけないと思いました。

––後半苦しい時間にチーム内、コート内ではどんな話が出ていましたか

前半にリードできていた分、ディフェンスをしっかりすれば負けることはないと思っていたのでまずはディフェンスをしっかりやってそこから自分たちの流れでオフェンスを持っていければという話が出ていたんですけど、ディフェンスも自分たちのミスから相手に速攻されることがあったので、ディフェンスをもう一度締め直す必要があると思いました。

––トーナメントが終わってから修正したことはありますか

1部の相手と戦ったことによって自分たちが足りないことが明確になって、特にディフェンス、リバウンド、ルーズボールについては絶対に負けないようにしようということが目標に上がっていました。実際に今日ルーズボールは追えてるところがあったので、そこは意識してできたのかなと思います。

 

廣政遼馬(経1・福大大濠)

––試合を振り返って

前半は外のシュートも入っていて、オフェンスのリズムもしっかり作れていたと思うんですけど、後半シュートが入らなくなってからそこの対応、修正が遅くなってしまったと思います。せっかくあったリードが最後縮まってしまったので、そこは修正しないといけないと思いました。

––ご自身のプレーを振り返って

練習通りというか、良いパスをもらったので決められて良かったと思います。今日だけでなくこれからも決められるように練習を続けたいと思います。

––初めての慶関戦はいかがでしたか

楽しませてもらいました。上級生が引っ張ってくれたので、あとは楽しむだけだったのでやりやすかったんですけど、もっと締まるゲームをしないといけないと思いました。

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