【ソッカー(男子)】接戦をモノにして連勝、見えた光明 第3節VS産能大

第2節からの連勝を狙う慶應ソッカー部は、産能大と激突。両者譲らぬ激戦のなか、後半立て続けに2点を奪い勝ち越した慶大が逃げ切り、今季リーグ戦初の連勝を飾った。

 

2022/4/9(土)11:00キックオフ @会場非公開

 

【スコア】

慶應義塾大学2―1産能大

 

【得点者】

0―1 13分 城定幹大(産業能率大学)

1―1 53分 田村祐二朗(慶應義塾大学)

2―1 75分 齊藤滉(慶應義塾大学)

 

◇慶大出場選手

GK

21 根津拓斗(政2・慶應)

DF

7 山本献(商3・國學院久我山)

5 牧野晋作(経4・東京武蔵野シティFC U-18)

2 山口紘生(商2・國學院久我山)

3 川野太壱(法政4・横浜FCユース)

MF

14 田村祐二朗(環4・藤枝東)→90分+1 MF6 森友紀(環4・学習院)

20 内藤豪(法法2・駒澤大高)

15 角田惠風(商1・横浜F.マリノスユース)

29 茅野優希(政2・慶應)→62分 FW30 立石宗悟(法法1・桐蔭学園高)

FW

10 齊藤滉(商4・暁星)

11 宮本稜大(商4・國學院久我山)→45分 FW9 古川紘平(法政4・学習院)

 

開幕節で昇格組の青学大にまさかの敗戦を喫したものの、続く第2節では3-0と昨季1部の貫録を見せつけた慶大ソッカー部。第2節から中2日で臨んだ第3節は、スタメンの入れ替えを1選手に留めた。この采配が吉と出るか、凶と出るか。

 

 前半は両者に好機が訪れるも、拮抗した試合展開が続いた。そのなかで、慶大は13分に早々と失点すると、以降もたびたびペナルティエリア内外からシュートを放たれ苦戦を強いられる。慶大はDF山本献(商3・國學院久我山)の正確なサイドチェンジ、ロングキックを軸にサイド攻撃を仕掛け突破は見せるものの、得点に結びつかないまま前半が終了する。

 

 

 後半に入ってからは相手陣地で仕掛けることが多くなった慶大。コーナーキックの流れから裏に抜け出したMF茅野優希(法政2・慶應)がペナルティエリア内で倒されPKを獲得すると、主将・田村祐二朗(環4・藤枝東)が冷静に逆を突いて決め、試合を振り出しに戻す。完全にペースをつかんだ慶大は直後の54分にもMF田村のプレスバックからボール奪取に成功し、1点ものの好機を作り出す。惜しくもトラップが流れて得点には至らなかったものの、慶大の勢いと産能大の動揺を象徴するような場面であった。72分にはショートカウンターからFW古川紘平(法政4・学習院高)がシュートを放つも、相手GKが好守を見せた。

 

 75分には右サイドの突破から完全に相手を崩し切り、今季から10番を背負うFW齊藤滉(商4・暁星)が得点した。試合はそのまま2-1で慶大ソッカー部の勝利。前半は互角の展開であったものの、後半は相手のミスにつけこんだり、プレスがハマったりすることによって好機が増え、それをきっちりとモノにした、慶大ソッカー部がスコア以上の差を見せた勝利だった。

(記事:飯野広太郎)

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