【競走】ハードル・豊田の活躍で男子1部残留、女子は跳躍ブロックの活躍が光る/第101回関東学生陸上競技対校選手権大会

2022年度 競走

11点を獲得した豊田

5月19日から22日にかけて国立競技場で行われた関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)。「陸の王者、再興」をスローガンに掲げ、男子1部24点、女子1部15点を目標としていた競走部。男子1部では400mハードルと110mハードルに出場した豊田兼(環2・桐朋)、三段跳の三浦和真(理3・小山台)の活躍が光り、合計23点を獲得。16校中13位で1部残留を果たした。女子1部は、跳躍ブロックの大久保綺更(環3・都立富士)、浦津ななの(環3・中京大中京)の躍動で5点を獲得し、25位で関東インカレを終えた。

第101回関東学生陸上競技対校選手権

5月19日(木)~5月22日(日) @国立競技場

 

結果

男子1部:23点 第13位 1部残留

女子1部:5点 第25位

男子3部:1点 第12位

※男子3部には大学院生が出場

 

 

慶大得点獲得者

選手

出場競技

記録(決勝)

順位・得点

三輪颯太(環2・西武文理)

男子1部200m

21秒31

8位・1点

豊田兼(環2・桐朋)

男子1部110mハードル

13秒82

2位・7点

豊田兼

男子1部400mハードル

50秒13

5位・4点

三浦和真(理3・小山台)

男子1部三段跳

15m68

3位・6点

武田翔太(法3・慶應)

男子1部走高跳

2m08

7位・2点

伊藤達也(商3・帝京大学)

男子1部やり投

66m73

6位・3点

大久保綺更(環3・都立富士)

女子1部棒高跳

3m70

6位・3点

浦津ななの(環3・中京大中京)

女子1部棒高跳

3m70

7位・2点

宮野勉(理M1・慶應)

男子3部800m

1分55秒80

3位・1点

 

 9年ぶりに聖地・国立競技場で、そして3年ぶりに有観客で行われた今年の関東インカレ。国立競技場そしてハーフマラソンのコースには多くの観客が訪れ、従来の活気を取り戻しつつある大会となった。

 

男子1部

3日目を終えて慶大競走部男子は15点を獲得するも14位。得点を伸ばしたい中行われた最終日には5選手が出場した。

 

最後に早大選手をかわした

男子ハーフマラソンには、今年の東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に関東学生連合の一員として7区を完走した田島公太郎(環2・九州学院)が出場した。沿道で多くの観客が見守る中、「自分が得点源になる」と臨んだ田島だったが、10km地点まで28位と苦しいレース展開に。しかし、そこから怒とうの追い上げを見せる。15km地点で21位まで浮上すると、最後の国立競技場のトラックで前を走っていた早大選手を追い抜き、18位でフィニッシュした。田島は意地を見せるも得点を獲得できず、大会記録が出た今レースを終えた。

 

 

 

活躍が期待されていた三輪(白ユニフォーム)

男子200m準決勝には高校2冠の三輪颯太(環2・西武文理)が登場。スタートで差をつけると、そのまま加速し21秒14で2着。決勝進出を果たし、天皇賜盃第91回日本学生陸上競技対校選手権大会(全日本インカレ)のB標準を突破した。迎えた決勝。序盤で差をつけられると巻き返すことができずに8位でフィニッシュ。得点1を獲得した。

田島と三輪の対談はこちらから→【競走】関東インカレ直前!注目選手対談 短距離・三輪×長距離・田島  | KEIO SPORTS PRESS (keispo.org)

 

 

走幅跳にはイベル ブランドン(総2・洛南)が出場。1本目に大胆な跳躍を見せるもラインを踏んでファウルに。2本目以降は棄権し、得点を獲得することはできなかった。

 

110mハードルで自身の持つ塾記録を更新し2位に輝いた豊田は、400mハードル決勝に臨んだ。前半果敢に攻めると、パーソナルベスト(PB)を更新する50秒13をマーク。5位入賞を果たし、4点を獲得した。これで豊田は2種目での入賞。1人で11点を奪い、チームの1部残留の立役者となった。

 

今大会慶應最後の出場者となったやり投の伊藤達也(商3・帝京大学)。1投目に66m73を記録すると、3投終了時の上位8人が進める4投目以降に残った。その後は記録が伸びなかったものの、見事6位に入賞し3点を獲得した。伊藤のやり投が終了し、競走部は関東インカレを終えた。

やり投に出場した伊藤

 

女子1部

女子1部は最終日に出場した慶大選手はいなかったが、3日目までに跳躍ブロックの活躍が光った。大久保は初日に棒高跳に出場。自己ベストに並ぶ3m70を記録し、6位入賞を果たした。浦津も同じく棒高跳びで3m70を跳び、大学ベストを更新。7位入賞に輝いた。2人の活躍で5点を獲得した女子1部だが、25位と悔しい結果で今大会を終えた。

自己ベストに並ぶ記録で入賞した大久保

 

男子3部

大学院生が出場した男子3部。宮野勉(理M1・慶應)は800mで3位に輝き、男子1部につなげる活躍を見せた。

1部につなげる活躍の宮野

 

(取材、記事 長沢美伸)

以下、得点獲得者のコメントです。

6点を獲得した三浦

三浦和真(男子1部三段跳3位)

――自己ベストを大幅に更新、大会を振り返って

大学3年間やってきて、つい先日まで高校からベストを出すことできず、大学でやってきたことが本当に自分に合っていたのか不安になることが多かったです。しかし、それが今回入賞という形で良い結果が出たので、自信につながりました。

――本番前はどのようなことを考えていたか

自分は出場25人の中で記録が下から3番目だったので、とにかく場の雰囲気に流されずに、いつも通りの自分の跳躍をすることも意識していました。

――今年は有観客、チームの応援もありました

声出しは禁止だったのですが、みんなの顔や拍手が聞こえてきて、特に3本目を飛ぶ前は大きな力となりました。

――これからの目標

今回の結果で、大きな大会に出られる可能性を感じたので、まだ標準記録に届いていない全日本選手権に出られるようにしたいです。また、今回標準切りができた全日本インカレは、出場するだけでなく入賞を狙っていけるように、練習を頑張っていきたいです。

 

 

大久保綺更(女子棒高跳6位入賞)

――今回の大会を振り返って

得点を獲得できたということは、最低限のことができたと思います。ただ、もっと順位を上げられたら良かったとは思いますし、自己ベストで入賞したかったです。

――本番直前に考えていたこと

今回は学校対校戦で入賞したいという気持ちが強くありました。1本で飛ぶことが大事になると思っていたので、そこを意識していました。また、緊張しすぎずに自分の力を出すことも意識していました。

――チームの応援がある中での試合

普段から見ていただいている部員や先生方に試合を見ていただけることは、楽しみでもあり、自分の実力を感じてもらえる機会だったので緊張してしました。しかし、試合になったら大きな力になりました。拍手だけの応援ではありましたが、その存在が本当に力になりました。

――今後の目標

今回の関東インカレを通し、自分の動きや周りの選手を見て、4mという目標に対する思いがより一層強くなりました。これからそこに向けて頑張っていきたいです。また、全日本インカレA標準の3m80cmを飛び、全日本インカレに出場できるように頑張っていきたいです。

 

浦津ななの(女子棒高跳7位入賞)

浦津は大学ベストの記録

――今回の大会を振り返って

順位と記録はうれしいものではなかったですが、得点を獲得できて最低限の目標は達成できたと思います。自分にとっては、大学ベストの記録だったので、大きな意味のあるものとなりました。

――チームの応援がある中での試合

近くで応援してもらえるというのはうれしかったです。

 

 

――飛ぶ前はどのような気持ちでしたか

今まで自分のためにやってきたが、3年生になり、チームのためにという思いが強かった試合でした。試合前はチームのために結果を残したいと思っていて、試合中は、雰囲気に飲まれないように自分の競技に集中しようと考えていました。

――今後の目標

これまで不調が続いていたのですが、最近調子が戻ってきたので、今シーズンここから自己ベスト(3m80)を狙っていきたいです。来年の関東インカレは優勝したいです。

 

武田翔太(男子1部走高跳7位入賞)

――今大会を振り返って

もともと出場者の中での持ち記録が2番で、昨年1年間けがで棒に振ってしまったので、今年こそは良い記録を出して優勝を目指して臨んだ大会でした。記録も順位もともに満足できないです。

――足首のけがの最中の取り組み

足首を使う競技なので、足首を使わない練習は限られていました。基本的には腹筋や背筋など初歩的なトレーニングをやっていました。

――今年はチームの応援がある中での試合

高跳びの競技をした場所は、慶大の応援席の真下でした。飛び終わった後で顔を上げたら、白一色の慶大の陣地があり、歓声が聞こえるというのはうれしかったです。

――今後の目標

今回の大会でまた足を痛めてしまいました。それを治してから、9月にある全日本インカレや早慶戦、来年の関東インカレで優勝できるように、一から体を作り直していきたいです。

走高跳で活躍した武田

宮野勉(男子3部800m3位

――大会を振り返って

ここ数年けがが多く、思ったタイムが出せなかったのですが、1部の800mの前に入賞という形で勢いをつけられて良かったです。

――けがの期間の取り組み

けがをした原因を探り、弱かったところを鍛えるようなエクササイズを地道に繰り返してしました。

――チームの応援がある中でのレース

レースの前まで一緒にアップをしたりするなど、存在を感じることができて心強かったです。

――今後の目標

今年の全日本インカレの標準タイムを切って、(院生)3人でフルエントリーしたいと思っています。

 

三輪颯太(男子200m8位入賞)

――入賞した200m決勝のレースを振り返って

準決勝と比べると周りの選手たちにのまれてしまったのもあり、自分らしい走りを出せずに終わってしまいました。ですので、入賞したとはいえ課題が残る結果となったので、この8位は悔しさの証としてまた来年につなげたいと思っています。

――大幅に上がった全カレ標準を突破

大幅に上がったとはいえ、もともとの調子などからして突破するつもりで居たので、そこまで気にしてなかったのですが、100mでは0.01届かなかったので、200mでは届いたことに少しホッとしています。

――今後の目標

決勝の舞台に帰ってこられたことを自信とし、この4日間で得た経験などからさらに努力を重ね、今後の公式戦での活躍や、今年度の目標のPB更新にむけて頑張っていきます!

 

伊藤達也(男子やり投6位入賞)

――ご自身の投擲を振り返って

悔いの残る投擲になってしまいました。チームに貢献するという最低限の結果しか残せませんでした。

――関東インカレに臨むにあたってどのようなことに取り組んできたか

常に試合を意識して練習してきました。そのおかげで、当日でも冷静に試合に臨むことができました。

――今後の目標

今年度は全日本インカレで入賞し、来年の関東インカレでは表彰台に乗りたいと思っています!

 

豊田兼(男子110mハードル2位、400mハードル5位入賞

――出場した両種目でPBを出して入賞

安心感と満足感に加え少し悔しさがあります。まずは想定よりも順位をあげられ、両種目PBを出せたので本大会の目標達成ができ嬉しいです。しかし110mハードルに関してはあと0.01秒で優勝、400mハードルに関してはあと0.13秒で49台突入というところだったのであと少しといったところでした。

――最終日の400mハードル決勝は3日間の疲労がある中でのレース

疲労に関してはあまり感じませんでした。どちらかといえば3日目の方が疲労感が強かったです。準決勝が突如無くなったこともあり、しっかり身体を休められたのだと思います。自分の前半型の走りを全うできました。

――今後の目標

まずは2週間後の日本選手権で49秒台で決勝進出を目標にしています。また秋シーズンは全日本インカレ、国体などで上位入賞を目指します。来年以降は国際大会も体験して活躍していきたいです。

110mハードルでは2位に輝いた(写真左)


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