【野球】秋季リーグ戦開幕直前取材④ 萩尾匡也選手×廣瀬隆太選手~慶大打線を支える2人のアーチスト~

野球対談

9月10日(土)に東京六大学野球秋季リーグ戦が幕を開け、慶大は17日(土)に初戦の東大戦を迎えます。慶應スポーツでは、秋連覇に向けて闘志を燃やす体育会野球部の選手たちにインタビューを行いました!

第4回は日の丸を背負った長距離砲コンビ、萩尾匡也選手(環4・文徳)と廣瀬隆太選手(商4・慶應)です!

 

――お互いの他己紹介をお願いします。

萩尾匡也選手(以下、萩尾):廣瀬隆太くんです。豪快なバッティングとちょっと器用な守備が魅力的です。

廣瀬隆太選手(以下、廣瀬):こちらが萩尾匡也先輩です。完全に僕の上位互換です(笑) 僕も練習して萩尾さんみたいになれるよう頑張ります!!

 

――お互いどんな先輩、どんな後輩ですか?

萩尾:廣瀬くんはとにかくバッティングが大好きなので打つことに関しては本当に研究熱心で探究心を持ってやっています。でも守備とかはセンスでしかやっていないのでちょっと監督も不安がっています。あとは、こんな大きい体をしているのですけどめっちゃ可愛くて食べることも大好きだしニコニコして猫とかを見ています。

廣瀬:萩尾先輩は常にふざけています。練習中試合中リーグ戦中いつもふざけています。

萩尾:おい良い事言えや!!(笑)

廣瀬:でもすごい野球について詳しいので、良くバッティングとか教わっています。ちょっとだけ、チームの役に立っています。(笑)

萩尾:最悪やな…

 

――お互いにここは勝てないなと思う部分

萩尾:言い方よくいえば打席での度胸のよさ悪く言えば態度の悪さです。でも本当にどんな場面でも自分のスイングを貫くので“エグいな”って思います。

廣瀬 萩尾さんはまず足が速いのが僕は勝てません。その次にバッティングで、ホームランも打つし率も残しているっていう…3割5分に5本打っているので、僕はそんな偉業成し遂げられないです。バッティングに関しては何も勝てないです。

 

――お2人はオランダで行われた大会や高校日本代表との試合など日の丸を背負っての戦いに参加されましたが、それが慶應のチームに戻って秋のリーグ戦で生かされることはありますか?

萩尾:そうですね、まあいろんな選手の考え方だとかバッティングとかを六大学をはじめとして、いろんなものを吸収できたのでそれは自分自身にとっては秋につながる部分はあるのかなとは思います。後は一緒に戦っている分、苦手なコースだとかバッティングでの課題とか敵のチームのデータとかも少しちょっと頭に入れることができているので遠慮なく使わせてもらおうと思います。

廣瀬:日本代表で周りの選手のレベルが高くて、その中で僕は色々勉強させてもらったこともあったのでまずはそこを自分で吸収してそこからチームに還元できたらなと思います。

 

――今年のチームの一番のアピールポイントをそれぞれ教えて下さい

萩尾:打力だと思います。成績で見てもホームランはじめいろんな打撃の成績がリーグでもトップクラスばっかりだったので、打撃はチームの一つの強みだとは思っています。

廣瀬:僕もバッティングだと思うんですけど、そこに加えて泥臭さですね!

萩尾:お前が言う?(笑)

廣瀬:やっぱ僕を中心にかなり泥臭くチームをかなり仕上げていますのでそこにも注目してもらいたいですね。

リーグ2位の通算10本塁打を誇る

――春はそれぞれベストナインを獲得しました。個人として昨シーズンを振り返るとどうでしょうか?

萩尾:やっぱり優勝できなかったので、まだまだやらないと優勝できないんだぞという思いを持ってやっているので、春は数字的に今まで一番良かったかもしれないですけど、もっと打ってチームに貢献したいなという思いです。

廣瀬:僕もホームラン4本でキャリアハイなんですけど、それでも自分の課題が見えているのでそこを潰してより高みを目指せるように頑張ります。

 

――この秋のリーグ戦で他大学の選手で負けたくないライバルはいますか?

萩尾:早稲田大学の蛭間選手(拓哉、早大=スポ4・浦和学院)です。早慶っていうのはもちろんあるのですけど、同じ外野手、同じセンターとして本当に僕は蛭間に負けたくないという思いでやっていますし、これまで彼に打たれて負けてきた試合もたくさんあるので、なんとか抑えて自分が打って勝ちたいなと思います。

廣瀬:僕は明治大学の上田希由翔(明大=国日3・愛産大三河)君です。3年生っていうのもあるんですけど、一緒にオールスターや日本代表で野球をして彼の能力の高さには驚かされたので、そこに絶対負けたくないなという思いはあります。

 

――ラストシーズンとなる今年の秋のリーグ戦、萩尾選手にとって特別な想いはありますか?

萩尾:堀井監督もよく言うんですけど、去年の秋のシーズンだってあの仲間と戦える最後のシーズンという思いで戦っていたので、これまで通り変わらずに戦い抜きたいと思います。

――廣瀬選手は先輩とプレーできるのが今年の秋のリーグ戦で最後になりますが、4年生の先輩に対しての思いはありますか?

 

廣瀬:素晴らしい先輩ばっかりで、後輩として良くしてもらってばっかりなので、僕も今シーズン引退という決意で戦い抜きたいなと思います。(笑)

 

――この秋注目して欲しいプレーは

萩尾:何が何でもやってやるぞという気合と根性を見てください!

廣瀬:守備走塁の泥臭さを見てください!

 

――個人的な数字の目標とチームの目標をそれぞれ教えて下さい

萩尾:個人としては春と同じ成績ではダメだと思うので、ヒットの延長がホームランなのでヒットが増えれば自ずとホームランが増えると思って、僕として首位打者目指してがんばります(笑) チームとしての目標は絶対に天皇杯を取るのと、秋もワセダに2連勝することです。

廣瀬:個人として3割5本を目標にがんばります。(萩尾先輩を抜かせるように!!)チームとしては、絶対優勝です。ワセダにもいつもやられているのでしっかり2連勝したいです。

 

――最後に慶スポ読者へメッセージをお願いします!

萩尾:僕にとってのラストシーズンという思いで戦いますけど、みなさんには楽しく野球を見ていただけたらなと僕は思うので、是非神宮球場まで足を運んでいただければと思います! 

廣瀬:今シーズンが引退というそれぐらいの熱意を持って、一試合一試合頑張りたいと思います。

 

――応援しています! お忙しい中、ありがとうございました!

(取材:吉岡洲)

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