【ホッケー(女子)】粘りの守備見せるも第4Qで失点、パワープレーの強行も実らず上位が遠のく敗戦に/関東学生ホッケー秋季リーグAプール第2戦vs早大

女子ホッケー

開幕戦は絶対王者・山学大に大敗を喫した慶大。上位進出へ向けて第2戦は勝ち点3を獲得したいところ。対戦相手はライバル・早大となった。慶大は第1Qから防戦一方の展開となり我慢の時間が続くも、GK久保田夕雅(経4・慶應湘南藤沢)、DF齋藤由希子(経4・慶應女子)らが中心となり、早大の猛攻をしのぎ切る。試合は第3Q終了時点で0-0と手に汗握る展開となった。試合が動いたのは第4Q、慶大は自陣でのパスミスからサークル内への侵入を許すと、そのままフィールドゴールを決められ先制を許す。慶大にとって試合終盤の1点が大きくのしかかり、結果的に0-1で敗戦。上位進出が遠のく敗戦となった。

 

令和5年関東学生ホッケー秋季リーグ

 

 

9/24(日) 16:00試合開始 @大井ホッケー場メイン

 

 

 

第1Q

第2Q

第3Q

第4Q

合計

慶大

早大

 

 

スタメン

 

GK 久保田夕雅(経4・慶應湘南藤沢)

 

DF 斎藤由希子(経4・慶應女子)、山岡怜奈(法3・Dwight School London)、坂田絢音(経4・慶應女子)、笹山美由希(法3・桐光学園)

 

MF 岩越美佳(法2・慶應女子)、村岡咲音(商3・慶應女子)、楫野彩貴(法4・国際基督教大高)

 

FW 尾関恵真(経2・慶應湘南藤沢)、峰岸未来(経4・慶應女子)、曽我部千紗(法3・Fleetwood Park Secondary school)

 

 

秋季リーグ開幕戦は絶対王者・山学大の前に0-12と大敗を喫した慶大。上位進出へ向けてこれ以上負けは許されない第2戦、対戦相手はライバル・早大となった。春季リーグで対戦した際は0-5と実力の差を見せつけられ、苦杯を嘗める結果となった。秋季リーグ戦ではリベンジを果たしたいところだ。

秋季リーグ戦初勝利を狙う

慶大ボールで試合開始。第1Qは早慶戦ならではの緊張感もあったか、両者ともにボールが手元に収まらず、こう着状態のまま試合が進む。慶大は長い縦パスからチャンスを作りに行くも、シュートまでつながらず攻撃を終える場面が目立った。一方、早大もカウンターやサイド攻撃から得点の機会を伺うものの、こちらも決定機までとは行かず、両者共に淡白な攻撃が続く。時間は進み13分、慶大は立て続けにPCを与え、先制のピンチを招く。しかしここは、GK久保田が好セーブを連発し、ゴールネットを揺らさせず。第1Qは0-0とスコアレスとなる。

先制点を狙う峰岸

続く第2Q、慶大は防戦一方となり、我慢の時間が続く。このQ、慶大は4つのPCを与えるものの、GK久保田を中心とし、DF陣が慶大ゴールを守り切る。守備陣が早大の攻撃に立ち向かう一方、攻撃では相手サークル内にすら入れさせてもらえない苦しい展開が続く。前半は0-0で終え、後半の攻撃陣の奮起に期待がかかる。

粘り強い守備を見せる

エンドが変わり、早大ボールで後半開始。第3Qは大きな動きなく、3分に早大がPCを獲得して以降、両者共に攻めあぐねる展開となる。終盤になっても決定機を欠き、両者共に無得点。0-0のまま試合は運命の最終Qへと向かう。

齋藤を中心に慶大ゴールを守り続ける

第3Q終盤ではボールを保持する時間が増えた慶大。勢いそのまま先制点を獲得したいところだったが、第4Q開始直後、自陣でのパスミスからボールを奪われると、そのままサークル内への侵入を許し、フィールドゴールで先制点を奪われる。流れが来ていただけにもったいない失点となった。その後両者共に得点が動くことなく11分、慶大はキーパーを下げ、11人で攻撃を行うパワープレーを敢行。しかし早大にこれを好機と見られ積極的な攻撃を展開され、好きなように攻撃をさせてもらえず。その後、慶大は鋭い縦パスから得点の機会を何度も伺うものの、シュートまではつながらず、パワープレーの強行も実らず0-1で試合終了。上位進出が遠のく敗戦となった。

第4Qに痛恨の失点

上位進出のためには勝利が必要であったこの試合。試合序盤からPCを多く与えるなど防戦一方の試合展開となったが、第3Qまでは無失点と粘りの守備を見せてくれた。特にGK久保田、DF齋藤が守備の要となり、慶大ゴールを守り続けた。第4Qにパスミスから失点を喫したものの、春季リーグの早大戦、秋季リーグ開幕戦と比べても大きな成長が見られたら試合だと言える。一方、課題としてはやはり攻撃面が挙げられる。開幕戦に続いて2戦連続でシュートなしと得点機会を演出できなかった。パスのつながりに関しても、一度のパス交換後、そこからあと一本がつながらず、シュートまで辿り着くことができなかった。また、1対1の場面を作るも相手を抜ききれず、攻めあぐねた。次戦のグループリーグ第3戦まで約1か月と期間が空くため、攻撃陣のさらなる成長、得点に期待したい。勝利で弾ける慶大イレブンの笑顔を心待ちにする。

第3戦は勝利に期待したい

 

次戦 秋季リーグAプール第3戦 10/21(土) 17:20~ vs学習院大 @大井ホッケー場サブ

 

▽以下、コメント

GK久保田夕雅(経4・慶應湘南藤沢)選手

好セーブを連発した久保田

——今日勝ち点3を獲得できれば上位進出に近づく試合でしたが、どんな思いで臨みましたか?

春は5点失点し、大敗している相手だったので何としてもこの悔しさを晴らしたい、勝ちたいという気持ちで臨みました。

 

——キーパーとして幾度となくシュートストップを見せていましたが、この試合を振り返っていかがですか?

戦略的なプレスや守備が相手に効いたシーンや、フィールダーが本当に頑張ってくれたおかげで春よりも確実に守りやすい試合でした。コーチ以外に後輩、男子部、OBOGにも練習面で沢山サポートしてもらっていたので、4Qで決められた時は本当に悔しかったです。また、春よりは防げたとはいえ、PCで相手に沢山チャンスを作ってしまいましたし、攻撃力では早稲田との差はかなり大きいと感じました。早慶戦に向けて本当に力を合わせてレベルアップする必要があると感じた試合でした。

 

——次戦まで1か月近く空きますが、どんなことを重点的に練習していきたいですか?

次戦は、絶対に勝たなければいけない試合なので、1つ1つのチャンスを物にして、決め切ることを意識して練習していきたいです。あとは特殊なフォーメーションをとるチームなので徹底的に分析して臨みたいと思います。

 

――次戦へ向けての意気込みをお願いします!

約1ヶ月の期間の練習、1回1回を大切に確実に成長して、快勝します。応援宜しくお願い致します。

 

(取材:金子拓登)

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