【端艇(ボート)】ラストレースを終えて、4年生コメント集

端艇

9月10日の全日本大学ローイング選手権大会(インカレ)をもって引退した4年生。ラストレースを終えて、現在の心境やコロナ禍も経験した4年間を振り返っていただいた。

 

主将・森本修平選手(法4・慶應)

主将としてチームを引っ張った

――インカレを振り返って

全クルーを通して、入賞が増えたと言いますか、最終日のファイナルのクルーが増えたのはとても良い成果だったなと考えています。対校(エイト)に関して昨年が最強世代と言われるくらい先輩方が強かったのですけれども、そこから僕ら最上級生の人数が少なくなって3年生中心のクルーということでレースを組み立てる上の難しさがありました。当初は目標日本一ですが、やはりそこがかなり厳しい戦いになるのではないかというふうに考えていて、日本一だけでなくファイナルに行くことも難しいなという感覚はありました。しかし、予選のレースですごく良い感覚をつかむことができて、準決勝とまた良いレースができたというように、あの試合を通して本番にも強く成長できたのではないかなと思います。

 

――大学生活を振り返って

ボートに良くも悪くも全て捧げてしまったって感じで、あまり勉強もそうですが、ひたすらボートを頑張ったという感じでした。やはりボート漕ぐこと自体はすごく好きで大学から始めましたが、このボート部で活動する、そして最終的には主将をやらせてもらって、このチームで日本一を目指すという、そこに対してはボートに打ち込めたという部分はすごく良かったなというふうに思います。

 

――印象に残っている瞬間

一つに絞るのは難しいですが、二つあるとすれば、やはり今年の早慶レガッタで勝った瞬間が印象に残りました。もう一つがその1ヶ月後の全日本選手権で舵手無しフォアで3位を取れたところです。そのメダルが僕自身全日本級の大会で初めて取ったメダルだったのでとても記憶に残っています。

 

――競技継続に関して

競技は大学をもって卒業というか、やめさせていただきます。社会人からは働きます。ありがとうございます。

 

中村想人選手(商4・慶應

森本らと共にインカレではエイトに出場した

――インカレを振り返って

よく言われますが、僕たち134期の4年生は人数が少なくて、その中で対校エイトに4年生がすべて固まってしまったというところでほかのクルーでは、後輩たち3年生が主体となって色々と動かしていましたが、その3年生たちが本当に主体性を持って頑張ってくれました。最終日もさまざまなクルーが残って、決勝でも良い戦いをしたかなと思っていて、チーム全体として頑張ることができたのがこのインカレだったのかなと言うふうに思っています。

 

――大学生活を振り返って

コロナの中で始まった僕らの大学生活でしたが、ボート部は合宿生活をしているので、最初の頃は2ヶ月ぐらい家に帰れないとか、寮から出ちゃいけないとか、そういう生活をいろいろしてきたので、本当に森本が言うようにボート漬けの3年間だったなあという3年半だったなあというふうに思っていて、ボートにすべてを捧げたなと。本当にそのような印象ですね。

 

――印象に残っている瞬間

今回のインカレの決勝が終わった時に、一番後輩の3年生たちが悔しがってくれて、それは本当に4年生と3年生と。それから2年生も一人参加していましたが、部一体となってインカレに臨めた証拠なのかなというふうに思っていて、そういうところを見ていると、ボート部はチーム全体として頑張る部分があってものすごく良い部活なんだなというのを改めて認識して、そういうところが今回すごい印象に残ったなと思います。

 

――あなたに取ってボートとは

「人生です」とか言いたいですけど、ボートとは大学生活そのものみたいなそんな感じです。本当に全部ボートで埋めてきたので。大学生活イコールボートみたいな感じだったなというふうに思います。

 

 

野村瑛斗選手(総4・Claremont Secondary School)

最後尾からチームに安心感を与えた

――インカレを振り返って

今落ち着いて振り返ってみればすごく悔しいというのも大きいですけどそれ以上にすごく後輩たちが大きく成長したなと言うふうにも感じたので、そういった面ではすごい喜びも感じていて、今シーズン僕は下級生たちを指導する機会がすごく多かったので。 そういった意味では、本当に後輩たちが特に最後インカレの期間に、たった5日間でものすごく急成長してほとんどのクルーが最終日に残ってくれてすごく成長した姿を見せてくれたので、そこに関われたということが本当に光栄だなと言うふうにと今は思っています。

 

――大学生活を振り返って

いいこと、悪いこと、悪いことの方が多いかもしれないですけど、そういったものを含めて本当にいい経験だったなと思っています。コロナで活動できないこともありましたが、そういった中でも自分たちが何ができるかというのを考えて突き詰める機会もありましたし、今シーズンはこの4年生の人数が少ないという中で、どうやってどう回したらいいのかという、今までのボート部ではできないような経験というのをたくさんさせてもらえたなと思っています。そういった経験から本当にいろんなこと学んだなと思っているのでいいこと悪いことを含めて、すごく今後の人生にもつながるような良い経験ができたと思っています。

 

――印象に残っている瞬間

印象に残っているのは大学3年生の時の、初めて出た早慶戦の最後のレースで優勝した時です。その時初めてこう勝つことの面白さや、重要性っていうのを身をもって体験しました。その時の強い思いがあったからこそ、今年の早慶戦のリベンジや、そういったものを果たす原動力になったと思っています。

 

――あなたにとってはボートとは

そうですね、冒険ですかね?強くなるために、色々なことをしてきたり、海外に行ったりだとかいろんな工夫だったり、いろいろな挑戦をして何ができるかというのをひたすら突き詰めて挑戦してきたので、冒険かなと思います。

 

 

主務・川島壮登さん(法4・慶應)

主務としての責務を果たした

――インカレを振り返って

僕はマネージャーを2年生の途中からやっていて、試合にはそこから出てなくて。3年生の頃は結構ハラハラしながら予選とか見ていましたが、そのうちこいつらなら予選では落ちないなというような、結構強いということに対する信頼度が出てきて、あまりハラハラせずに見ていたという感じです。インカレでは応援していましたが、そこまでドキドキしなかったです。

 

――大学生活を振り返って

ずっと合宿所で暮らしていましたね。合宿所で暮らしていて、ボートはボート競技のために作られた合宿なので本当に練習場とかも近くて。食事のメニューとかもそれ用に20キロぐらい肉を焼いたりとかして、ボート関連のことをしたなという感じです。

 

――主務の活動で学んだことは

何かをやるときには目的とか理由というのをはっきりさせたほうが動けるなと思いました。いろいろ自分が何のためにやっているのかわからないっていうような時には、無駄に考えたりするんですけれど、そうではなくて1回、「これだ」というふうにしっかり考えた上で決めれば、だいたいその目的とか答えというのは正しいので、しっかり1回考えて、それを見据えて。それに取り組むという感じで、そういう取り組み方の姿勢の大切さを学びました。

 

――学んだことを何か社会人で活かしたいことは

1回しっかり考えて自分なりに答えを出せればあとはもう頑張るだけなので、そこについては自分はやっていけるのだろうなと思います。最初のその答えを見つけるところっていうのをクリアできれば、あとは何とかなるのかなという感じです。

 

――印象に残っている瞬間

今年の早慶レガッタです。早慶レガッタに向けてマネージャーはOBの方々と協力して、区役所とか消防警察の人たちなどに挨拶に行って大会の協力などを呼び掛けるというのを半年前くらいからずっとやっていて、当日にも色々な方に来ていただいてという状況で、しっかりそのチームの勝っているところが見えたっていうのは本当にうれしかったです。

 

――あなたにとってボートは

僕はボートを高校生の頃からやっていて、人生というふうにさっき中村くんが言っていましたが、まあ人生とっていうほどまではいかないんですけど、僕の人生と言いますか、ここまで生きてきた中で、本当に大きなパーツを占めていて、僕という存在をそこまで作るうえで大きな要因になっている。 成長させてくれた。 教師とかそういう感じのものだと思っています。

 

(取材:岡澤侑祐)

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