【應援指導部】<『若き血』動画付き>いざ華の慶早戦へ 全てを懸けた「総合練習」をリポート!/秋季野球慶早戦特集No.4

應援指導部

9月に開幕した東京六大学野球秋季リーグ戦もいよいよ大詰め。華の慶早戦を5日後に控える中、應援指導部は試合前最後の全体練習を行った。「打倒ワセダ」を掲げ、熱気に溢れた現場の様子をお伝えする。

 

「ムソウ〜打倒早稲田への奇跡〜」前方のスクリーンには、集合写真とともにこのスローガンが掲げられていた。現在野球部の順位は5位と苦しい戦いを強いられている。そんな中でも應援指導部は闘志を燃やし続ける。野球応援担当のNさんは「これまでのリーグ戦はいい意味で忘れて、最後ワセダに土をつけて、気持ちよく終わるぞ。」と意気込んでいた。

打倒ワセダを目標に練習を開始

ステップス企画で披露する「銀河鉄道999」の練習が終わると、いよいよ試合想定練習に突入する。練習前のミーティングでは、上級生がそれぞれの熱い慶早戦への意気込みを語った。

「銀河鉄道999」にも注目

代表の土橋さんは「何よりも一番初めに感じたときめきを大切にしてほしい」と語った。「初めて慶應の応援を肌で感じた時。初めて慶早戦に参加した時の感動。そういった部員一人一人の思いをこの慶早戦にぶつけてほしい。」このスピーチで全員の気合いが入り切ったところで、試合想定練習が始まった。

初心忘るべからずだ

この練習では、実際の慶早戦を想定した応援を行う。1回の攻撃時には、終盤のここぞという場面で使用することが多い『朱雀』をいきなり演奏した。初回に慶大が2点を先制する想定で練習を行っていたが、その意図は臨機応変な対応を可能にするためであった。下馬評ではワセダ有利とされているが、慶早戦は何が起こるかわからない。環境に言い訳せず、自らの意思で動くことを特に意識して取り組んでいることが、練習全体を通して見受けられた。

なにが起こるかわからないのが慶早戦

20時前に始まった試合想定練習は、21時半を過ぎても終わらない。その最後には野球担当のIさんがひとこと、「9回はそんなに甘くないです」と予告し、9回の表と裏を想定した練習が行われた。Iさんの言葉通り、表に早大が逆転するも最後は慶大がサヨナラ勝ちを収めるという展開に。勝利を決めて歌う『若き血』は、総合練習を終えた充実感も相まってより一層美しく見えた。

9回の練習は想像を絶する厳しさだった

練習後の振り返りでは、応援活動の責任者や野球応援の担当者が一言ずつ部員に語りかけた。4年生のSさんは「野球部、野球部、勝つのは野球部、野球部の気持ちを思って、野球部のために応援をして欲しい」、4年生のMさんは「迷った時はきつい方、苦しい方を選んでください。応援席にはこんなに仲間がいるので、きつくなったら誰かの顔を見て、4年生の顔を見て、元気を出してください」、最後に代表の土橋さんが「選手にとっても、応援席にとっても、我々4年生にとっても、これが最後なんだ。これしかないんだよ。そこに想いを乗せていこう」と鼓舞し、約4時間に及ぶ全体の練習が終了した。

全員が「本気(マジ)」になって取り組んだ

いよいよ迎える最終章。最後の神宮応援となる4年生にとっても、そしてその背中を見てきた下級生にとっても、特別な経験となるに違いない。最高の準備が、最高の結末をもたらす。彼らはそれを証明してくれるはずだ。

4年生にとっては最後の神宮応援だ

 

ここで、総合練習で再三歌われた『若き血』を動画でご覧ください!慶早戦に向けて、この曲で盛り上がっていきましょう!

 

[練習後インタビュー]

野球応援担当Eさん

――今日の練習を振り返って

慶早戦前最後に全部員が集まる練習が総合練習なんですけど、「打倒ワセダ」と口で言うのは簡単だと思うんです。その中で、全員が本気でワセダに勝つために作り上げた練習だと思いました。そして結果として、ワセダに勝てる準備はできたのかなと思います。

打倒ワセダに向けて入念に準備を行う

――慶早戦への意気込み

慶早戦というのは、全員が憧れを持って入ってきた試合なんです。入部したきっかけだったりとか、應援指導部を知るきっかけになった試合だと思うので、その試合で自分たちが応援を作り上げるという喜びと、感謝を感じながら、来てもらった観客の方に楽しんでもらって、そして野球部を勝たせたい。本当に2連勝するので。ワセダ待っとけという感じです。

 

野球応援担当Nさん

――今日の練習を振り返って

最終的にはいい応援を作れたのかな、と思う練習だったが、初回から同じクオリティーを出すことができないという課題は依然残っているかな、と思います。ただ、今シーズン、厳しい戦いを強いられている中で、それでも最後はいい形での応援を作れる、ということに関しては部員一同認識できました。これを糧に残り4日間あるので細かい部分を持ち帰って練習して、土日の慶早戦では初回からいい形の応援が作れればワセダを応援席から圧倒できるんじゃないかな、と考えています。

勝つことだけを考えたい

――慶早戦への意気込み

今までのリーグ戦はいい意味で何も考えていません。リーグ戦というより、伝統ある「華の慶早戦」なので、ここで勝つことだけを考えています。今季の優勝がほとんど決まっている最強のワセダに、最後に我々が勝ちたい。それは相当気持ちの良いもの、かっこいいものだと思うので、そこを目指して全力で挑みたいと思います。

 

(記事:林佑真、工藤佑太 取材:塩田隆貴、小林由奈)

 

11月9日に発行予定の新聞(秋野球号)にも、應援指導部に関する記事が掲載されます。そちらもお楽しみに!

野球号にもぜひ注目!

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 〈秋季開幕直前企画〉 

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