【What is ○○部?】新体制が発足!新たな代表・副代表が意気込みを語る/File.10 應援指導部

應援指導部

慶大の体育会を深掘りしていく連載企画、「What is 〇〇部?」の第10回目は應援指導部。代交代を迎え、新たに就任した代表(主将)・副代表(副将)に今後の展望を伺った。

 

――なぜ代表・副代表に選ばれたのか、他己紹介の形で教えてください。

越後:枝廣は、1年生の頃から同期を全部まとめてくれていました。何か言い出すのも枝廣からという感じで。そういった今までの経験が代表になる道筋だったと思います。

枝廣:越後は、部活に熱い人で、誰とでも同じ目線で話せるところが良いです。それが副代表になった1番の理由だと思います。

 

――代表・副代表に就任すると決まった時の気持ちを教えてください。

枝廣:この部を守っていかなければならないという使命感が湧き出して、自分たちの両肩に全部員の命を預かるような気持ちになりました。たった4年間の部活かもしれないけど、大学生活の4年間は人生の貴重な経験だと思っています。

越後:もちろん、枝廣が言ってることは自覚しました。それに加えて副代表という立場上、私は枝廣を支えていかないといけません。部員も見つつ、枝廣が代表として過ごしやすいように、副代表として色々立ち回らないといけないということを感じました。

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代表・枝廣二葉

 

――今年度から最上級生という立場です。どのような最上級生になりたいか、そしてこれまで後輩として何を先輩方から学びましたか。

枝廣:この取材を受ける前に、昨日の夜ぐらいから、過去の代表・副代表の記事を読み漁りました。そこで、先輩たちが考えていたことってすごいなって。この部をより良くするためにとか、立て直すためにとか、そういうところをものすごく感じました。まだまだ自分たちはそこまで考えられていませんが、この部を慶應で1番熱い部活にしたい。そして先輩方と同じようなことを考えられる最上級生になりたいと思いました。

越後:4年生になったからとか副代表になったからとかではなく、私はフラットな性格だから、部員全員と対等な立場で、このままの状態で部活に励んでいきたいと思っています。

枝廣:今越後が言ってくれましたが、代表、副代表になったからとか、最上級生になったからとか、応援に関してはそういったことは全く関係ないと思ってます。全学年関係なく1つの勝利に向かって熱くなれると思います。汗をかきまくって、死ぬほど熱い部員で居続けて、選手のために声を枯らして応援したいなという、1年生の時から考えていることを変えずに、このラストイヤーを過ごしたいなと思います。

越後:私は吹奏楽団副代表とは別に、ガードチーフという、マーチングの時の練習責任者を務めています。今まで私がすごい尊敬してた先輩のあり方は、口だけではなく、空いた休憩時間もずっと自主練習をして、1番上手な存在であり続けていました。そういう姿が尊敬できるなと思ったので、自分も口だけ練習を指導するだけではなく、自分自身の応援技術や演奏技術、全ての技術を上げた上で指導ができる最上級生になりたいと思っています。

 

――今年度から新しく取り組みたいことがあれば、教えてください。

枝廣:去年から体育会に加入したので、應援指導部は各体育会を繋げられる存在になれると思います。各体育会の応援に他の体育会が行くとか、そういうものを自分たちが動員して、体育会の横の関係を自分たちが繋ぎたいなと思っています。あとは塾生・塾員の早慶戦離れというのを解消すべく、告知をしっかり行っていきます。「早慶戦は慶應が全然人数多いね」と言わせるぐらいの、プロジェクトとかを考えていきたいです。

越後:枝廣が言ってくれた通り、お客さんと選手を繋げていきたいです。

副代表・越後真咲

 

――最後に塾生の皆さんへひとことお願いします。

枝廣:慶應に入ってよかったなと塾生の人たちは思いたいはずです。母校愛を強めてもらいたいから、騙されたと思って早慶戦に来てほしいです。

越後:早慶戦に来るきっかけは何でもいいと思っています。クラスメイトや、高校の友達が体育会入っているからとか、きっかけはなんでもいいので、とにかく応援席に来てもらいたいです。とても楽しい応援席作りをしているので、1回は足を運んでほしいと思います。

 

【應援指導部 団体紹介】

 我々慶應義塾体育会應援指導部は、吹奏楽団とチアリーディング部の2部門から成り、「人に感動や力を与える」応援に励んでいます。その中で吹奏楽団は、応援・座奏・ドリルという3つの音楽活動を通じ、 日々誠心誠意活動しています。対するチアリーディング部は、ダンスやスタンツ、そして元気な声と笑顔を駆使した応援を通して、 応援席を盛り上げる事を目的としています。そして、応援指揮、鼓手、塾旗は全部門ツールと呼ばれており、部員全員が挑戦できるようになっております。

 この様に、我々は視覚的・聴覚的なツールを用いて様々な体育会の応援活動に励んでおります。活動を通して「慶應らしさ」を伝え、「慶應に入って良かった」と皆様に感じていただけるような機会を提供することを目指しています。

 また昨年度、應援指導部は慶應義塾体育会に正式に加入し、慶應義塾体育会43部活の仲間入りを果たしました。この加入は、運動競技の「部」とは異なる、新たに設けられた「支援組織」の枠組みを活用したものです。この変化に伴い、應援指導部はその役割をさらに広げ、塾生、塾員、教職員、さらには慶應スポーツのファンの皆様と一体となり、慶應義塾のスポーツ文化を支え、発展させ、大いに盛り上げる存在であり続けます。

 應援指導部は、昭和8年の創部以来、早慶戦をはじめとする様々な応援活動を通じて、体育会各部との連携を深めながら、長きにわたり慶應義塾のスポーツを支えて参りました。この度の体育会加入は、「應援を通じて慶應義塾を感じられる場を作り、若き血を滾らせる。」という應援指導部の存在意義を見つめ直し、その目的を明確にする契機でもあります。体育会加入という転機を迎えたとはいえ、我々が應援「指導」部として果たすべき役割に変わりはありません。今後も、単に自らが応援するだけでなく、応援席全体を導く先導者としての使命を果たして参ります。そして、応援を通じて慶應義塾のスポーツと義塾社中を繋ぎ、その気風を創出することを目指します。

 

ありがとうございました!

昨年度は体育会への加盟など、大きな変革もあった應援指導部。今年度はどのような姿を我々に見せてくれるのか。今回のインタビューで期待が高まった。

(取材・記事:岩切太志)

 

※慶應スポーツ新聞会 應援指導部担当チーフ交代のお知らせ

應援指導部さまと同時期に、我々慶應スポーツ新聞会も代交代を行いました。今年度は、経済学部新3年の岩切太志が担当チーフを務めます。私自身、特に浪人時代に應援指導部の動画・応援歌を毎日視聴し、パワーを頂いておりました。ファンの皆様に、應援指導部の「リアル」をお届けできるよう、記事の量・質の両方に拘り、1年間活動して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

慶應スポーツ新聞会 新3年 岩切太志

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