【野球】9安打で5得点!雨ニモマケズ勝利を飾る 薩摩おいどんリーグ 立命館大戦 @平和リース球場

野球戦評

3月3日(月)薩摩おいどんリーグ 立命館大戦 @平和リース球場

慶大は初回、相手のミスにつけ込み2点を先制する。さらに5回には、吉野太陽(新法3・慶應)と、渡辺憩(新商2・慶應)が適時打を放ち2点を追加し、慶大は試合の主導権を握った。投げては先発・外丸東眞(新環4・前橋育英)が4回を無安打・無四球の快投を見せたほか、中継ぎ陣も立命館大の反撃を振り切った。

 123456789
慶大2000200015
立命館大0000001012

◆慶大野手成績

位置選手1回2回3回4回5回6回7回8回9回
[8]常松広太郎(新政4・慶應湘南藤沢)中安中飛三ゴロ三飛
H7坪田大郎(新商4・慶應)
[5]吉野太陽(新法3・慶應)二飛遊飛右安右飛
[9]吉田雄亮(新商3・慶應)三犠打二ゴロ右安中飛
[DH]3中塚遥翔(新環2・智辯和歌山)二野四球投ゴロ一邪飛
[2]渡辺憩(新商2・慶應)遊ゴロ左飛中安二飛
2吉開鉄朗(新商3・慶應)
[3]今泉将(新商4・慶應)遊ゴロ空三振三ゴロ
3小堀政泰(新商4・慶應)遊ゴロ
1宮腰悠生(新環3・慶應)
[6]上田太陽(新商3・國學院久我山)四球遊安遊ゴロ
6竹田一遥(新環1・聖光学院)遊安
[4]林純司(新環2・報徳学園)二併二併右飛左安
R今津慶介(新総3・旭川東)
4藪本鉄平(新環3・米子東)
[7]小原大和(新環3・花巻東)左3左2投ゴロ三邪飛
8丸田湊斗(新法2・慶應)

◆慶大投手成績

 選手投球回打者投球数被安打被本塁打与四死球三振失点自責点
先発外丸東眞(新環4・前橋育英)41249000400
2木暮瞬哉(新法4・小山台)31449600111
3宮腰悠生(新環3・慶應)2935301011

3月3日のひなまつり、慶大は関西の名門・立命館大学と対戦した。客席には、「立命館大学」と記された旗を掲げる熱心なファンの姿も見られた。試合開始の予定時刻は10時だったが、雨の影響で14時開始となった。

試合は初回から動いた。1回表、慶大は1、2番の連続安打と犠打で1死二、三塁の好機を作ると、捕逸で1点を先制する。さらに、相手二塁手の野選により1点を追加し、初回から2得点。相手のミスにつけ込み、試合の主導権を握った。先発・外丸は初回からテンポの良い投球を披露。終わってみれば、4回を無安打・無四球に抑える完璧な投球を見せた。

5回表、慶大は先頭の小原大和(新環2・花巻東)がこの日2本目の長打となる二塁打を放つ。1死後、3番・吉野が右適時打を、さらに5番・渡辺憩が中適時打を放ち、この回2点を追加。慶大は4-0とリードを広げる。

5回の小原の二塁打が追加点の起点に

吉野の適時打でリードを2点に拡大した

この日5番捕手で出場し、即結果を残した渡辺憩

しかし7回、立命館大が反撃をみせる。5回からマウンドに上がっていた木暮瞬哉(新法4・小山台)が連続安打で無死一、三塁とされると、6番・福井一颯(新産社3・岐阜第一)の左犠飛で1点を返される。その後2死一、三塁とピンチは広がったが、相手の走塁ミスに助けられ、この回は1失点に抑えた。

最小失点で切り抜けた慶大2番手・木暮

3点リードの9回表、慶大は1死三塁の場面で林純司(新環2・報徳学園)がスクイズを決行。スクイズはファールに終わったものの、左適時打を放ち1点を追加。慶大は最後まで攻撃の手を緩めなかった。その裏1点を失ったものの、後続を断ち試合終了。慶大は5-2と勝利を飾った。

9回林の適時打で試合を決定づけた

この試合は両チームともに9安打を放ったものの、慶大攻撃陣は好機をモノにしたため、得点差が広がった。一方、慶大の中継ぎ陣は5イニングで9安打を許すなど打ち込まれる場面もあった。快勝した慶大は、明日周南公立大との一戦を控える。今試合のスタンドには、慶大のプレーを視察する周南公立大の選手の姿が見られた。おいどんリーグの開催地・鹿児島の大学相手にどのような試合を展開するのか。翌日の慶大の試合も目が離せない。

 

◆活躍選手コメント

外丸東眞(新環4・前橋育英)

ストレート主体でファウルを取れたのがよかったと思います。課題克服に向けて前進できたと思うので、引き続き頑張ります。

4回無失点被安打0、無四死球の先発・外丸

(記事:岩切大志、写真:工藤佑太)

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