【野球】2025ルーキーインタビュー第3弾!聖光学院から初の慶大選手! 走攻守揃うリードオフマン ~竹田一遥~

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2025年度は61名もの新1年生が慶大野球部に合流。今回ケイスポでは、好評の昨年度に引き続きルーキーインタビューと題して、2月入部組の選手たちにインタビューしました!

第3弾は高校3年次の夏に「1番・遊撃手」として選手権大会に出場、不動のリードオフマンとしてチームを引っ張ってきた聖光学院初の慶大選手・竹田一遥(環1・聖光学院)です!(このインタビューは3月29日に実施しました)

走攻守三拍子揃った”不動の1番”がチームに合流

――入部おめでとうございます!春から通われる湘南藤沢キャンパスの雰囲気は

そうですね。この前ガイダンスがあったので。入試以来に行かせていただきました。入試の時はなんか入試会場って感じで行ったんですけど、合格して行ってからは、「あ、ここで勉強してここで成長していくんだな」っていうのが実感できました。

 

――大学生になってやってみたいこと

まだ何もわからないことばかりですけど、まずはその大学生活に慣れて、日本中いろんなところから人が集まるところで、そういう人たちと関わりながら新たな価値観とかを学べればいいかなと思います。

 

――環境情報学部した理由

自分としてやっぱりいろんなことを学びたい、1つのことだけじゃなくていろんなことをいろんな角度から学びたいなっていう風に思っていたので、そういった時に自分のやりたいことを探して、そして自分のやりたいことが叶えられる場所は環境情報学部かなと思って選びました。

 

――仲の良い同期は

自分と一緒にAOを受けた船見(将太、環1・県立神戸)と、あと入江(祥太、環1・石橋)はちょっと入試形態も一緒で、その前からちょっと親しくじゃないですけど、入試の話とかしながら仲が良かったので、一緒にキャンパス通うことを想像しながら仲良くやっています。一緒に履修とか組みたいな、と(笑)。

 

――堀井哲也監督、またチーム全体の印象

まず、自分が入部する前はほんとに大学日本代表の監督を務められていて、すごい雲の上の存在って感じだったんですけど、関わってみてからは、自分1人だけじゃなく、選手1人1人が人数多い中でもアドバイスを的確にしてくださるので、周りが見えていて、選手思いな監督さんだなと思います。そういう監督さんの元にいるからこそ、チーム全体としても先輩がすごく優しいので、過ごしやすいチームです。

 

――具体的に“優しい先輩”とは

本当に全員優しいんですけど、自分の同じ部屋の先輩の外丸(東眞、環4・前橋育英)さんと吉開(鉄朗、商3・慶應)さん、吉田雄亮さん(商3・慶應)は同部屋で色々お話させてもらったり、憧れる存在です。

 

――これから話してみたい慶大選手

そうですね。一通りの人は結構もう喋ってはいるので。でもまだそのポジションが違ったりとか、練習時間が合わなかったりっていうところで、もっともっと親しくなりたい人っていうのはいっぱいいるので、最終的には4年生、3年生、2年生全員と家族になれるくらい親しくなりたいなと思っています。

 

――入部して凄いと感じた先輩や同期は

個人名っていうのはあんまりないんですけど、大学野球の世界に入ってみて、その1人1人の能力の高さっていうのは、対戦相手だったりから感じていく中で、やっぱりそういう中でも2年生、3年生、4年生っていうのはその中で一線で活躍しているっていうところはすごいなと思いますし、先輩から話聞くような中でも、結構キャンパスでしっかり学生としての本分を全うしつつも、しっかり練習して神宮で活躍してる先輩方はすごい、全員かっこいいなっていう風に思います。

 

――負けたくない同期はいらっしゃいますか

最後4年生になったら負けられないっていうか、やっぱり全員が同じチームとして絶対に戦っていかないと日本一にはなれないと思ってるので、全員が全員ライバルであると思うんですけど、全員が同じ方向を向いて戦えるような仲間になりたいなと思います。

 

――野球以外の特技・趣味

特技、趣味。なんだろう。でも自分結構お菓子とか食べるのが好きで、グミが好きで。結構いろんなところで美味しそうだっての結構買って食べる、食べちゃったりするので、お菓子食べること結構好きかなっていうのがあります。

 

――1番お気に入りのお菓子は

その時によって変わるんですけど、無印のバウムクーヘンが色んな味があって好きです(笑)。

 

――高校も寮生活、先ほどもお話があった大学寮での生活の違いは

自分は最後3年生として、寮の中心じゃないですけど、いろんなことを決めたり引っ張っていく立場だったんですけど、逆に今はその下の立場でいろんな先輩たちを見習って過ごすことが多いので。一緒に生活していくと、その人の野球に対する姿勢だったりとか、日常からどういう意識でしてるのかっていうのがすごい近くで見ることができるので、その点においてはすごいプラスかなって思います。

 

――野球の話題に移ります。福島の強豪・聖光学院から初の慶大進学。慶大を選んだ理由は

1番は自分が新潟出身っていうのもあって、夏に毎年サマーリーグが新潟であるんですけど、それを小学生ぐらいの時に見させていただいて。早稲田さんだったり法政さんだったり、いろんなチームが出られてる中で、慶應の野球が1番かっこよく見えて、いつかはこのユニフォームを着て戦いたいなっていう思いがありました。

 

――リーグ戦は実際に見たことは

この秋(2024秋季)のリーグ戦は観戦しました。

 

――実際に見て感じた応援や神宮の雰囲気

自分がここに来るもう1個のきっかけとして、外丸さんがAO入試で合格されていて。外丸さんに色々話とか聞いてもらって、サポートしてくださってたんで、その外丸さんの影響もあって、ここに来ることができたんですけど。そうやって外丸さんがいるチームだったり、自分がここを受けたいなっていう風に思って気にかけていたチームで、自分たちの先輩になるような人たちがそうやって活躍している姿は凄くカッコよく映りました。また、神宮球場で早慶戦などすごい迫力のある雰囲気の中でも、そこでしっかり結果を残せるようなチームであるってこともすごく感動したじゃないですけど。ほんとにここで戦えることがすごく嬉しいなと思って見てました。

 

――外丸選手とはどのような繋がりが

凄くたまたまなんですけど自分が高校2年生の秋に福島でオール早慶戦がたまたま開催されて、そこで外丸さんと野球教室みたいなところで出会いました。そこから(外丸さんに)色々教えていただいて、ちょっと話を聞いたりしながら、「こういう風にやるといいよ」だったりアドバイスをもらっていて。それがなかったら多分(慶大野球部に)来れていないので、ほんとに感謝しかないと思ってます。

 

――高校時代の話に移りますが、3年夏は甲子園出場を経験、初戦では「1番・遊撃手」としてマルチ安打。甲子園でのプレーを振り返って

ちっちゃい時からやっぱり憧れていた場所で、そこでプレーできたことが本当に嬉しかったです。自分が試合に出たことでいろんな周りの人たちが応援してくれたり、実際に甲子園球場もすごく人が多くて。自分みたいなあんまり成し遂げてないっていうか、そんなにすごい選手ってわけでもないのに、1つ1つのプレーだったりに大きな歓声が上がったり、注目の高い野球っていうスポーツをまたこれからも続けられるってことは、幸せなことだなと思います。

 

――聖光学院高校で野球をした3年間は竹田選手にとって

聖光学院は「野球が強い」とか、「野球が上手い」とかは思われがちだと思うんですけど、自分にとっては、野球はもちろん本気でやった3年間だったと思うんですけど、野球よりも人間として1番成長できた3年間だったなっていう風に思っていて。監督さんだったり、部長、先生、コーチの方々から普段のミーティングだったり、1つ1つ愛ある指導のおかげで、選手として、1人の人間としてどうあるべきかっていうところがすごく成長できた部分かなと思います。

 

――2月に行われたAチームの鹿児島遠征に新1年生で唯一選出。おいどんリーグでも3月5日JR九州戦では代打で三塁打を放つと、3月6日TOYOTA戦からはスタメンで計3試合に先発出場を果たすなど、存在感を発揮。鹿児島遠征を振り返って

正直言うと、試合に出たっていう時に「嬉しい」という思いも少しありつつ。ほとんどが先輩たちの中で、一緒に試合させていただけることはありがたいことなんですけど、自分のミスで先輩たちを負けさせたくないとかいう、やっぱり試合に出る以上はそういう責任感が伴うので。そういう緊張感があった中で、自分としてもっともっとできた部分はあったかなって思うんですけど、おいどんリーグっていう大会の中で試合に出させていただいた経験っていうのはすごく大きいことだったと思いますし、そこの試合に出させていただいたことで、多くの上級生の方々と関わる機会も増えたので、大きい経験だったかなと思います。

 

――理想の選手像、参考にしている選手は

参考にしてる選手とかっていうのはあまりないんですけど、自分は“憧れられる選手”になりたいなと思って。後輩からもそうですし、やっぱりちっちゃい子たちに「竹田選手みたいな選手になりたいな」って思われるような選手になりたいって思っているので。そのために、自分が大事にしてるのは躍動感じゃないですけど、縮こまってプレーしてるんじゃなくて、ミスを恐れずに大胆にプレーするってことが改めて大事なのかなと思っています。

 

――ご自身で考えるアピールポイント、武器

周りで言われているのは、走塁。足っていう部分は自分も武器になると思っています。でもそこだけじゃなくて、それを活かしつつもチームの勝利のために献身的にはたらける姿勢だったり、またその状況とかを判断して、「チームのために何ができるのか」、「チームの勝利のために今何が必要なのか」を自分なりに考えて行動でき、それをプレーに活かせるところが自分の長所かなと思います。

 

――対戦したい他大の選手は

2人います。1人は、自分の2つ上の先輩に当たる立教の佐山未来さん(営3・聖光学院)。高校の時は本当にすごくいいピッチャーで、「佐山さんいたらどこまで勝てるんだろう」っていうぐらい、本当にいいピッチャーです。でも、これからは対戦する可能性もあると思うので、「そういうピッチャーにどこまで自分が立ち向かっていけるのか」っていうのはすごい気になる部分でもあります。もう1人のピッチャーは同級生の早稲田の小松(龍一)投手(スポ1・花巻東)。高校生の時からちょっと親交があって、甲子園で対戦してみたい選手にも小松龍一投手をあげたんですけど、自分の対戦した中でも「トップ3」に入るくらいいいピッチャーだったので、そういった選手とまた4年間切磋琢磨しながら、いろんな場面で対戦してみたいなと思います。

 

――大学野球における目標、将来の目標

まず1年目はリーグ戦に出場して、そしてチームが日本一になること。そのためにチームのどこかで貢献したいなと思っています。で、4年後にはプロ野球選手になりたいっていうのはもちろんあるんですけど、それよりもまずチームとして、この出会った仲間たちと一緒に“日本一”っていうところに向かっていきたいなっていうのが1番大きな目標にはなります。

 

――取りたいタイトル

最多安打を取ってみたいなっていうのはあるんですけど、小林宏コーチが持ってる盗塁記録(シーズン最多盗塁「16」・通算最多盗塁「62」)を、小林コーチからも「目指してみろ」って言われているので。そうやって六大学に名を残すような先輩にそうやって目をかけていただいているということは、自分もそこを目指してみる価値はあると思うので。でも盗塁記録を狙いつつも、自分は「チームのために」っていうのが1番大事なことだと思ってるので、記録だけじゃなくて、チームの勝利のために何かできることを探してやりたいなと思っています。

 

――最後にケイスポ読者に向けて何かメッセージ等あればお願いします!

新1年生なのでフレッシュにアグレッシブに戦いたいので、まずは名前だけでも覚えてもらって。体育会野球部をこれからもよろしくお願いします!

 

(取材、記事:加藤由衣)

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