リーグ再開後も好調を維持し、連勝街道を突き進む慶大ソッカー部女子。2部優勝、1部昇格に向け、大一番となる順天堂大学との一戦に臨んだ。
試合は、午前から降り続く雨によるスリッピーなピッチコンディションの中、順大が前から激しいプレスを掛ける展開に。後方からボールをつないで崩すサッカーを掲げる慶大は、時折ショートカウンターからピンチを招くも、丁寧にパスを回して好機を伺っていくと、24分、CKから宮嶋ひかり(環2・芝浦工業大学柏/ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18)のゴールで先制し、1-0で前半を折り返す。迎えた後半開始早々、抜け出した岩田理子(総2・十文字)が落ち着いて決め、2-0。このまま逃げ切ることが出来るかと思われたが、67分に1点を返されると、さらにゴールを許し、追い付かれる。相手に粘りを見せられ、今季初めてリードしている展開から追い付かれた慶大。そんな重苦しい流れを払拭したのは、荒鷲が誇る絶対的ストライカーだった。87分、スルーパスに反応した野村亜未 (総3・十文字)はキーパーをかわすと、最後は左足で冷静に流し込み、3-2。大きな勝ち越しゴールを挙げた。その後、相手に隙を与えず、野村の値千金弾で取ったリードを最後まで守り抜き、3-2で1点差の接戦もモノにした慶大。大一番を制して連勝は13に伸び、TEAM2025の目標である「1部昇格」に限りなく近付いた。
次節、10月19日(日)の上武大学戦にて、慶大が勝利し、同日開催の試合で2位のチームが敗れた場合、慶大にとって悲願の2部優勝および1部昇格が決定する。
2025/10/11(日)17:00キックオフ@順天堂大学さくらキャンパスサッカー場
【スコア】
慶應義塾大学3ー2順天堂大学
【慶大得点者】
24分 宮嶋ひかり(野口初奈)
46分 岩田理子(野村亜未)
87分 野村亜未(髙松芽衣)
【慶大出場選手】 | |
ポジション | 背番号 選手名(学部学年・出身高校) |
GK | 12 中村美桜(理4・慶應湘南藤沢) |
DF | 18 岩田理子(総2・十文字) |
| →73分 16 堀田朱花(商2・山手学院) |
| →90分 24 田中紗莉(総2・県立市ヶ尾/日体大SMG横浜U18) |
| 4 米口和花(総2・十文字) |
| 5 小熊藤子(環4・山脇学園/スフィーダ世田谷ユース、RB大宮アルディージャWOMEN内定) |
| 15 宮嶋ひかり(環2・芝浦工業大学柏/ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18) |
| 23 坂口芹(総4・仙台大学附明成) |
MF | 11 森原日胡(総1・作陽学園) |
| →80分 13 山田葵(総1・聖和学園) |
| 2 竹内あゆみ(看3・日ノ本学園) |
| 10 野口初奈(環3・十文字) |
| 7 髙松芽衣(環2・植草学園大学附/ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18) |
FW | 9 野村亜未 (総3・十文字) |
関東大学女子サッカーリーグ戦2部を戦うソッカー部女子。前節の後期第5節・立教大学戦では、終盤までゴールが遠く引き分けが濃厚となっていたが、83分に野口初奈(環3・十文字)の2試合連続直接FK弾で先制すると、89分にセットプレーから宮嶋が押し込み、追加点。さらに90+4分、途中出場の田中紗莉(総2・市ヶ尾/日体大SMG横浜U18)がスーパーミドルシュートを決め、終わってみれば3−0で勝利した。

終盤に怒涛の得点劇を見せた前節の立大戦
本リーグは、2部から1部に自動昇格出来るのは首位チームのみで、2位と3位のチームは1部下位チームとの入れ替え戦に臨む規定となっている。慶大は前節終了時点で、2位の国士舘大学を勝ち点差4で上回る首位。順天堂大学戦を前にして、残りは4試合。ここからは1勝の重みが特に大きくなり、勝ち点3を積み重ねるたびに大きく昇格に近付いていく。
後期第6節の相手である順大は、前期リーグでは慶大が2−0で勝利したが、今季はここまでわずか2敗と粘り強さが持ち味のチームだ。また、入れ替え戦進出も十分狙える位置につけており、大逆転優勝の線もまだ残されているため、この日を「集中応援」と銘打って、会場に江戸紫色のグッズを携えた多くのファンが駆け付けた。
後期第6節の試合前時点での順位表 | |||||
順位 | チーム名 | 勝ち点 | 得失点差 | 総得点 | 残り試合数 |
1 | 慶應義塾大学 | 37 | 36 | 43 | 4 |
~自動昇格ライン~ | |||||
2 | 国士舘大学 | 33 | 18 | 24 | 4 |
3 | 国際武道大学 | 29 | 28 | 43 | 4 |
~入れ替え戦進出ライン~ | |||||
4 | 順天堂大学 | 28 | 14 | 23 | 4 |
※勝ち点に次ぐ順位決定要項は、得失点差、総得点、直接対決の戦績、フェアプレーポイント、それでも並んでいる場合は抽選、という順になっている
この日の会場周辺は予報通り、午前からの降雨で、試合開始時の気温は17°Cほどと、前節までとはガラリと変わったコンディション。暗い空も相まって、秋の訪れを感じさせるどころか、冬の足音が聞こえてくるような寒さの中、17時にキックオフのホイッスルが鳴り響いた。
慶大は前節と同じメンバーと配置でスタート。WBでの出場も多い森原日胡(総1・作陽学園)はこの日も右シャドウに入る。
開始早々の2分、慶大はフリーでボールを持った野村が相手キーパーのポジショニングを見て頭上を狙ったロングシュート。ボールはバーを越えたが、いきなり惜しい場面を作る。対する順大は、試合前から降り続く雨によってボールの扱いが難しいコンディションも鑑みてか、序盤から慶大のビルドアップに対し激しいプレッシングを見せ、後方の選手もプレスに連動したスライドを実行し、高いライン設定で「攻めの守り」を講じる。5分、自陣で相手FKのこぼれ球を拾われ、ミドルシュートを放たれるが、野口が体を張った守りで防ぎ、ゴールは割らせない。9分にはビルドアップのボールを奪われ、キーパーの手前でショートバウンドするミドルシュートを浴びるも、守護神・中村美桜(理4・慶應湘南藤沢)が冷静な対処を見せる。

難しいシュートも丁寧に抑えた中村
その後も難しい時間が続く。慶大はリベロの小熊藤子(環4・山脇学園/スフィーダ世田谷ユース、RB大宮アルディージャWOMEN内定)、右CBの米口和花(総2・十文字)、左CBの宮嶋、アンカーの竹内あゆみ(看3・日ノ本学園)の4人でひし形を作ってボールを回し、前進を試みるが、マンツーマンでプレスをかけてくる順大。ボールを受けに低い位置まで下りた右シャドウの森原、左シャドウの髙松芽衣(環2・植草学園大学附/ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18)はダブルボランチに厳しくチェックされ、中盤でボールを引っ掛けられて素早くゴールに迫られるシーンが続く。

小熊を中心にボールをつなぐも、激しいプレスに合う
そんな中、24分に左WB・坂口芹(総4・仙台大学附明成)のスピードを活かした攻撃からCKのチャンスを得る。ゴール前に密集を作り、野口が中央にボールを蹴り入れると、宮嶋が頭で合わせ、先制。宮嶋は2試合連続ゴールを挙げた。得点の直後、給水タイムに突入。前半を折り返す。
給水後もハイラインで守る順大に対し、ディフェンスラインの裏をついてチャンスを演出していく。29分、宮嶋がサイドに展開すると見せかけ、相手の逆を突く上手い切り返しから抜け出した坂口にスルーパス。坂口のシュートは惜しくも外れたが、徐々に相手の守りに順応を見せる。

貴重な先制点を挙げ、ビルドアップの場面でも冷静さを発揮した宮嶋
両サイドの坂口や岩田、CFの野村へのスルーパスで好機を作っていくと、順大も序盤に見せていたほどの激しいプレスと高いライン設定は控え、落ち着いた試合展開に。慶大がボールを握り、順大は積極的なミドルシュートでゴールを狙うも、お互い決定的なシーンは作れず。1-0で前半を終える。

右サイドで攻撃の起点となった岩田
メンバーそのままに迎えた後半。開始から40秒ほどでいきなりゴールチャンスを迎える。小熊のフィードを受けた坂口が、相手最終ラインの裏へスルーパスを供給。野村が抜け出し、相手キーパーをかわすと、最後は詰めてきた岩田が押し込み、ボールはゴールネットを揺らす。電光石火の得点で、2−0。余裕のある点差とした。
リードを拡げた後も落ち着いてボールを保持する慶大。グラウンダーのパスが止まるピッチの状態により、56分にバックパスが短くなったところを奪われピンチを招くも、相手のシュートは枠を外れ失点は免れる。このシーンを除いてシュートを打たれる場面はないまま、得点からおよそ20分が経過し、迎えた67分。相手にCKのチャンスを与えてしまう。慶大右サイドから蹴り込まれたボールを一度はクリアするも、こぼれ球を拾われると、ミドルシュートを決められ、失点。1点差に迫られる。
リードを縮められた慶大は、73分にこの日最初の交代を敢行。右WBで攻撃の起点となり、貴重な追加点を挙げた岩田に代え、サイドを駆ける稲妻・堀田朱花(商2・山手学院)をピッチに送り込む。

スピードが持ち味の堀田がピッチへ
しかし、順大も入れ替え戦進出に向け勝たなくてはならない一戦。点差が縮まってから勢いを持って攻め込まれ、セカンドボールを拾われる時間が続く。すると75分ごろ、ロングボールからエリア内で振り向かれると、強烈なシュートを突き刺され、同点。「サッカーは2-0が一番危険なスコア」という格言の通りの展開となってしまう。
今季初めてリードを追い付かれ、大きなプレッシャーがかかる流れに。それでも、チーム発足からのスタイルであるパスサッカーを貫き、普段通りのプレーで試合を進めていく。。時折ピンチを招きながらも、泥臭く、献身的に守り続ける。80分には、絶妙なタッチでプレス回避に貢献した森原に代え、ここぞの場面での活躍が光る山田葵(総1・聖和学園)を投入。攻勢を強める。
87分、シーズンの結果を左右するような大きなプレーが生まれる。左のタッチライン際でボールを持った髙松から、抜群のタイミングで裏抜けした野村にスルーパスが渡ると、ゴールマウスを空けて飛び出してきた相手キーパーをかわす。最後は左足で冷静に流し込んで、3-2。荒鷲が誇る絶対的ストライカー・野村の今季15点目となるゴールで勝ち越しに成功した。
野村の値千金弾で取った1点のリードを守るべく、慶大は落ち着いてボールを保持し、守備の場面ではハードワークを続けていく。90分には最後の交代機会を使用。攻守にわたりスピード感あふれるプレーで貢献を見せた堀田に代わり、立大戦で勝利を決定づける一撃を放った田中紗が入る。その後もタイムアップの笛まで集中を切らさずにプレーし、アディショナルタイムが4分ほど経過した頃、ついに試合終了。3-2で接戦をモノにした。
相手にここ数試合ではなかったようなハイプレスをかけられ、序盤にピンチを作った中でも、宮嶋がセットプレーのチャンスを活かし、岩田が後半開始早々に追加点を挙げ、盤石な試合運びかに思えた今試合。しかし、順大に粘られると、同点に追い付かれ、焦りが出てきてもおかしくない展開となった。そんな状況でも、普段の練習からこだわってきた正確なパスとトラップで丁寧にボールをつなぎ、慶大のスタイルを変えずに戦っていくと、終了間際、9番・野村が殊勲の勝ち越し弾を決め、2部優勝&1部昇格を大きく手繰り寄せる勝ち点3を獲得した。
9月半ばに行われた関西遠征でなかなか結果を残せず、ベストではないチーム状態の中、リーグ戦再開を迎えた慶大。再開からの3試合は、いずれも昇格に向けて戦うチームとの対戦で、チームとして「大事な3試合」と位置付けていた。再開初戦の国際武道大学戦は堅いブロックを敷く相手に対し、後半開始早々の連続得点で逃げ切り、続く立教大学戦では終盤に先制すると怒涛の得点劇で勝利し、今節の順天堂大学戦では一度は追い付かれながらも最終的には勝ち越すという、各試合違った試合展開の中、選手たちが今季の躍進の要因として挙げた「勝ち切る力」を発揮し、3連勝という最高の形で終えた。
この試合後、他会場の結果もあって今季の2位以上、すなわち入れ替え戦進出以上の結果が確定した慶大。これは2部での戦いが始まった2022年以降初の快挙であり、4年生の選手たちはラストイヤーで入部後最高の戦績を手にしたこととなる。それでも、今季のソッカー部女子が見据えるのは優勝での昇格達成。このまま首位で走り切り、大きな目標を結実させたい。
4月に始まったリーグ戦も、早いところ3試合を残すのみとなっている。次節は後期第7節。慶大と首位を争う国士舘大は、10月19日(日)の14時キックオフのゲームを戦う。この試合で国士舘大が敗れ、かつ同日14時30分試合開始の上武大戦にて慶大が勝利すれば、慶大の2部優勝および1部昇格が決定する。
後期第6節終了時点での順位表 | |||||
順位 | チーム名 | 勝ち点 | 得失点差 | 総得点 | 残り試合数 |
1 | 慶應義塾大学 | 40 | 37 | 46 | 3 |
~自動昇格ライン~ | |||||
2 | 国士舘大学 | 36 | 19 | 26 | 3 |
3 | 国際武道大学 | 30 | 28 | 43 | 3 |
~入れ替え戦進出ライン~ | |||||
4 | 順天堂大学 | 28 | 13 | 25 | 3 |
※勝ち点に次ぐ順位決定要項は、得失点差、総得点、直接対決の戦績、フェアプレーポイント、それでも並んでいる場合は抽選、という順になっている
リーグ再開から始まったアウェイ4連戦のラストマッチとなる上武大戦。シーズンを通して、どんなときも貫き通した「慶應のサッカー」で戦い抜き、歓喜の瞬間を待ちわびたい。
(取材:柄澤晃希)
【インタビュー】

左から、野村、岩田
◇野村亜未 (総3・十文字)
ーーご自身の決勝ゴールで勝利しました。今の率直な気持ちを教えてください。
野村:率直に、自分のゴールでチームを勝利に導けたというのがほんとうに嬉しいです。シーズン後半が始まってからなかなか得点出来ない時期が続いていて、やっぱり自分は点を取ることでチームの勝利に貢献するということを1番の目標として掲げていたので、今回の決勝ゴールはほんとうに自分の中で大きな成果だと感じています。
ーー序盤から相手がかなりプレスを掛けてきましたが、給水タイムやハーフタイムにどんなことを話して修正しようと試みましたか。
野村:相手に合わせるというよりかは、「自分たち自身がやることをやる」ということを話しました。そこまでやることは変えなかったので、今まで積み上げてきたものを出していくことを1番にプレーしていました。
ーー野村選手のアシストとなった岩田選手のゴールのシーンを振り返ってください。
野村:半分、取られたみたいなものかもしれないですけど、(笑)
岩田:えぇ!?(両者笑い)
野村:まず芹さん(坂口)のいいボールが来て、自分が1個前で打てば入ったかもしれないですけど、最後は「決めてくれ」という想いで、相手に取られるよりは味方につなごうと思い、見えた理子(岩田)につないで、みんなで取った良い形からのゴールだったと思います。
岩田:ありがとうございます(笑)。
野村:はい(両者笑い)。
岩田:ありがとうございます(両者笑い)。
ーー2点リードを取ったあとに追い付かれてしまいましたが、そのことについてはいかがでしょうか。
野村:「連続失点だけはやめよう」とチームの中で決めていましたが、(連続失点をしてしまった。ただ、)自分の中ではそんなに焦りはなくて、「やることをやればいけるんじゃないか」という自信の方が勝っていたので、それもあって自分のプレーは生まれたのかなと感じています。
ーーその決勝ゴールの場面を振り返ってください。
野村:決勝ゴールの場面も(2点目と同様に)、芽衣(髙松)からのいいボールが入り、キーパーが「オッケー」と言って出てきているのも聞こえていて、自分の方が先に追い付けると思ったので、ワンタッチ目をいいところに置ければいけると思っていました。結構冷静に自分の中では処理出来ていて、最後は左足で流し込むだけだったので、そこに全集中していました。
ーー早ければ、次節にも2部優勝・1部昇格が決まります。ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
野村:ほんとうに、ここまで来たら16連勝するしかないと思っているので、自分が点を取って勝利に貢献することはもちろん、全員で最後まで戦い抜くという点でも頑張っていきたいと思います。
◇岩田理子(総2・十文字)
ーー大きな勝利を挙げました。今の率直な気持ちを教えてください。
岩田:再開してからのアウェイでの3節が自分たちの大一番・山場だと考えていました。国際武道、立教と2連勝して、あとは順天堂だけと考えていましたが、相手も集中応援で気合が入っている中、チーム全員で勝てたというのは、今シーズン通しても大きな勝利だったと思います。
ーー相手がかなり前からプレスを掛けてくる中で、小熊選手からのフィードなどで右サイドでチャンスを作るシーンもありました。前半のご自身のプレーはいかがでしたか。
岩田:結構難しい形で受けるシーンが多くて、マークが付いていたんですけど、テソンさん(監督)から自分がサイドの起点となって攻撃を仕掛けるということを役割として与えられていたので、そこはしっかり全う出来たと思います。
ーー貴重な追加点となった2点目のゴールを振り返ってください。
岩田:自分はあまり点を決める選手ではないですけど、後半が始まって自分のゴールで勢いに乗せられたのは大きな成果だったと思います。
ーー2点目を取ってからのゲームプランはどういったものでしたか。
岩田:リードを拡げたからと言って、守りに入るサッカーは絶対にしないので、自分たちらしく、何点も取りに行く姿勢が、最後の亜未さん(野村)のゴールにつながったと思います。
ーー先ほどもお話にありましたが、昇格に向けて大事な再開からの3試合を3連勝で終えました。この3試合を振り返っていかがでしたか。
岩田:自分もスタメンで起用していただいたり、長く試合に出る中で、「大一番を常に任されている」プレッシャーと共に試合を楽しむことがすごく出来ていて、観客、サブのメンバーを含め、慶應らしい、全員で勝てた勝利を3試合続けられたのはチームとしても大きかったと思います。
ーー今後、昇格が決まる可能性のある試合が続きます。残りの試合に向け、意気込みをお願いします。
岩田:チームとしては、慶應らしく最後まで戦って、亜未さんも言われたように残りを3連勝して16連勝でシーズンを終えることと、個人の成果としては、ケガからのスタートで難しい部分もあったのですが、終盤になってスタメンとして起用していただいているという自分の成長も、両親含めいろいろな人に成長した姿を見せられたらなと思います。