【アメフト】死闘再び 青学大との接戦はあと一歩届かず/春季オープン戦vs青山学院大学

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この日の相手は青学大。青学大といえば、昨年12月13日の入れ替え戦で死闘を繰り広げた因縁の相手だ。慶大はその一戦を制し、なんとかTOP8の座を守り抜いた。その相手との再戦となったこの一戦は、最後まで目の離せない激闘となる。試合は前半、青学大の堅い守備と着実なオフェンスの前に苦しみ、慶大は13-0で試合を折り返す。しかし後半、DB・三田晃暉(経2・慶應)のパントリターンTDを皮切りに反撃を開始。QB・依田一真(理2・慶應)を中心としたオフェンスが得点を重ね、第4QにはWR・小林海斗(法3・慶應)へのTDパスで3点差まで迫った。守備陣も粘り強く青学大の攻撃を食い止め、最後まで逆転を目指して戦い抜く。しかし、あと一歩及ばず。慶大は20-17で惜敗を喫した。

6月14日(日)11:00 春季オープン戦vs青山学院大学 @アミノバイタルフィールド

この日は、慶大オフェンスから始まる。この日のスターティングQBは、真島智哉(医1・芝)。ルーキーQBが、初めて先発の座を勝ち取った。幸先の良いスタートを切りたい慶大だったが、思うようにフレッシュを更新できない。一方の青学大は、テンポ良く攻撃をつなぎ、最後はパスTDで先制。慶大はいきなり7-0とリードを許した。 その後も、DL・加藤聖武(法2・慶應)やLB・篠原晴(経3・慶應湘南藤沢)らが好タックルを見せる。しかし、慶大は最後までフレッシュを更新できず、第2Qへと突入する。

初先発を任されたQB・真島

第2Qは青学大の攻撃から再開。オプションプレーなどのラン攻撃を中心にドライブを展開し、慶大ディフェンスを押し込んでいく。最終的には44yd付近からのFGを成功させ、慶大は10-0と点差を広げられた。反撃したい慶大は、RB・橋口塁(経4・慶應湘南藤沢)のランを中心に打開を図る。しかし、青学大ディフェンスの前に思うようにゲインを重ねることができない。一方の青学大は、その後も着実に攻撃をつなぐと、前半終了間際に再びFGを成功。慶大は13-0とリードを許したまま、試合を折り返した。

快足を飛ばすRB・橋口

ハーフタイムのミーティングでは、この日多くの若手選手が出場していたチーム全体に対し、主将・丹羽駿平(商4・慶應)が「ギラつきが足りない。もっとギラギラしていけ。」と鼓舞した。0-13という苦しい展開の中、若き選手たちは主将の言葉に応え、反撃の狼煙を上げることができるのか。後半最初のシリーズ、慶大ディフェンスはチーム全体で粘り強い守備を見せ、青学大にフレッシュを許さない。慶大ディフェンスが流れを引き寄せた中、青学大はパントを選択する。しかし、このパントを受けたパントリターナーのDB・三田が圧巻のリターンを披露。相手守備を次々とかわし、そのままエンドゾーンまで駆け抜けてTDを決める。慶大はTFPも成功させ、13-7と点差を縮めることに成功する。

パントリターンTDを決めた三田

さらに、続くディフェンスも青学大の攻撃を1シリーズで食い止め、再び流れを引き寄せる。すると、このQからQBを務める依田を中心にオフェンスが前進。最後はK・並里桜輝(経2・慶應NY)が46ydのFGを鮮やかに成功させ、慶大は13-10と3点差まで詰め寄る。

冷静にFGを沈めたK・並里

しかし、青学大も簡単には流れを渡さない。慶大は、母校を相手にプレーするLB・恩田知弥(経4・青山学院)がパスカットを決めるなど必死に食らいつく。それでも青学大の攻撃を止め切ることはできず、最後はTDを許してしまう。慶大は20-10と再び10点差をつけられる。その後の慶大も黙ってはいない。QB・依田のスクランブルや、WR・青木健将(環3・慶應)へのパスなどで、続けてフレッシュを更新し、敵陣へと攻め込んでいく。しかし、ゴール前に迫った場面でインターセプトを喫し、絶好の得点機を活かすことができない。青学大サイドラインからは「慶應を倒すぞ!」という声が響き渡る中、第3Qが終了した。

追加点を許したくないディフェンス陣

どうにかして追いつき、勝ち切りたい慶大。第4Q、RB・橋口が俊足を活かしたランでフレッシュを更新すると、続いてQB・依田のキープでもフレッシュを獲得。さらに、先ほど46ydのFGを成功させた並里がWRとして出場し、4ydのゲインでチャンスを広げる。すると最後は、WR・小林へのパスが決まりTD。K・北村朔也(商3・宇都宮短大附属)も確実にTFPを成功させ、慶大は20-17と3点差まで詰め寄った。

勝負どころでTDを決めたWR・小林

その後も、DB・池松里羽(理3・慶應湘南藤沢)がインターセプトを決めるなど守備陣が躍動。また、この春安定した活躍をみせているDL・曽我宗功(医3・慶應)も積極的にプレーに絡み、相手オフェンスを封じ込め、得点を許さなかった。そして、時間的にも慶大に残された最後のオフェンスが始まる。QB・依田がWR・青木へのパスを通してフレッシュを獲得すると、RB・橋口も力強いランでフレッシュを重ね、着実にエンドゾーンへと迫る。しかし、WR・青木を狙ったエンドゾーンへのパスが惜しくも2度続けて不成功。最後まで得点を奪うことはできず、そのまま試合終了のホイッスルを迎えた。

この日、幾度となく好機を任されたWR・青木

悔しい一戦となったが、試合後、主将・天野甲明(政4・鎌倉学園)はファンに向けたあいさつで、「結果としては実らなかったが、この1週間で成長してこの場に帰ってきます。」と力強く宣言した。次戦の一橋大戦はJV戦となり、若手選手たちのさらなる台頭に期待がかかる。また、春のオープン戦はいよいよ最終戦。リーグ戦開幕を目前に控える中、この敗戦で得た課題を糧にチーム全体が成長し、万全の状態で秋の本番を迎えたいところだ。

本番を見据えて仕上げを進めるUNICORNS

(記事:水野翔馬、取材:神戸佑貴)

QB・依田一真(理2・慶應)

ーー実戦では初QBであったと思うが、どうだったか

結果的には勝てなかったというのがあるんですけど、レシーバーもオフェンスラインもディフェンスもみんなが僕の出来ないところを全力でプレイして、それをカバーしてくれたので、なんとかゲームとしては成立したのかなと思っています。

ーー自ら走ってチャンスを作った印象があるが

QBは結構後ろでオフェンスラインに守られて、タックルとかされないポジションだと思うんですけど、自分は11人目のオフェンダーとして1ydでも前に進みたいと思っているので、その考えのもとで、走ったら美味しい場面が多かったので、結構走りました。

ーー今後の意気込み

滝沢(=徹、経2・慶應)さんが一本目にいて、結構その壁は高いんですけど、また違ったプレイスタイルもあるので、そこで自分自身の価値を出せていけたらと思っています。

実戦初のQB起用で結果を残した依田

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