今年度で77回目を数える早慶剣道対抗試合が日吉記念館にて行われた。試合は、両校の意地と誇りがぶつかり合う白熱の展開に。この一進一退の攻防を慶大が見事に制し、2年ぶりの早慶戦優勝を果たした。
第77回早慶剣道対抗試合 2012/ 11/ 25/ (日)12:00 @日吉記念館
試合結果
慶大 早大
先鋒 ●東海林智宏(総4) ―コ 諏訪稜介
次鋒 ●畑勇樹(経2) ―メ 立野純一
十八将 ●御子柴拓也(政2) メ ―ドメ 松宮大樹
十七将 ○齋藤雄基(商4) コ ― 小田寛人
十六将 ○宮井啓多(総3) メ ― 佐々木祐輔
十五将 ○吉谷信紀(総2) ココ― 淀谷瑞木
十四将 ○木浪佑(総4) コ ― 北島泰洋
十三将 ●豊島健嗣(政2) ―メメ 勇佑多
十二将 ○井手俊宏(政1) メ ― 小林大祐
十一将 ●吉村拓馬(医5) ―メ 山村勇歩
中堅 ●胡谷俊樹(医5) ―ド 大浦彰一郎
九将 ●藤野元規(商2) ―コ 上垣悠
八将 ○古田真平(環2) ド ― 嘉数卓
七将 ○山田研司(政2) ド ― 出口卓弥
六将 ○久保佳一郎(環3) メ ― 西川哲平
五将 ○鶴海翔太(環3) メメ―メ 越智泰介
四将 ●川﨑拓真(総3) ―コメ 青木祐喜
三将 ○寺内良知(環3) メ ― 西村慶士郎
副将 ●中雅宏(環4) ―ド 平田圭
大将 ○若松光(総4) コ ― 甲斐勇太
慶大11勝9敗(有効本数14本)
多くの観客が見守る中行われた早慶剣道対抗試合。昨年、あと一歩のところで敗北し、悔しい思いをした慶大剣道部。早慶戦は1年間の締めくくりともなる、絶対に負けられない特別な戦いであるのだ。序盤、慶大は3連敗からのスタートとなるも、立て直し十二将戦終了時点で5勝4敗とする。その後早大に勝ち越しを許すが、鶴見、寺内らの活躍で逆転に成功。10勝9敗で迎えた大将戦、主将・若松が延長戦に及ぶ熱戦を繰り広げる。そして、若松の籠手が決まった瞬間、この日一番の歓声が日吉記念館に鳴り響いた。結果、11勝9敗で慶大が早慶戦優勝という栄冠を勝ち取った。全20試合のうち11試合が延長戦に突入し、一本が決まるごとに会場が沸き返るなど、早慶戦の名にふさわしい白熱の展開となった。また、慶大からは、鶴見、寺内、若松が優秀選手賞に選ばれた。
(記事 山内貴矢)
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