【ラグビー】新年度特集① 宮川尚之主将×濱田大輝副将インタビュー

宮川尚之主将(右)と濱田大輝副将(左)

宮川尚之主将(右)と濱田大輝副将(左)

 

昨年は正月越えならず悔しい結果に終わった慶大蹴球部。今年は監督をはじめ首脳陣を一新してさらなる飛躍を目指す。今回は春シーズン開幕を目前にした選手たちに熱い気持ちを語ってもらった。

 

 

―新主将、副将就任の経緯を教えてください

濱田 同期と話し合いをして、最後は投票できめました。

――決まった時の気持ちはいかがでしたか

宮川 嬉しかった反面、150人という大所帯を率いていく責任感を持ってやらなければならないとおもいました。

濱田 どう宮川をサポートしていかなければいけないか考えました。

 

――主将、副将になる予感はしていましたか

宮川 話し合いで何人か候補を出していたのでそうなる予感はありました。

濱田 たぶんなるなとは思っていたのでどうやってやっていけばいいかをずっと考えてました。

――主将、副将になったことで心境の変化はありますか

宮川 やはりラグビー部の代表として行動ひとつひとつに責任感をもって行動するようになりました。

濱田 4年生としての責任とそのうえの副将としての責任もおわなければいけないので、どのようにしてみんなを引っ張っていくか考えるようになりました。

――宮川さんから見た濱田さんの長所

宮川 冷静に物事を見られるということとあとはまとめる力がすごくあるのでそういった部分でいつも助けられています。僕がどうしても集中すると周りが見えなくなってしまい、そのときに外からアドバイスをくれるので感謝しています。

――濱田さんからみた宮川さんの長所

濱田 グラウンドにでれば存在感が人一倍あるのでそこはすごいなと思います。あとは後輩からも尊敬される存在なのでプレーで引っ張る彼はとても主将に向いているなと思います。

 

――和田新監督からはどのような言葉を頂きましたか

宮川 自分らしくやってくれと言われました。

濱田 選手の意見をとりいれてくれ、やりたいようにやって方向性は導いてくれと言われました。

――和田新監督の印象

宮川 頭がいいという印象です。ひとつひとつの言葉に説得力があります。色々考えて指導してくれているんだと思いますね。

濱田 年齢が近いので選手の立場にたって考えてくれます。人格者という印象です。

――前主将の茂木選手(理工卒)から受け継ぎたいのはどの部分ですか

宮川 茂木さんは背中で引っ張っていく方だったので僕もプレーで引っ張りたいと思います。

――前副将から受け継ぎたいのはどの部分か

濱田 宮川がどうすれば一番やり易いか考えることがカギだと思うので、前副将のように背中で引っ張っていくのはもちろん、あとは僕の持ち味をどう発揮していくかだと思います

――次は今季のチームについてですが、今季の目 指すラグビーを教えてください

宮川 今年はアタックに力を入れていて、それに対してディフェンスももちろんなんですが、今年は個人はもちろん、チームがひとつになってやるディフェンスを目指してやってます。

濱田 バックスで点をとるのはもちろんなんですが、慶應のフォワードは小さいというのを逆に強みに変えられるようなラグビーを目指したいです。

――目指すチーム像はどういうものですか

宮川 慶應は部員数が多くてそのひとりひとりがひとつの目標に向かってやることで力がつくとおもうので誰一人として妥協することなく切磋琢磨できるチームを目指したいです。

濱田 厳しくしていくときは厳しく、メリハリのあるチームにしたいです。

――次に昨年を振り返ってチームとしてどのよう なシーズンだったと思いますか

宮川 なかなか結果がでないシーズンでした。それがチームにとってよくない空気をつくってしまいました。今年は内容だけでなく結果にもこだわっていきたいです。

濱田 負けたあとの対応、チーム作りがうまくいかなかったです。今年はしっかりやっていきたいです。

――両選手自身にとって昨年はどのようなシー ズンでしたか

宮川 本当はチームを引っ張っていかなければいけない立場だったのに、いいパフォーマンスが出来なかったので、今年は全試合出場はもちろん、試合のなかでも常に先頭に立って代表として頑張りたいです。

濱田 昨年は足首のけがで活躍できずにみんなに迷惑をかけたので、今年は宮川を副将としてどうサポートしていくか考えながら頑張りたいです。

 

――個人として目指しているプレーヤー像はあり ますか

宮川 フィールドにいるだけでチームが困っている、不利な状況を打開できるプレーヤーを目指しています。

濱田 グラウンドにいるだけでチームが上向く、明るくなるようなプレーヤーを目指しています。

――最も影響を受けた先輩は誰ですか

宮川 僕が一年の時のキャプテンの竹本さんです。グラウンドにいるだけでチームに元気を与えるところはすごいなと思っていました。僕もそんなひとになりたいです。

濱田 一年の時の副将の小沢さんです。桐蔭の先輩というのもあってたくさん刺激をもらいました。

――次に今季についてお伺いします。今季は春から公式戦がありますが、どのような位置づけととらえていますか

宮川 どういうラグビーを目指すのかを模索する期間だと思います。秋に向けた準備でもあるので特に内容にはこだわっていきたいですね。

濱田 春は土台作りでひとつずつ段階を踏んでいって、チームの方向性を決めていこうと思っています。

――対抗戦の中で意識するチームはありますか

宮川 まずは僕たちの上にいる早稲田、筑波、帝京、明治、この4校を必ず倒さなければならない相手だと思っているので、普段練習から意識していますね。

濱田 相手4校を意識するのは大切なんですが、その上で慶應らしいラグビーをすることが必要だと思います。

――春のシーズンは遠征も多いですが、疲労など の心配はありますか

宮川 4月にはいると毎週試合ですが、僕と和田さんと学生コーチで話し合ってスケジュールを決めていって考えながら練習すれば問題なく乗り越えられるんじゃないかなと思います。

濱田 地方にいくことが多くて、それが気分転換にもなると思うのでそこはプラス思考で考えたいと思います。

――春のシーズンの目標は何ですか

宮川 まずは全勝するということを目標に、そのなかでも内容にはこだわっていきたいと思います。

濱田 慶應の土台を作っていくことを頭にいれて勝っていくことだと思います。

――春のシーズンと夏合宿の後にラグビーシーズ ンの本番となりますが、今年の目標は何ですか

宮川 大学ベスト4にはいって正月をこえることを最低限の目標にしてそのさきに日本一があるので、まずは大学ベスト4を目指しています。

濱田 大学ベスト4というのは口で言うのは簡単なんですが、それとは別に現実的な目標を設定してひとりひとりがその目の前にあるイメージしやすい目標を達成する先に日本一があるのでそれに向かって頑張っていきたいです。

――最後にファンの方へのメッセージをお願いし ます

宮川 今年は見ているかたにも楽しんでもらえるラグビーをしたいし、絶対結果も残すのでぜひ会場に足を運んで応援していただければ嬉しいです。

濱田 部員全員が頑張るのはもちろん、試合に出られる15人に加えて16人目の選手がお客さんだと思うのでこれからも熱い声援をよろしくお願いいたします。

 

お忙しいところありがとうございました!

                                          (取材 宮本大)

宮川尚之

  成蹊高を経て現在環境情報学部4年。得意の突破力で慶大の誇る名SOへと成長した。昨年度は早慶戦からAチームスタメン出場し、チームに貢献した。

 

濱田大輝

桐蔭学園を経て現在総合政策学部4年。一昨年は主にFLとしてJr.選手権などに出場したが昨年はけがに悩まされた。そのリーダーシップの強さに仲間からの信頼も厚い。

 

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