【アメフト】早慶戦直前特集③ 安藤彬主将

安藤早慶戦直前特集第三弾はLB安藤彬主将(商4・大阪府立北野)。ディフェンスの中心的なポジションでありながら、今季は主将としてUNICORNSをけん引する。主将になった経緯や現在の心境、早慶戦にかける思いなどを語っていただいた。

――まずは自己紹介をお願いします

商学部4年の安藤彬です。ポジションはラインバッカー(LB)で、背番号4番です。

――ポジションの解説をお願いします

ディフェンスの中心ですね。ランもパスも絡んで、タックルはするし、相手のレシーバーとマンツーマンもするし、大変なポジションです。

――ポジションの魅力は

好きなだけタックルできるなど、好きなだけ暴れられるところです。

――主将になられた経緯は

去年悔しい思いをしていて、今年はどうしても勝ちたいという思いはあったんですけど、自分は主将ではなく、一選手として勝てるように強くなろうと思っていました。ですが、自分たちの代はまとまりがなく自分がまとめなければ勝てないと思い立候補しました。

――心境の変化はありましたか

もっとうまく回せると思ってたんですけど、人それぞれいろんな考え方もあって何が正しいかまだわからないですし、そこでしっかり話し合ってひとつの答えを出して一緒に向かって行くというのはすごく難しいなと思います。

――昨年はどのようなチームでしたか

個人個人が強かったというよりもまとまりがあったチームでした。主将が大きい人だったので主将が決めたことは全員でやろうという感じでした。

――今年のチームの雰囲気は

楽しくやっています。コーチが変わって楽しい方なので、つらい練習でも楽しく、でも厳しくという感じです。

――目指すアメフトとは

去年は後半に逆転されることが多く、アメフトで一番大切な体の部分で弱さが出ていたので、基盤となる体の部分を鍛えて相手と遜色なく渡り合う。そのうえで、頭の部分を使ってしっかり勝っていきたいと思います。

――今年の目標は

リーグ戦全勝です。

――現在のチームの状態は

けが人が多いです。でも徐々に戻ってきています。

――ご自身の状態は

主将としてもまとめきれていないし、個人のプレーヤーとしてもまだ完璧ではないので完璧を求めているという感じです。

――今後強化すべき点は

スピードも必要なんですけど、まず自分としては体を大きくして自信をつけたいです。あとコーチが変わったのでアサインメントがまだしっかり整理できていなくて、思い切ったプレーができていないと思います。チームとしては誰かがやってくれるという甘えがまだどこかであると思うので、意識を変えていかなければいけないと思います。

――新チームになってどんな練習をされてきましたか

つらかったです。とにかく走ったり、ウエイトしたりという体力づくりに時間を費やしていました。

――先日の関西学院戦で得た課題や収穫は

課題は4年生の責任感の甘さです。百何十人いるチームを4年生がまとめなければいけないのに、自分のことに集中してしまっていたことです。収穫は点数としては9‐45と開いていたんですけど、そこまで差は感じなかったです。一対一でめちゃくちゃやられたわけではなかったというのがすごくよかったです。今までやってきたことの成果が出たと思います。

――昨年の早慶戦を振り返って

本当に楽しかったです。観客がたくさんいて応援の声もすごく聞こえてきますし、いいプレーをしてやろうという気持ちになりました。実際いいプレーもできてさらに勝てたのでうれしかったです。

――記憶に残るシーンは

最後ディフェンスが止めて終わったんですけど、その時にサイドラインからみんなが走ってきてくれてみんなで喜んだところです。

――早大の印象は

うちよりも社会人や強豪校と試合をしているので勝ち方を知っていると思います。実力の差はあまりないと思うのですが、そういうところに強さがあります。

――警戒する選手は

LBのコグラン ケビン選手です。スピードもありますし、タックルするところもいいし、うまいです。まだ下級生なので怖いなと思います。

「最後なので絶対に勝ちたい」と熱い想いを語った主将・安藤

「最後なので絶対に勝ちたい」と熱い想いを語って下さった主将・安藤

 

――慶大勝利のカギとなる選手は

DLの唐神(経4)とOL全員です。OLがパスプロテクションを頑張ってくれれば、QB(高木)翼(政3)とかがパスを通してくれるし、RB(髙木)康貴(商3)もブロックがあけばそこを走ってくれるので、OLが頑張れば絶対に点は取れます。

――早慶戦で注目してほしいポイントは

最終盤になっても試合開始時と同じくらいの動きができるスタミナ。今までひたすら走ってきて体力がついていると思うので、最初から最後まで全開で動きが落ちない。それで、後半に負けていたら逆転できるし、勝っていたらそのまま押し切れる、突き放せるというくらいのことはやってきたと思っているので、そこは見てほしいです。

――早慶戦への意気込みをお願いします

早慶戦は他の試合とは違って特別ですし、4年で最後なので絶対に勝ちたいです。また去年みたいにサイドラインのスタッフ、コーチや観客とも一緒になって喜び合いたいです。

(取材・吉山祐未)

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