慶應スポーツ新聞会

【バスケ】大一番で踏ん張れなかった慶大、青学大にリベンジならず。

ハドルを組む慶大メンバー

第86回 関東大学バスケットボールリーグ戦

2010/10/16(土)@代々木第二体育館

慶大-青学大

  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 18 23 14 14 69
青学大 18 25 7 21 71
長丁場のリーグ戦も今週で7週目。相手はリーグ首位をひた走る青学大。春のトーナメント決勝で敗れた因縁の相手でもある。まさにリーグ戦の最も大きな山場だ。最近好調の金子(環3)、エースにまで成長した家治(環3)のアウトサイドを中心に、相手のゾーンディフェンスを攻略できるかが勝利への鍵となる。

慶大のスタメンは酒井副将(環4)、岩下(総4)、家治、蛯名(法1)、中島(総1)。

前半、序盤から青学大に立て続けに得点を許し暗雲が漂う。すると慶大はすぐさま金子を投入。するとその金子が期待に応える。積極的な仕掛けから、タフショットとスリーポイントを連続で決めチームを引っ張る。その後も要所で金子のスリーポイントが決まりリードを奪う。両校シュートをしっかりと決め、2点差のままクロスゲームが続く。慶大も酒井、岩下の4年生2人がゴール下で得点し譲らない。1Qは18-18と互角の勝負となった。

強気の姿勢でチームを引っ張った金子(環3)

2Qは家治が魅せる。時折ゾーンディフェンスを敷く相手に対し、見事にスリーポイントを決めてみせる。ディフェンスでは岩下が豪快なブロックを見せチームを盛り立てる。アウトサイドが落ちない家治を中心に仕掛ける慶大に対し、青学大もシュートを落とさず、一進一退の攻防が続く。そんな中慶大はオフェンスファウルからスリーポイントを決められ6点差とされる嫌な展開。だが、ここでも家治が連続得点し、36-39と離されない。終盤、再びゾーンを仕掛ける相手に対し、今度は金子がスリーポイントをしっかりと決める。すると続けざまにジャンパーを決め、同点。ラストプレーで勝ち越されるも41-43。2点という僅差で前半を終える。

後半開始早々、酒井のアリウープパスから中島が押し込み同点。青学大がスリーポイントを決めるが、すぐに酒井が決め返す。蛯名、岩下が3つ目のファウルで交代すると、一時は勝ち越されるが、金子がドライブからバスケットカウントを決め逆転。続くディフェンスでも相手のオフェンスファウルを誘う。すると流れは一気に慶大に。スティールから一気に速攻に繋げ矢嶋(総1)が決めると、家治もミドルシュートで続く。一気に点差広げ55-50で3Q を終える。4Qに入っても慶大の勢いは止まらない。再度岩下のブロックが飛び出すと、速攻から家治が決め7点差。

この日惜しくもファウルアウトも、攻守に渡って貢献した蛯名(法1)

試合は決まったかと思われた。だが、勝負所の残り7分。ここまで完全に封じ込めてきた青学大#14辻に、スリーポイントを続けざまに決められよもやの逆転を許す。しかし、慶大も金子の4点プレイが飛び出し66-63と再逆転。ただここから慶大は焦りからシュートが落ち始め苦しい展開となる。だが、ここでも家治がスリーポイントを決めチームを救う。両チーム一歩も譲らぬ意地のぶつかり合い。ここで踏ん張り切れなかった慶大。再び#辻にスリーポイントを決められ2点ビハインドとなる。そこから1-2-2のゾーンディフェンスを仕掛け、何とかボールを奪った慶大。迎えた残り21.9秒。タイムアウト後のラストワンプレーを慶大は酒井に託す。だがカットインからのレイアップシュートは無情にもリングをかすめそのままラインを割った。結局試合は69-71で終了。春の雪辱を晴らすことは出来なかった。

現在リーグ戦全勝の青学大をギリギリまで追いつめた。家治・金子の3年生コンビは共に20点越えの活躍を見せた。だが、大事な所でのプレイの選択、正確性に加え、勝負強さという所で青学大にわずかに及ばなかった。そしてそれらは経験がものを言う部分である。キャリアのある選手が揃っているわけではない慶大にとって、頼りになるのは4年生の経験。それだけに今後、「120点を取るバスケット」(佐々木HC)で接戦をものにしていくためには4年生の奮起は欠かせない要素となってくるだろう。

By Yousuke Okada

コメント

佐々木HC

大事な所でキチッとプレイが出来るかどうかの差が出たね。もうちょっとシュートを思い切りよく打っていい。我々はチャレンジャーなんだから、そういう意味で言ったらちょっと大事にしすぎかな。と同時に、なんでそんな所でそういうシュートになるのっていうのが、4Qだけで5本ぐらいあったね。ゲームの流れを決めてやろうという意欲は高いんだけど、それを決めてこないと。。(青学大の#25永吉らに対し、インサイドで苦しかったのでは)いや、今日はそういう意味で言うと、全てのプレイヤーを上手く守っていたと思うよ。あれぐらいのことは当然やられるはずなので。ディフェンスの出来としては悪くない。(春のトーナメントの時と比較して)トーナメントの時は私がちょっとキレてしまったので、つまらない試合になってしまったけど、その原因はやっぱり4年生なのね。頑張らないといけない所で頑張れないというのは、私の指導理念から言うとダメです。今日も祐典はよかったんだけど、岩下が時々ダメ。祐典も最後のレイアップを入れないと。あれはスリーを狙わしたので。一気に決めるよということで。(ゾーンアタックの出来は)あんまりゾーンやらなかったね。やっぱりゾーンは怖いんですよ。外から入ると終わりなので。それで家治がだいぶ安定していて、金子もここに来て、もしかしたら入るかもしれないという雰囲気があるので、ゾーンはやりにくいと思った。(金子選手の出来は)ディフェンスを頑張ってるので、ある意味合格点。たださっきも言った通り、まだ感覚でしかやってない。相手を見て、守る気がないと思ったら打っていいんだけど、そうでないなら決めないと。(終盤青学大#14辻のスリーポイントを立て続けに決められたが)よく決めたと思うし、家治の動きが最後ちょっと悪かったね。けどよく抑えてる。前半は4点ぐらいだし。ディフェンスはよくやった方じゃない。あそこで用意してた子を出せるような流れであったらよかったんだけど。5点ぐらい勝っていればいかせたんだけど。やっぱり早く変えた方が良かったかな。(ロースコアだったが)うちの子がシュートをはずしすぎ。うちは100点、120点を取るバスケットをしないと。ハーフコートバスケットをやっていたら勝てない。ディフェンスもフルコートでやってきているからこそインカレも勝ってきてるわけだから。1勝ほしいがために自分の信念は曲げられません。(あくまでインカレ目標のバスケットなのか)というか、下手な人を上手にするのがうちのバスケットで、オールコートで走りまわれば、上手な人にも太刀打ちできるという考えを私は持っているので、それは実践させます。(今大会を通じて成長している部分)家治が大体の試合で20点を稼げるようになった。蛯名が1年でしかもPGではなかったのに、よく繋いでくれている。だからあとは4年生の2人が本来の力を出せば、インカレは戦えると思うけどね。(明日に向けて)みんなは色々言っているけど、僕は20点勝たないと勝負にならないよと言っているので、20点勝たせます。

酒井

全勝の相手なんで、挑戦者の気持ちで臨もうと思っていて、ほとんど自分達の思惑通りんびいったかなと思ったんですけど、辻にやられて、2点差で負けてしまいました。でも終わったことはしょうがないんで、しっかり切り替えて明日こそは2点差以上で勝ちたいです。(試合前の心境は)僕自身としては、今年1敗もしていない最強の相手だと思うんで、今までやってきたこと全て出そうと思っていて、ディフェンスで貢献出来た部分はあったんですけど、一歩届かずっていう所です。しょうがないです。(トーナメントからの違いは)お互いベストメンバーではないんですけど、今のチーム力でやれるなと思いました。同じ学生ですから絶対勝てないってことはないんで、自分達の力を出せれば。むしろ8点差まで勝ってたんで、そこでもう一歩というのがうちの弱い所です。そこを修正していけば勝てるかなと思います。(最近のチームの雰囲気と成長は)下級生が力を持っている子がいっぱいいるんで、そういう子達に積極性を持ってやってもらいたいです。それが結果的に良い方向に向いてるかなと思います。これからも継続させていきたいです。最終的にはインカレで勝つことが最大の目標で、そこに繋げていけたらなと思います。(明日に向けて)青学に勝ちたいという思いもありますし、インカレのシードをかけているので、負けられないです。今日の反省を明日に生かしていきたいです。

岩下

勝ち試合だったので、それを最後の色々なミスで競り負けてしまったのは、本当に悔しい限りだし、うちの弱い部分が出たかなと思います。(敗因は)入りが自分も含めてよくなくて、やっぱり相手の気持ちの方が少し上だったかなと思います。(自身の出来は)ペイント内でやるべき仕事を少しやり損ねたかなと思うので、本当にすぐに解決したいと思います。(チームの得点が69点にとどまった原因)相手のディフェンスのプレッシャーの強さと、あとはゴール下での得点が少ないと思うし、そこで取らなくてはいけない点が10点、20点あると思うので、そこはしっかり取りたいです。(明日に向けて)切り替えて、勝つことだけは考えてやっていきたいと思います。

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