【ソッカー男子】開幕取材第三弾・山田融副将

開幕特集第3弾は、今季から副将を務める山田融(総4)選手。昨季は、けがに苦しみ出場機会を逃すなど悔しい1年となった。しかし、第8節順大戦での得点でチームを勝利に導くなど、今年もピッチ上での活躍が期待される。副将として始まる今季を目前に、胸の内を語ってもらった。

山田融副将

チームを盛り上げる、それがチームとしての自分の役割だったと思います。

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――まず、去年の振り返りからお願いします。昨シーズンの出来はいかがでしたか

 

「試合自体は2試合しか出てないと思いますが、個人的には一言で言うと不甲斐ないシーズンで、試合に全然絡めなかった前期と、後期はけがして3ヵ月程離脱していたのでずっと出られなかったので、非常に不甲斐ないシーズンだったという印象があります。」

 

――チームとしてはいかがでしたか

「チームとしては、インカレに2年ぶりに出場できて良いシーズンだったと思いますが、インカレに出場したときに阪南大に手も足も出ないような戦いをしたという部分ではまだまだ成長できると思いますし、今シーズンは昨シーズンの引き続きとしてサッカーを継続しているので、そういう面では楽しみなシーズンです。」

 

――印象に残っている試合はありますか

「自分が出た2試合の中でも、自分が点を決めて勝った試合が前期の順天堂大学とフクダ電子アリーナでやった試合なのですが、そのとき多分連戦の疲れがありメンバーがガラッと変わりスタメンで出てその試合で自分が点を決めて勝てたことが一番印象に残っています。」

 

――昨シーズンのチームとして成長したことは何ですか

「やっぱり守備が52失点から22失点になったことが一番の成長だと思います。」

 

――個人としてはいかがですか

「上級生としての自覚が出てきたので、プレーでは全然引っ張ることができていなかったのですが、去年いた小林剛選手(昨季卒)と一緒にチームを盛り上げるという面では成長できたというか、それがチームとしての自分の役割だったと思っています。」

 

ラスト1年をABCチーム関係なく4年生22人でピッチ内でもピッチ外でもチームを引っ張ることができれば

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――去年の中心となっていた4年生が多く抜けて、新しい世代になりましたが、何か心掛けていることはありますか

「特に不安視をしていることはなくて、Bチームから上がってきた選手も良い選手が多いですし、トップチームでもディフェンスラインは特に変わっていないので、そういう面では全然不安視はしてないし、心掛けることというと自分がプレーで引っ張ることだと思うので、チームに特別何かを働きかけることは細かい面ではいろいろやっていますが、大きい面で考えたときに個人個人が自立することが大事だと思っているので、自分の役割としてはプレーで引っ張ることだと思っています。」

 

――ピッチ上ではプレーで引っ張るということですが、普段はどのような性格ですか

「普段はふざけた人間なので、メリハリはしっかりしようと意識していますが、その中でまじめな話を後輩とするときがあるので、そのときに後輩が何を考えているのかということをできるだけ取り入れてチーム作りに活かしていければと思っているので、後輩や同期とのコミュニケーションを欠かさず行っています。」

 

――下級生の印象はいかがですか

「多分プロを目指している選手がとても多いので、一人ひとり意識が高いというかまじめにやってくれているので、こちらとしても要求することは少ないですし、非常に助かっています。」

 

――まだあまり関わっていないと思いますが新一年生が練習に参加していますが様子はいかがですか

「2、3人はトップチームにいますが、能力は非常に高いし、自分が一年のときがあったからわかりますが、色々楽しみな部分が多いと思うので、そこは四年生を中心にのびのびと思いきってやってほしいと思います。」

 

――目標としている選手はいますか

「目標としているというか、自分自身第一線でサッカーをするのが最後だと思っているので、そういう面で考えると去年の山浦新選手(昨季卒)のようなプレーをしたいです。上手い下手ではなく、気持ちのこもったチームを励ますような選手になれたらいいと思います。」

 

――監督が中盤のどこをやらせても良いと言っていました

「そう言ってもらえるととてもありがたいです。シーズン当初からとても気持ちを入れてやっていて、新くんのような選手になれるように頑張ってきたので、これからも頑張っていきたいです。」

 

――1つ先輩の武藤嘉紀(現FC東京・日本代表)選手が活躍しているのを見て刺激を受けることはありますか

「けっこうお世話してもらっていたというか仲良くしてもらっていたので、たまに代表の話とかJリーグの話を聞いていてとても刺激になりますし、それによって意識が変わった部分も少しあると思います。」

 

――同世代の端山選手も全日本選抜に選ばれましたが、そちらからも刺激を受けることは多いですか

「そうですね。今年は端山がどういう調子なのかでチームが変わってくるような試合もあると思うので、そういう面では副将として、彼が下を向きそうなときに周りが言えないことを僕と久保主将を中心となって言っていければチームとしてすごくよくなると思っているので、刺激を受けるというか、彼と一緒に関東リーグ制覇という目標を掲げているので、同期を含め全員でそれを成し遂げたいと思います。」

 

――開幕前のキャンプはいかかでしたか

「御殿場ですね。チームとしてそれまであまりよくないところがあって、チームの雰囲気だったりコミュニケーションだったりというものが不足していたので、宿舎で大人数の部屋だったので、試合どうこうよりはその面でBチームから上がった選手と、もともとトップにいた選手とのコミュニケーションが取れたという面では、すごく意義のある良い合宿だったと思います。」

 

――主に取り組んだのは守備面ですか

「そうですね。でも主体的に負けていたら前からいくってことは選手間でできるようになって、去年まで監督が「ラインここの位置」と言ったら、そこにセットしていたのですが、例えばちょっと前から行きたいというのを選手の中でできたので、守備を主にやっていたのですがそういう大人のサッカーというか、選手が主体となってサッカーできるようになったのはその遠征からですね。」

 

――攻撃面での成長もあったということですね。

「そうですね。でも主に守備面ですね。去年の鹿児島合宿では無失点で優勝ということができていたので、今年は5失点くらいしたのですが、守備の意識を主にキャンプでは取り組んでいました。」

 

――セットプレーがキーポイントになりますか

「攻守にわたってキーポイントです。去年の後期はセットプレーで失点して引き分けたり負けてしまったりした試合が多かったので、セットプレーが大事だと思います。」

 

――それでは、最後に今シーズンの目標をお願いします。

「チームとして関東リーグ制覇という目標を掲げているので、ラスト1年をABCチーム関係なく4年生22人でピッチ内でもピッチ外でもチームを引っ張ることができれば、下には良い選手がそろっているので目標は達成できると思うし、個人的には関東リーグにコンスタントに出られていなかったので、チームのために泥臭く声出して引っ張っていき、それを誰かが見て一人でも感動させられるプレーができたらいいと思います。」

 (取材 熊谷健二)

 

 

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