【競走】PB更新止まらず!「ビッグマウス」の裏に揺るがぬ自信 慶大の誇るマルチスプリンターが目指すもの・林明良(後編)/関東インカレ直前インタビュー2026・第4弾

競走

開催が目前に迫った第105回関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)。今大会、チームが掲げる目標は「1部残留」だ。昨年死守したこの地位を今年も守りきることができるか。この大舞台で1点でも多く掴み取るために部員たちは全てを懸けてピークをここに持ってきた。

本企画では、今年の関東インカレで活躍が期待される選手、関東インカレを支えるサポートブロックの部員に、意気込みや目標についてのインタビューを行った。第4弾は躍進を続けるマルチスプリンター、林明良(政4・攻玉社)選手!

 

 
 
――先日行われた六大学では優勝、学生個人では入賞に迫る好記録を出されるなど好調です。その要因は何ですか?

正しい動きをどんな時でも再現できるということが、コンスタントにタイムが出ている要因かなと思っています。どんなに調子が悪くても、どんな状況でも、同じ正しい動きで走ることができればタイムは出せるという自信もつきました。このことは冬季練習の間もずっと意識していました。あとは、精神的なところで、ちゃんと練習を頑張る、しっかりやることをちゃんとやる、ということを自分の中で大切にしてきていて、それが自信につながりました。そういう取り組みができていたからこそどんな試合でも自信を持って、スタートラインに立てているのかなと思います。

 

――今シーズンではすでに様々な大会や記録会に出場されていますが、一番嬉しかったことは?

3月末に出場した愛媛県の新居浜市での特別記念レースは、地元の子どもたちにとっては生で100m10秒台のレースを見るというイベントでした。最初はただの記録会のつもりで行ったんですけど、子供たちが喜んでくれたり「すごい!」って言ってくれたりしたことで、子どもたちが少しでも「陸上をやりたい」って思ってくれたのかなと感じることができたので、本当に小さい記録会ではありましたが参加してよかったなと思います。

 

――課題点の発見はありましたか

やはり今でも他のトップレベルの選手に比べて前半が遅いので、どんなレースでも、どんな相手でも、最初から前に出られる、弱みのない選手になりたいと思います。

 

――関東インカレでは優勝を狙っているとのことですが、関東インカレはどのような位置づけですか

1年の時はそもそも出場できず補助員として周りの選手を見る側でしたが、2年からは出場することができました。関東の学生にとっては一番ピークを持っていきたい大会でもあるので、関東インカレでしっかり優勝して、その後の全日本インカレでもしっかりと戦って、優勝を目指せる選手になりたいなと思っています。

 

――対校戦として意識することは

慶應の競走部は「1部残留」を目標としていて、2部に落ちるということはあってはならないことなので、同じ目標を持つ他大学に負けないようにしていきたいです。短距離だと東洋大学が毎年強く、特に4×100mになると毎年優勝候補の大学でもあるので、個人としてだけではなく慶應の短距離としてしっかり勝てるようにチームを引っ張っていきたいなと思っています。自分が1~3年生のころは、やはり先輩が結果を出すと自分のモチベーションになっていたので、今度は自分が最上級生としてそういった存在になりたいです。例えば2年の三宅陽立(環2・県立長田)くんは練習で頑張ってついてきてくれますし、すごく負けず嫌いな後輩で「勝ちたい」っていう気持ちが伝わってきます。今後伸びてくる選手だと思うので、ぜひ関東インカレでも一緒に入賞したいと思います。

 

――チームの雰囲気は

部内のみんながギリギリまでいろんな競技会に出場していて、標準を切るために必死になっています。関東インカレまであと2週間ですが、勢いに乗ってこのまま関東インカレでも結果を出してくれると思います。

 

――ご自身のコンディションは

六大学からハムストリングスの違和感が多少あるのですが、それでもそれをうまくコントロールして今までタイムを出すことができています。一番のピークである関東インカレまで、気になるところをなくし、100%の状態でレースに臨めるようにしっかり準備をしていきたいと思います。

 

――100m、200m、400mで関東インカレ標準記録を突破されていますが出場種目は

まだ確定していませんが、最後の関東インカレでもあるので、やはり専門種目である200mは出場したいと思います。

 

――関東インカレではどのようなレースを展開したいですか。

またビッグマウスにはなりますが、予選から速いタイムを出して、他大学の選手に「絶対勝てない」と思わせるぐらいの勢いで、ぶっちぎりで優勝したいと思っています。

 

――狙う記録は

200m20秒41という山縣さんの塾記録を更新するような記録を出したいです。

 

――ラストイヤーとなる今年の最終的な目標を教えてください。

「Greatest of All Time」です。楽しいから競技をやっているので、あまり自分の中で大きな目標をもって走るタイプではないのですが、やはりラストイヤーになって、「何を成し遂げて引退したいか」を考えた時に、「偉大な選手、歴史に残る選手になりたい」と思ったのでこの目標にしました。

50年後、100年後になっても慶應の競走部で名前が残る選手を目指します。目標を達成するためには、山縣さんの100mと200mの記録を更新する必要がありますし、関カレや対校戦でしっかりと勝ち切り、今までにない素晴らしい選手として引退して、何十年後も語られる選手になりたいと思っています。

 

――ありがとうございました!


(取材:飯田佑希子、片山春佳、佐藤成、中原亜季帆 編集:吾妻志穂、片山春佳、中原亜季帆)

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