第21回関東女子サッカー二部リーグ
第2節 2015/4/18(土)11:00KO@国士舘大学町田キャンパスグラウンド
慶應義塾大学0-1国士舘大学
【得点者(アシスト者)】
〔国〕54分 木村千尋
◇慶大出場選手
GK野村智美(総2・作陽高) |
DF松本朋子(総4・十文字高) |
DF下山田志帆(環3・十文字高) |
DF梅原那奈(環4・常葉学園橘高) |
DF遠藤未来(環4・村田女子高)→80分平田諒子(文3・福岡女学院高) |
MF栃木栞(環3・十文字高) |
MF田中康子(総3・常盤木学園高) |
MF宮川渚(理3・成城学園高)→70分斉藤宇乃(理2・慶応義塾湘南藤沢高) |
MF二宮早紀(環4・常盤木学園高) |
FW堀井美月(環3・常盤木学園高) |
FW傍田捷子(総4・頌栄女子学院高)→78分中島菜々子(総1・十文字高) |
前節のスタメンから赤羽紗里(総4・桐朋女子高)、斉藤宇乃(理2・慶応義塾湘南藤沢高)に代え傍田捷子(総4・頌栄女子学院高)、宮川渚(理3・成城学園高)を起用し、連勝を狙う。 国士大ボールで前半がキックオフ。最初にチャンスをつかんだのは慶大だった。1分、宮川のセンタリングから二宮早紀(環4・常盤木学園高)が合わせるもキーパーにキャッチされる。その後も慶大ペースで試合が進み、3分には傍田が左サイドの高い位置でボールを奪うと堀井美月(環3・常盤木学園高)を経由して田中康子(総3・常盤木学園高)がシュートを放つがゴール左に外れた。その後も10分、22分、34分には栃木栞(環3・十文字高)が、23分、26分、37分には二宮が積極的にシュートを放つもゴールを奪うことができない。前半終盤の42分には傍田がコーナーキックのこぼれ球をシュート、43分には堀井美月(環3・常盤木学園高)がドリブルで敵陣深くに侵入しパスを送り、宮川がダイレクトでシュートしたが、いずれも枠をとらえることができなかった。慶大は追い風が吹く中で圧倒的にボールを支配するも先制点を奪えずに前半を折り返す。
後半の立ち上がりも向かい風の中で慶大がボールを支配する。最初のチャンスは46分、国士大ゴール前のこぼれ球を遠藤未来(環4・村田女子高)がヘディングで詰めたが、これはゴールマウスをとらえることはできなかった。すると54分に試合が動く。慶大のゴールキックがカットされると国士大に最初のシュートを打たれてしまう。これをGK野村智美(総2・作陽高)が弾くが、こぼれ球を詰められて先制点を許す。数少ないチャンスをものにされた慶大だったがすぐに反撃に出る。56分にPAやや外正面という良い位置でフリーキックを獲得する。二宮が直接シュートを放つとボールは壁を越えて綺麗な弧を描きゴールするかに見えたが、クロスバーに弾かれてしまう。その後も栃木、堀井、二宮を中心に果敢に国士大ゴールを襲うが追いつくことができない。85分には堀井がPAにドリブルで侵入してゴール正面からシュートを放ったがキーパーの正面に飛んでしまいキャッチされる。アディッショナルタイムにコーナーキックを獲得するも得点を奪うことができず、試合が終了した。前半同様ボールを支配したが1点が遠く、慶大は今季初黒星を喫した。
開幕2連勝こそ逃したが、内容では圧倒的にボールを支配していただけに、「ペナルティエリア内でのプレーで工夫」(松本朋子主将)して最後の精度を上げる必要があるだろう。シュート数でも国士大を圧倒したが、PA外のミドルシュートが多く、相手の脅威になりえなかった。しかし、中島菜々子(総1・十文字高)が公式戦デビューをしたように、新戦力も台頭しつつある。次節はホームである慶應義塾体育会下田サッカー場で行われるだけに今節の反省を生かして勝利を手にしたいものだ。 (記事 熊谷健二)
試合後コメント
岩崎陸監督
(今日の試合を振り返って)こういうのがサッカーというか、相手のほうが勝負強かったので、1つこれを乗り越えないとインカレ出場というのは難しく、相手にしては儲けものの試合でした。果敢にチャレンジした選手もいたので、とにかくこれを続けてこの悔しい負けを次につなげられるようにしたいと思います。(今日の戦術について)みんながボールに関わって、個でぶち抜ける選手がいるわけでもないし、その中でみんなが連動しながらやっていくというのが今年のコンセプトです。そうやって連動できた部分もあったけど、最終的に結果につながらなかったら一緒なので、ボールをもらうところから逆算してどうやってみんなが連動していくかというのを精度上げて理解を高めていきたいです。(0-0で前半を折り返してハーフタイムでどのような指示をしたか)やられるとしたら1発カウンターからやられるような試合をして来いと言ったのですが、どちらかというと最初変な形で入っちゃって、自分たちのゴールキックを拾われてやられたという感じで、後半の最初にうまく入れなかったことが反省です。(次節へ向けて)次の試合に勝つというのが大事で、自分たちが今やっていることをチャレンジして、それで2点3点とられてやられるというのはしょうがないと思うので、それができるかというのは自分たちのやることをもっと精度高めてもっと動いてもっと運動量増やして戦えるかということにこだわってやっていきたいと思います。
松本朋子(総4・十文字高)主将
(今日の試合を振り返って)今日は自分たちのペースで試合をつかめている時間が長かった中で、1点取れず、ワンチャンスで決められて負けてしまったので課題の多い試合だったと思います。(失点シーンについて)自分たちのペースが作れている中で、いきなり相手のペースでやられることに対応できていなくて、バイタルエリアのところでスペースを作ってしまったので、そこが課題かなと思います。(シュートが多かったがなかなかPA内でのシュートが打てなかったが)そこからワンツーで崩すとか、ペナルティエリア内でのプレーで工夫が足りなかったと思います。(次節に向けて)今年初の下田での試合で、太田との試合は最近していなかったので、しっかり今日の課題を生かしてしっかり準備していきたいと思います。
梅原那奈(環4・常葉学園橘高)
(今日の試合を振り返って)ボールは持てていたんですけど、一発で相手にやられてしまって、自分たちが得点を奪うことはできなかったので課題が残りました。(両サイドから攻め込むシーンが多かったが)そうですね。同サイドで攻め込んでシュートまで行くことを狙っていたんですけど、なかなかペナルティエリアまで入ることはできなくて。その部分は練習で直していかないといけないと思います。(守備面を振り返って)奪われた瞬間にボールを取り返すことを狙っていて、1点を失う場面以外はよくできていたと思います。(次節に向けて)今日出た課題点をしっかり修正して、次は勝ち点3を奪えるように頑張りたいと思います。
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