慶應スポーツ新聞会

【柔道】昨年のリベンジならず・・・追い上げ届かず惜敗 / 第67回早慶柔道対抗戦

試合前の円陣で士気を高める

試合前の円陣で士気を高める

前回に引き続き、講道館で開催された早慶柔道対抗戦。次鋒中沢嵩史(総3)の三人抜きで序盤一気にリードするも、それ以降勝ちが続かない。エース後藤隆太郎(政3)がまさかの二人目で敗戦したこともあり、徐々に勢いは相手の方へ移っていく。終盤は大黒柱の4年生らが気迫のこもる戦いを見せるも、相手大将にあと一人届かず負けを喫した。定期戦では連敗という結果になってしまったが、来年こそはと奮起を誓う。

 

20151018日(日)

 

67回早慶柔道対抗戦

 

場所:講道館(12:30~)

 

<男子出場選手(先鋒から)>

①菅原将吾(総4=水戸葵陵)、②中沢嵩史(総3=國學院栃木)、③内山正志(環1=桐蔭学園)、④辻卓也(商4=慶應義塾)、⑤生田新(総3=白陵)、⑥大畠裕宜(総2=修道)、⑦長田治親(総1=秋田)、⑧小田原洋夢(総1=慶應義塾)、⑨廣谷凜也(商1=慶應義塾)、⑩後藤隆太郎(3=慶應義塾)、⑪近藤一毅(経4=慶應義塾)、⑫人見幸広(2=慶應義塾)、⑬角田裕祐(総3=高崎高校)、⑭白鳥力也(商3=慶應義塾)、⑮松本旭夫(商3=慶應義塾)、⑯宮本康平(商4=長崎東)、⑰西村康佑(商2=慶應義塾)、⑱郡司拳佑(商4=慶應義塾)、⑲新藤嘉樹(商4=慶應義塾)、⑳安藝悠馬(経4=慶應義塾)

 

  1.  

<結果> 2人残しで早大の勝利

慶大

名前(階級)

 

決まり技

 

名前(階級)

早大

菅原(73)

 

送襟絞

矢野(73)

中沢(100+)

谷落

 

 

 

 

 

 

 

優勢

 

河田(81)

 

 

 

支釣込足

 

田中(90)

 

 

 

 

腕拉十字固

 

古川(60)

内山(90)

 

横車

 

 

 

 

 

 

 

 

袈裟固

坂田(100+)

辻(81)

背負投

 

 

 

 

 

 

 

 

優勢

西山(81)

生田(66)

 

×

 

 

 

 

大畠(81)

 

×

 

吉原(73)

長田(90)

 

×

 

下田(81)

小田原(73)

 

×

 

蛯沢(66)

廣谷(81)

 

優勢

斎藤(90)

10

10

後藤(100)

内股返

 

 

 

 

 

 

 

 

裏投

長谷川(100+)

11

11

近藤(66)

 

×

 

 

 

 

12

人見(81)

 

大外投

林(90)

12

13

角田(90)

合技

 

 

 

 

 

 

 

 

×

 

石井(雄)(81)

13

14

白鳥(90)

 

縦四方固

中上(81)

14

15

松本(100)

 

払腰

 

 

 

16

宮本(100+)

警告

 

 

 

 

 

 

 

 

合技

吉野(73)

15

17

西村(66)

 

×

 

 

 

 

18

郡司(100)

肩車

 

井上(90)

16

 

 

 

警告

 

熊田(100+)

17

 

 

 

 

横四方固

浅賀(81)

18

19

新藤(81)

 

出足払

 

 

 

20

安藝(73)

背負投

 

 

 

 

 

 

 

 

合技

圓山(100)

19

 

 

 

 

 

 

立浪(90)

20

 

 

力強い柔道で3人抜きをした中沢

力強い柔道で3人抜きをした中沢

20人対20人の勝ち抜き戦という、他の大会とは異なる形式で行われる早慶柔道対抗戦。負ければ敗退、引き分ければ両者選手交代という流れで試合が行われていく。勢いが大事な大人数による団体戦、当然切り込み隊長の果たす役割は大きい。だが、先鋒・菅原が送襟絞を決められ一本負け。それでも続いて畳に上がった次鋒・中沢が奮起し、早い時間帯から積極的に仕掛けていく試合運びで、2つの一本勝ちを含む3人抜きでチームを勢いづけた。早稲田との差をこのまま引き離したい慶大だが、続く3人目・内山、4人目・辻も一勝ずつを奪ったものの、直後の2人目では敗戦。流れに乗り切れない。

最後の早慶戦でも大仕事を果たした郡司

最後の早慶戦でも大仕事を果たした郡司

5人目以降は1・2年生ら新世代が多く登場する。勝ち星こそ取れなかったが2年の大畠、1年の長田と小田原は3分間全力で戦い抜き、価値ある引き分けで相手の人数を減らした。9人目の廣谷の優勢敗けで早慶ともに10人目となった場面で、エース後藤が畳に上がる。相手が小技を仕掛けてきても一切動揺を見せることなく、鮮やかな内股返を決めて一本勝ち。このまま再び人数を引き離したいところであったが、12人目の早大・林を相手に裏投を決められまさかの一本負けを喫してしまう。早大側は大いに盛り上がり、逆に希望を与えてしまう結果となってしまった。

一本背負いで浅賀を沈める安藝

一本背負いで浅賀を沈める安藝

後半戦に入りなんとか流れを慶大に戻したいところであったが、11人目・近藤から17人目・西村までで2つしか勝ち星を奪えず、なかなか思うような展開を作れない。そういった空気で18人目の郡司に回ってきたとき、早大は5人を残していた。しかしそんな心配をよそに、毎回早慶戦でチームのピンチを救ってきた郡司が、今年も見事に結果を残してくれた。まずは井上を肩車で下し、続く熊田の執拗な攻めに苦戦しながらも、粘りの警告勝ちで二人を減らした。疲れが見えてきたところで相手3人目の浅賀に横四方固で敗れるが、逆転勝利への希望を繋いだ。だが副将・新藤が開始38秒で出足払を決められ、あとは大将・安藝に託された。ここまで2人を破ってきた浅賀に対し気合の背負投げが決まり、慶大サイドが大いに沸き立つ。最後の砦として圓山に対しても積極的に仕掛けていくが、合技で無念の一本負けを喫し、大将・立浪を畳に上がらせることは出来なかった。

 

昨年の敗戦からリベンジを誓って練習に励んできた柔道部であったが、それはまた来年に持ち越された。今まで気持ちと実力の両方で部を引っ張ってきた4年生らに代わり、今後は後藤新主将の元で新しいチーム作りが始まる。今回は白星のほとんどが上級生によるものだったが、この早慶戦を糧に、1・2年生が来年以降どのような成長を見せるかも楽しみだ。

 

(記事:下川薫 写真:河合佳祐)

以下コメント

 

安藝悠馬(経4・慶應義塾)主将

(チームとして今回の早慶戦はいかがでしたか)悔しいですが、しょうがないかなという感じです。(個人として振り返ると)僕自身が弱かった結果、勝利をつかむことができなかったので、すべては僕の責任だと思います。(早稲田の選手はまだ3人残っている場面で出番がまわってきたが)正直予想していた試合内容とは異なっていたので、それでも気持ちを切り替えて3人抜こうと臨んだのですが、2人目で見苦しい試合をしてしまって、すごく反省というか悔しい思いでいっぱいです。(2人目の圓山選手の印象は?)彼自身すごく強いのはわかっていたんですが、実力的に負けてしまったのは残念です。(最後の早慶戦、主将として臨んでいかがでしたか?)僕的にはこの1年間すごく楽しくて、後輩にも同期にも支えられて、このような舞台にも最終的に立てて。でもまだ全国大会があって、慶應の何十年かぶりのベスト8を目標としてやってきたので、頑張りたいと思っています。

 

郡司拳佑(商4・慶應義塾)

(リードされた状況で回ってきたが)大将に安藝がいるので後ろは守ってくれるだろうと安心しつつ、でも自分がやらなければいけないとも感じていました。(今日全体を振り返って)所々失点がありましたが、いけるという気持ちもありました。でも負けてしまったのは早稲田の方がよく練習していた、ということだと思います。(下級生に向けて)来年以降も早慶戦が一番重要な試合だと思って臨んで欲しいです。

 

中沢嵩史(総3・國學院栃木)

(3人抜きを果たしたが)次鋒の役目としては8割くらいです。去年、早稲田に最初の2人で5人目まで行かれてしまったのでそれを目標にしていましたが、4人目で止まってしまいました。そういう意味での8割です。(早い時間帯の一本勝ちがあったが)特に1人目は自分が2戦目ということや体格差があったので、チームを勢い付かせるためにも早い展開というのも考えていました。(優秀賞について)1、2年で全然活躍出来なかったので、今年はなんとしてもチームの原動力になりたいと思って死に物狂いで戦いました。それがこの賞に結び付いたのかな、と思います。(来年に向けて)来年は最後なので、なんとしてでも勝ちたいです。

 

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