10月20日に行われたプロ野球ドラフト会議で、加藤拓也(政4)が広島東洋カープから1位指名を受けた。指名直後に日吉キャンパス内で行われた記者会見の模様は以下の通り。
(加藤拓也からあいさつ)
本当にここで指名されると考えてなかったので指名されて嬉しかったです。
(大久保監督からあいさつ)
結果的には外れではありますが、1位として指名されたことは本当に嬉しく思います。ただチームとしては六大学優勝もかかっていますので加藤くんにはもう一仕事頑張って欲しいです。
—以下加藤拓也への質疑応答
(指名されて今の気持ちは)
本当に評価されたことは嬉しくて、率直にうれしいの一言です。
(名前が呼ばれるまで)
元から入札はないかなと思っていました。ただ長いな、早く終わって欲しいなと思っていました。
(プロ野球選手というものに関して)
小さい頃の夢といっても自分の中でそこまで現実味を帯びていなかったです。大学に入って自分の力もついてきて、見える世界も変わってきました。自分がどこまで通用するかわからないですが、すごくやりがいのある世界だと思います。
(広島東洋カープという球団に関して)
ファンとチームが一体で、すごく強くてチーム愛があるなと思います。
(広島東洋カープに入団してどんな存在になってプレーしたいですか)
そこまでイメージは沸いてないですが、チームの優勝に貢献したいです。
(プロで対戦したい選手は)
4年間やっていて横尾さん(H27総卒・北海道日本ハム)や山本泰さん(H27環卒・読売巨人軍)と対戦することはなかったので、是非対戦したいです。
(将来的にプロ野球界でどんな選手に)
自分がこうやって指名されたのも、今までやってきたことを評価されてのことなので、自分の持ち味を失わず、見に来てくれるファンをたくさん作れる選手になりたいです。
(セールスポイントは)
真っ直ぐを主体に気迫を持って投げることですね。
(1年目の目標)
1年間怪我なく投げ抜くことです。
(大久保監督にお聞きします。この評価に関してどう思われますか)今年セ・リーグを制したチームから評価を受けたことは嬉しく思いますし、彼とは付き合いが2年になりますけど、その彼の素材の良さを潰すことなく無事に卒業させることができてホッとしています。
(どんな選手になって欲しいと思いますか)気迫を前面に出しますし、泥臭くちょっと昭和の匂いを感じさせる投手なので、広島の黒田選手に近づけるような選手になって欲しいです。ファンにも愛され、チームメイトにも愛されて欲しいです。
(プロの世界を知っている大久保監督から見てこれから求めるものは)彼は学生ですけど、自分の信念を持って取り組んでいますので、いろんな雑音に惑わされず自分の信じる道をそのまま突き進めばおのずと結果はついてくると思います。あとはいい友というか、いい仲間、いい先輩についていくのが一番だなと思います。
(加藤拓也選手に質問です。大学で先発や抑えをやっていましたがプロではやりたい役割は)
やりたいところはないですし、チームに求められているところを全うできればと思います。
(同級生の明大・柳投手が中日(1位指名)に入ってセ・リーグで対戦する機会もありますが)
同じ六大学からプロにいくということで切磋琢磨できたらと思っています。
(広島・黒田選手の印象は)
気迫や闘争心や男気があるとかチームを愛していたり、チームのために投げていることは強く感じさせてもらいます。
(黒田選手に近づきたいか)
自分は上を目指さないといけないので、追いつけ追い越せで目指すべき選手だと思っています。
♦︎加藤拓也(かとう・たくや)
1994年12月31日生まれ。175cm90kg。慶應義塾高出身。法学部政治学科4年。右投右打。投手。