1月18日(土)慶應義塾体育会野球部優勝祝賀会 @グランドプリンスホテル新高輪
1月18日(土)、グランドプリンスホテル新高輪で慶大野球部の優勝祝賀会が行われた。野球部OB・OG会である三田倶楽部主催の祝賀会には、2019年度の野球部員164名のほか、野球部の功績を祝うためにOB、OG、関係者や報道陣など合わせて約500名が集まった。
冷たい雨が降る中、関係者が続々と集まってくる。会場の入口付近には優勝を記念して作られた氷のオブジェが、奥には優勝旗と天皇杯が飾られていた。17時、塾歌斉唱から祝賀会が始まる。大久保秀昭監督勇退、故・前田祐吉元監督の野球殿堂入りも重なり、青島健太氏(S56政卒)の司会の下、明るい雰囲気で会が進んで行く。後藤寿彦三田倶楽部会長(S51政卒)、岡浩太郎野球部長、大久保前監督、長谷山彰塾長らの他、TEAMMATE・田村勇志君からの挨拶の後、大森正仁常任理事のご発声のもと乾杯となった。
会の途中には、昨年の秋季リーグ戦を振り返る映像も流され、大久保前監督、竹内大助助監督、郡司裕也前主将(環4・仙台育英)の挨拶や青島氏から選手、監督へのインタビューも行われた。「黄金世代」と呼ばれた昨年度の慶大野球部。秋季三冠という結果が、その強さを表している。まずは秋季リーグ戦で、開幕から9連勝。完全優勝まであと一歩のところで早大に黒星を喫するも、勝ち点4で優勝した。次の日からは4日間にわたってフレッシュトーナメントが行われ、リーグ戦では成し得なかった「ワセダに勝って優勝」を果たした。最後に明治神宮野球大会では危なげなく勝ち進み、見事日本一に。2019年度で退任する大久保前監督と4年生の花道を飾った。「こんな幸せなシーズンを送れたのは感無量」と大久保監督が振り返ったように、当時の感動を思い出させる時間だった。
また1月14日に野球殿堂入りを果たした故・前田元監督の功績を称え、ご子息・前田大介氏(H6卒)の挨拶があった。そして堀井哲也新監督や瀬戸西純主将(新政4・慶應)が2020年度の意気込みを語り、最後に深澤晶久三田倶楽部副会長(S55卒)の挨拶で祝賀会は幕を閉じた。
慶大野球部が誇る伝統やつながりの強さを感じさせる会であった。同日、2020年・慶大野球部の練習始めが行われた。強い先輩たちの背中を見てともに戦ってきた今年度の慶大野球部のメンバーは、先輩たちの果たせなかった勝ち点5、完全優勝という目標を達成すべく、さらなる活躍を見せてくれるだろう。
(取材:左近美月、長谷川健太、小嶋華)