5月1日 オープン戦 対東海大@下田グラウンド
得点 | ||||
慶大 | 東海大 | |||
前半 | 後半 | 前半 | 後半 | |
2 | 0 | T | 4 | 4 |
0 | 0 | G | 2 | 3 |
0 | 0 | PG | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
10 | 0 | 計 | 24 | 26 |
10 | 合計 | 50 |
【得点】慶大のみ
T=金子、岩淵G=0
慶大選手 | ||
ポジション | 名前(学部学年) | 交代選手 |
1.PR | 半田 恭平(経4) | |
2.HO | 金子 大介(総4) | →渡辺 祐吉(経2) |
3.PR | 高橋 浩平(経3) | |
4.LO | 伊藤 悠(商3) | |
5.LO | 熊倉 悠太(政3) | |
6.FL | 柴田 翼(環4) | |
7.FL | 高橋 立寛(環4) | →19.明元 大樹(総3) |
8.NO8 | 立石 真也(総4) | |
9.SH | 小斉平 聖人(商4) | →20. 古岡 承勲(経4) |
10.SO | 竹本 竜太郎(環4) | |
11.WTB | 三木 貴史(経4) | |
12.CTB | 仲宗根 健太(環3) | |
13.CTB | 岩淵 功太郎(法3) | |
14.WTB | 金本 智弘(理4) | |
15.FB | 小川 優輔(環3) | |
前半、先取点を取って流れに乗りたい慶大だったが、先取点を奪ったのは東海大。3分にオフサイドをきっかけに好位置でのラインアウトを与えてしまうと、そこからモールなどでトライエリア前までゲインされ、最後はゴール前スクラムをきっかけにトライを許して先制点を与えてしまう。その後、慶大も反撃に出る。9分にトリッキーなラインアウトから小斉平(商4)が抜け出し、追走してきた金子(総4)へパス。金子はトライを決めて5-7とした。勢いに乗って逆転を狙う慶大だが、体格で勝る東海大の強い圧力の前に自陣に釘付けにされる。12分、17分には慶大のお株を奪う展開を見せられトライを許して5-19まで点差を離されてしまう。しかし、慶大も黙ってはいない。三木(経4)や仲宗根(総3)のゲインをきっかけに敵陣でのアタックを展開。最後はラックから小斉平、竹本(環4)とつなぎ、岩淵(法3)がトライを決めて10-19とした。その後も小川(環3)のゲインなどでチャンスを作っていくものの、あと一歩のところでターンオーバーを許し、トライまでつなげることができない。35分にはディフェンスのカバーが遅れてトライを決められ、10-24で前半を終えた。
後半、勝利に向けて早い時間で得点したいところだったが、待っていたのは東海大の猛攻だった。ブレイクダウンでは再三にわたって「(慶大は)ばらばら入っていく感じで、めくられてターンオーバ―」(仲宗根)されてしまい、慶大の展開にもっていくことができずに流れを掴めない。スクラムでも「相手の組み方に付き合ってしまった」(髙橋浩)と振り返るようにセットプレーで押し込まれていく。結局、後半は得点を挙げられず、計4トライを許す厳しい結果となった。
この試合では「走るラグビー」と「タックル」という慶大らしさを全く発揮することができずに大敗を喫した。チームとしても、個人としても、東海大に今の段階では及んでいなかった。しかし、「できてないことが多い分、できるようになったら強い」(岩淵)。「春のうちに負けてよかった」(竹本)とシーズン後に思えるように、今後の成長に期待だ。
By Tomoki Kakizaki
選手のコメント
竹本主将
やっていることは大丈夫なんですが、一人一人の実力がまだ足りていなかったですね。東海の選手のほうが余裕があったというか。まずは個人の問題ですね。チームとしてやろうとしていることはできていた部分もあったんですが。まあそれもまだまだですが。課題ばかりで、春のうちに負けてよかったのかもしれないです。(ブレイクダウンについて)アタックし始めたら全然いいテンポで出せたりもしたんですが、スローペースで相手のパワーだけでいけるフェーズになるとやられてしまいましたね。(今日の個人の出来は)関東戦よりも周りを見れて判断できるところもありました。悲観するばかりでなく、成長も実感しつつ積み上げていきたいです。(次戦について)4日間で技術的にうまくなることはないので、今日の反省を生かしてゲームメイクなどはしていきたいです。
高橋浩
(試合を振り返って)ブレイクダウンをターンオーバーされたり人数かけたりして悪い流れになってしまいました。あと、タックルもあまり良くなかったです。(スクラムは)相手の組み方に付き合ってしまって、良いスクラムが組めなかったのは反省です。(東海大の印象は)1人1人が強かったです。(反省点は)ディフェンスでしっかり止めなかったことと、オフェンスはポイントでターンオーバーされることが多かったのでそれを無くすことがこれから必要だと思います。(次戦に向けて)今日出た反省点を克服して良い試合にしたいと思います。
熊倉
(試合を振り返って)ブレイクダウンでやられて、そこで勝てないとダメだなと感じました。(東海大の印象は)東海大学は重いのでスクラムとか接点とかでプレッシャーをかけてきて、僕たちのしたいラグビーをさせてもらえなかったと思います。(ラインアウトについては)基本的なデリバリーとかちょっとしたミスがあって、ちょっとずつ乱れていってしまったので、基本的なスキルを磨いていかないといけないと思います。(コーラーも務めていたが)コーラー自体はBチームの試合でもしていたので緊張とかは無かったんですけど、基本的なスキルがもっと必要と感じました。(反省点は)ブレイクダウンで球出しを早くすればトライにつなげることができたと思うので、ブレイクダウンを制圧できるようにしたいです。(2試合を経て今のチーム状態は)走るラグビーがウチのラグビーなので、早い球出しをしないと僕たちは小さいチームなので大きいチームには(サイズでは)勝てないので、走るラグビーをするために早い球出しをしていかないといけないと感じました。(次戦に向けて)僕たちのラグビーは走って走り勝つラグビーなので、次こそは走り勝つラグビーをしたいと思います。
立石
(今日の試合を振り返って)完敗でしたね。(相手の早い展開に圧倒されたか)ブレイクダウンサイドで完璧にやられました。後、大事なところでタックルミスをするなどやりたいことができなかったです。(東海大の印象)重いし展開もできるいいチームだと思います。でも慶大も東海大を上回らなきゃいけないし、小さい分走らなければならないと思ってずっとやってきているのですが、今日はそれが出来なかったです。(エイトアタックについて)比較的抜けそうにはなっていたのですが、その後にブレイクダウンでプレッシャーを受け何本か取られてしまったので、ボールコントロールに関してはまだまだですね。(今日の敗因はブレイクダウンにあったか)そうですね。後、プレゼンスというか、ずっと走り切れなかったことが敗因だったと思います。(次の試合に向けて意気込みを)今日こんなに悔しい試合をしたので、1日1日しっかり練習して次の試合は圧倒したいと思います。
ブレイクダウンで負けてしまってそこで人数をかけてしまって、アタック面でもディフェンス面でも人数が足りないということが多くなってしまいました。あちらはブレイクダウンがうまいというか、対バックスでもまとまってブレイクダウンに入ってくる感じで。僕たちはばらばら入っていく感じでめくられてターンオーバ―されてしまったり。敗因の一番の理由はブレイクダウンですね。慶應のやりたいことをやらせてもらえなかったので。(自身のプレーは)アタックはボールセキュリティーを目標においていてやっていたんですけど、なかなか手ごたえはあったんですけど、ディフェンスはだめでしたね。(春の自身の目標は)ボールセキュリティーですね。去年の秋は寝方が悪くて結構ボールを取られてしまって。今日一回取られちゃったんですけど。最初は強く入って、そのあとしっかりクリーンに出せればチャンスにつながるので。
岩淵
(試合を振り返って)タックルが1対1の場面とかで外されてしまい、慶應のウリはそこだと思うのでそこがダメだと思います。(BKsの連携は)アタックになって回していくとゲインできていたのでもっと積極的に回していきたかったんですけど、相手の接点が強くて練習していたラインの接点ができず、練習通りできなくて個人個人が突っ込んでいるだけだったので良くなかったです。(東海大の印象は)個々が強くてつなぎの部分も上手かったです。本当はそこでタックルで倒してゲインさせないようにしたかったんですけど、タックルが良くなかったですね。もっとタックルでKOしていればこのような結果にはならなかったと思います。(2試合で慶應のラグビーはどのくらいできたか)全然まだまだできていないですね。できてないことが多い分、できるようになったら強いと思います。練習したことが全然試合に生かされていないので、生かせるようにしたいです。(次戦に向けて)慶應のタックルを見直して、しっかりとできればなと思います。
小川
完全にセット負けというか、相手のFwsが結構強くて、ブレイクダウンで人数削られていかれてしまうことが多かったですね。バックスもいけるところはいけていましたが、流されてしまっているところもあって。もうちょっと縦に行けばよかったというところも。(個人的には)キック処理とかまずかったですね。ミスが多かったです。(春の目標は)もうちょっと周りを見て、指示が出せるようになれればと思います。
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