慶應スポーツ新聞会

【アイスホッケー】今季初勝利飾るも課題山積 明大戦/東海大戦

シュートを放つ似鳥

関東大学選手権中止により開催された今回のチャリティマッチ。慶大は昨季インカレ覇者の明大と今季1部グループBに昇格した東海大と対戦した。明大に対しては「勝ちに行く試合」、東海大に対しては「失点しないで取れる点をしっかり取っていく」(浅沼監督)というテーマのもと臨んだこの2戦。残念ながら明大には大量失点による敗戦、東海大にも3失点を喫する結果となってしまったが、一方で夏に向け修正点を洗い出すことができた大会となった。

まけるな日本チャリティゲーム

2011/6/19(日)15:05 FO@ダイドードリンコアイスアリーナ

 慶應義塾大学1-12明治大学

{得点者 慶大のみ} 松山

第1ピリオド、退場者を出した慶大は3分に数的不利のところで失点を許すと、8分と12分にも失点。開始早々3点のビハインドを背負ってしまう。その後、14分、15分と立て続けに退場者を出した明大。パワープレーの絶好のチャンスだったが、焦りが見える慶大はこのチャンスを生かすことができず、そのまま0-3で第1ピリオドを終えた。

激戦のGK争いの中で今季初出場となった横尾

迎えた第2ピリオド。慶大としては何とか流れを引き寄せたいところだったが、1分に失点を許し出鼻をくじかれてしまう。しかし直後、またもパワープレーのチャンスの慶大はFW似鳥(環4)、FW金村(経3)がそれぞれシュートを放つ。しかしいずれもGKに阻まれてしまうと、ここから明大の正確なパス回しを前にチャンスらしいチャンスを作れない。そして11分には試合をほぼ決定づける5点目を許してしまう。だがまだ諦めていなかった慶大は12分、右サイドでパックを運んだFW小守谷(経3)から中央に上がっていたFW松山(商4)にパスがつながりシュート。これが決まり、待望の得点を決める。ところが14分に再び失点してしまった慶大。ここでGKを横尾(商3)に代え、ディフェンス面で流れを変えようと試みる。しかしこの交代も実らず、さらに2失点。1-8とされ、第2ピリオドでほぼ試合の大勢は決してしまった。

大量失点に肩を落とす選手たち

それでも1点でも返し、次につなげたい慶大は3分、DF小川(環3)が得意のミドルシュートで明大ゴールを脅かすが、GKにセーブされてしまう。その一方で、明大攻撃陣を最後まで捕まえられなかった慶大DF陣は9分、15分にも失点を許すと、終了間際にも2失点を喫し、計12失点の大量失点で終える結果となってしまった。

 

 

 

まけるな日本チャリティゲーム

2011/6/25(土)13:00 FO@ダイドードリンコアイスアリーナ

慶應義塾大学9-3東海大学

{得点者 慶大のみ} 松山2、小坂2、金村、真鍋2、水澤、山本

この日2ゴールを奪った松山

第1ピリオド、慶大は立て続けに東海大ゴールに迫り、開始3分までに松山、DF水澤(政2)のゴールで2‐0とリードを奪う。5分には左のFW小坂(商3)からパスを受けた松山が中央やや右から見事なシュートを決め3‐0、10分には相手選手の退場による数的有利を生かし混戦からFW真鍋(環2)が押し込み4‐0と慶大が試合を優位に進める。その後は両チーム一進一退の攻防が続くも、慶大はGK田中誠(経4)や小川らを中心に粘り強いディフェンスを見せる。しかし残り4分を切った頃、一瞬の油断からか、東海大に中央でパックを奪われゴールを決められてしまう。第1ピリオドはこのまま4‐1で終了。シュート数は慶大16本に対し、東海大6本と慶大が終始圧倒する展開であった。

初ゴールとなった山本

第2ピリオドも慶大の勢いは止まらない。明大戦では鳴りを潜めたパスワークも徐々に見え始め、FW陣が東海大ゴールに次々とシュートを浴びせる。その流れの中で、第2ピリオド開始7分、金村からのパスを期待のルーキー・FW山本(環1)が合わせて慶大が5点目を挙げる。さらにその2分後には松山のアシストから小坂が6点目を決め、試合の大勢が決まった。

アシストで貢献した種田

第3ピリオドも豊富な運動量を武器に疲れの見えた東海大を圧倒し、小坂、金村がゴール。さらに15分には中央のFW種田(経2)から左のFW似鳥(環4)、中央の真鍋とうまくパスがつながりゴール。結局、試合は9‐3で終了した。しかし、第2ピリオドと第3ピリオド中盤にチェックの甘さから得点を奪われたことは、この試合無失点を目指した慶大にとって今後の課題だろう。

グループA昇格という最大の目標に向け、春シーズンにおける数少ない実戦の場となった今大会。新体制発足からまだ試合数をこなしていない影響からかパスミスなど連携面でのミスや「練習量の差が出るプレーが見せられていない」(信田コーチ)という言葉通り、運動量で相手を圧倒するホッケーがここまではあまり見られなかった。課題ばかりが目立った今大会だが、シーズンはまだ始まったばかりだ。まずは今春の教訓を生かす。それこそが秋の歓喜への一歩となるだろう。

By Daiki Yamamoto, Shun Yasuda

浅沼監督

(新体制初勝利となったが)春からいろいろ練習させていただいて、早慶戦もあったが、前回の明治戦を含め大敗して、いろんな反省点が出てきたので、今回それを少しだけだが修正できたのかなと思う。ただ失点3というのも我々の中では無失点で行こうという目標があったので、まだまだ満足できない課題かなと思う。(この試合でテーマとして挙げていた1点でも多く得点を取るという部分は)逆に言うと9点取れたということはそれなりのチャンスを生かせたということだが、欲を言うともっともっと点を取れたかなと思う。すごい単調で終わっちゃった攻めもあったので、これから上位校、グループAを狙うのであれば、少ないチャンスをどれだけ生かすかが肝になってくると思うので、その精度をもっと上げていかないといけない。(引かれた時に点を取るために必要となってくるものは)ミーティング中でもいつも言っているが、とにかくしつこさですね。相手も止めに来るので、それをこちらもしつこくシュート&リバウンドで相手が諦めるまでこちらがやり続けるという信条が必要だと考えている。(明大戦とセットを組み替えたが)まだセットは固定しようとは思っておらず、各選手に言っているのはどこのセットになろうが、プレースタイルは変えるなと、1セット目から3セット目、どこでも通用するプレーをしていけば、おのずとチームとしてのプレーは固まってくると思うので、今日はいろいろ変えるトライをしてみた。(明大戦を振り返って)これもこれから入れ替え戦までたどる道のりの中で、明治にどういう試合をしていくかというのは大切だと踏まえて臨んだが、動きは悪くなかったと思うが、ちょっと前のめりになりすぎてて、フォアチェック、一人目は行けてたが、二人目の動きがかみ合っていなかったり、三人目のディフェンスが中に入りすぎていたりとか、ちょっと方向付けがうまくできなくて、相手に簡単に攻め上がられたというのが多かった。(春の3戦を終えての印象は)選手たちは3月から練習を再開して、一生懸命一人一人やっているのは見続けているので、一方で人数が多いので、競争になると思うし、リンクに乗れる選手、リンク外で応援する選手がいるが、常に競争して、お互い高め合って、上級生には引っ張ってもらい、下級生には底上げをしてもらい、いいチームができればなと思っている。でもまだまだ過程なので、我々も気づいた点はどんどん修正しながら高めて、去年以上のチームにしないと絶対トップリーグに上がれないので、その力の部分は常々我々がチェックしながらレベルアップしていきたい。(夏のトレーニング、そしてサマーカップに向けて)変えるべきところと変えないべきところがあって、変えないべきところは慶應のホッケースタイル。3ピリまで走り続け、序盤は失点を抑え、後半に相手が体力が失速してきたところでスピードアップして、運動量で勝つというのをやっていきたい。あとは変えなきゃいけないというか向上しないといけないのは得点力であって、失点しないことも当然だが、数少ないチャンスでどう得点をしていくか、そこの得点パターンというか選手一人一人の得点に対するハングリーさというのをもっともっと火をつけて、個人の技術の部分もあると思うので、それを上げていかないといけないと思って合宿に臨みたいと思う。

信田コーチ

(試合を振り返って)明治に負けた後で、ビデオでいろいろ反省というか修正しなきゃならないところを選手たちに伝えて、だいたいそれをできるようになってくると、こういう試合ができるようになるが、60分通してそれが完璧にできてない時に失点している。なので秋の入れ替え戦で勝つことを考えると、60分間そのプレーができるようにならなければいけないので、できているところはできているが、まだまだもうちょっと選手たちに意識させなければいけないところがあるゲームだなと感じている。(ここまで得点という部分で課題が出ているが改善点は)得点は取らなきゃならないが、その前に失点をしない、相手の良いプレーで点を取られるのは仕方ないが、自分たちのミスで失点、今日の3点はすべてそうだが、取られている部分を変えていかなければならないなと思っている。その中で点数が2点3点と取れた時にロースコアの展開でも勝てるチームにならないと上のチームには勝てないと思うので、そこの部分が一番気になっている。(春の3戦を振り返って、現チームに足りていない点は)去年のチームに比べると、第3ピリオドで圧倒的に有利な展開というか運動量で動き勝てる、そういうチームだったが、まだそういう破壊力というか第3ピリオドで運動量が圧倒的に違う、練習量の差が出るプレーが見せられていないところがあるので、このチームは練習なり、自分たちのペースで試合ができるようになっていかなければならないと思う。(今季も走り勝つホッケーを目指していくのか)そうですね。このチームの伝統ですから、それが我々の理想ですし、練習しているところが勝つというのを証明するためには第3ピリオドで勝負できるようなチームであり続けたいなと思っているので、そこは変わらず去年と同じようなホッケーを続けていきたい。(夏のトレーニング、サマーカップに向けて)もう一回自分たちが何をやらなければいけないかというのを、僕は毎日考えているが、それを選手たちに100%浸透できるように、どうやって伝えていけば彼らが理解していけるかというのを日々考えて、夏のシーズンに入っていきたい。

山本

(今日の試合を振り返って)スコアリングチャンスが多かったが、それらを外してしまったことで少しの点数しかはいらなかったので、もっとシュート精度をあげて、スコアリングチャンスをしっかりいかして(得点をとって)、あと無失点を目指したいと思う。(自身の得点について)金村さんが99%やってくれたので自分はただ合わせるだけでした。(春の試合を振り返ってみて出た個人的な課題は)ちょっと自分は小柄なので結構吹っ飛ばされたりしやすいのでフィジカルの面から強化して、あとスピードも遅いのでオフシーズンに入るということでしっかり個人的に走ってみんなに追いつけるようにしたいです。(高校ホッケーと比べて大学ホッケーは)全体的にレベルが強くなっただけだと思う。高校と比べれば全体的にレベルが上がって大変ですけど、そこは慶應の練習量とかでカバーできると思うので、夏、苫小牧でサマーカップがあるのでそこに向けて練習に励みたいと思います。(サマーカップに向けて一言)苫小牧に住んでたということもあって、第2の故郷というか地元といえば地元なので、地元の人の声援に応えられるように、また慶應のためにも頑張りたい。

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