【ソッカー(男子)】リーグ下位相手に得点奪えず。上位が遠のく一敗に 第13節VS東京学芸大

ソッカー男子

ここ4試合勝ちから遠ざかっている慶大は東京学芸大との試合に臨んだ。試合開始から慶大が試合の主導権を握りチャンスを作るものの得点を奪うことができない。すると22分、東京学芸大に左サイドからのクロスを合わせられ先制を許す。その後慶大は両サイドからの攻撃、セットプレーから再三チャンスを作るものの相手DF陣の堅い守りを崩しきれずに0―1で惜敗した。

5試合ぶりの勝利を目指した

2022/8/24(水)18:00キックオフ @会場非公開

 

 

【スコア】

 

慶應義塾大学0―1東京学芸大

 

【得点者】

 

22分 高橋克明(東京学芸大)

 

◇慶大出場選手

 

GK

 

12 村上健(政2・國學院久我山)

 

DF

 

2 山口絋生(商2・國學院久我山)

 

5 牧野晋作(経4・東京武蔵野シティFC U-18)

 

4 藤井壮(政2・慶應志木)

 

7 山本献(商3・國學院久我山)

 

MF

 

10 齊藤滉(商4・FC町田ゼルビアユース)

 

20 内藤豪(法2・駒澤大高)

 

15 角田惠風(商1・横浜F.マリノスユース)

 

29 茅野優希(政2・慶應)

 

FW

 

18 廣田尚(環4・暁星)

 

30 立石宗悟(法1・桐蔭学園)

 

 

関東リーグ戦ここ4試合(試合前)で2敗2分と勝利が遠のいていた慶大。相手は前回対戦で4―0と完勝した東京学芸大だ。2部リーグ最下位(試合前)に沈む相手との対戦ということもあり、上位との差を縮めるためにも勝ち点3を求める試合となった。

全試合出場を続ける山口

1年生ながら出場の立石(中央)と角田(左)

慶大は試合開始直後から相手陣内に攻め込む。左サイドから茅野優希(政2・慶應)が突破を図りチャンスを演出するも、茅野のクロスはタイミングが合わずシュートまで行けずに終わる。その後も慶大が攻め続ける展開となり9分、立て続けにコーナーキックを獲得。このコーナーキックに藤井壮(政2・慶應志木)がフリーでボールを受け、ダイレクトボレーを放つもシュートは枠外に外れ先制とはならなかった。16分には相手陣内でファールを誘発し絶好の位置でフリーキックを獲得するも相手DF陣に阻まれ得点を奪えない。20分を過ぎると東京学芸大が華麗なパスワークで慶大陣内に侵入し始める。すると22分、左サイドのスペースに東京学芸大・後藤健太(教育3・青森山田)がドリブルで切り込みクロスを上げると、このクロスに東京学芸大・高橋克明(教育2・都立駒場)が頭で合わせ学芸大が先制に成功する。

得点を喜ぶ学芸大

慶大は先制を許したものの主導権は渡さず、多くボールを保持しながら試合を進める。27分、右サイドから齊藤滉(商4・FC町田ゼルビアユース)が攻め上がりコーナーキックを獲得。このコーナーをヘディングで押し込み、ゴールラインを割ったかのように思われたがファールの判定となり同点とはならなかった。39分には東京学芸大に中央への縦パスからチャンスを作られシュートを放たれるも、GK村上健(政2・國學院久我山)がしっかりとキャッチし得点は許さない。そして前半終了間際、慶大にチャンスが訪れる。この試合7本目のコーナーキックを獲得すると、このコーナーにヘディングで合わせボールは枠内へ。しかし、ゴール前に立ちはだかる相手DFにクリアされ得点とはならなかった。前半は全体を通して慶大がペースを握り、チャンスを何度も作ったが得点は生まれることなく、0―1と1点ビハインドで前半を終える。

存在感を見せた牧野

セットプレーから多くのチャンスを作ったが…

後半は前半の展開とは異なり、攻守が激しく入れ替わる展開となる。慶大は両サイドからの攻撃で相手ゴールに迫るも、相手DF陣の体を張った守りに阻まれ得点を奪えない。一方、東京学芸大はカウンターや縦パスで慶大陣内に侵入する。しかし、ここは慶大DF陣が連携を見せ突破を許さない。試合が膠着状態となった終盤、慶大にこの試合一番のチャンスが訪れる。39分、相手陣内でボールを奪うとパスをつなぎ、途中出場の熊澤維吹(文3・國學院久我山)がスルーパスで齊藤滉(商4・FC町田ゼルビアユース)にボールを預ける。このパスを受けた齊藤が左足を振り抜くも、シュートは惜しくも枠外に外れ同点弾とはならなかった。慶大はその後も試合終了間際まで相手ゴールを狙い続けるも得点を奪いきれず、0―1で惜敗した。

途中出場の熊澤

終了間際、枠をとらえられず悔しがる齊藤

第13節はリーグ下位との対戦となったが終わってみれば0―1と勝ち点すら奪えない悔しい結果となった。慶大は試合を通してサイド攻撃やセットプレーで何度も決定機を作ったものの得点を奪いきれなかったのが痛手だっただろう。しかし、リーグ戦後期はまだ始まったばかり。上位との差を広げないため、そして1部昇格のためにも勝ち点3を取りに行くサッカーに期待したい。(取材、撮影:金子拓登、松田英人)

手痛い一敗を喫した

(第14節立正大戦は台風の影響で延期となりました。代替日程は未定です。)

関東学生サッカーリーグ戦2部順位表はこちら→https://www.jufa-kanto.jp/league_data.php?keyno=6&ctg=2

以下、監督インタビュー

淺海友峰監督

――久しぶりのリーグ戦でした。どのような準備をして臨みましたか?

この前の日大戦で狙われるポイントはわかったのでそこを修正して臨みました。

 

――なかなかゴールを割れない難しい試合でした。

練習は嘘をつかないというところは思いました。僕も選手も一歩へのこだわり、ゴールへのこだわりが出せていませんでした。日頃の練習の結果が今日につながったと思います。

 

――メンバーも大きく変更して臨みました。

調子の良し悪しがはっきり見えたので、調子の良い選手からピックアップしました。

 

――厳しい戦いが続いています。

ここからリーグ戦は空くので、合宿にも行きますし、そこでもう一回慶應ソッカー部らしく、一からやっていきたいです。

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