【野球】15連勝中で相性は◎ 1点を争う戦いで勝ち切る野球を/立大戦展望

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3カードを終え、勝ち点1・勝率の差で暫定4位の慶大は、現在同じく勝ち点1の立大とのカードに臨む。ここまで2戦目の先発を務める、慶大・谷村然(環4・桐光学園)と立大・沖政宗(法3・磐城)はともに東大戦で完封の熱投を披露。慶立戦でも、1点を争う試合展開になることが予想される。慶大は立大投手陣を打ち崩し、野手陣を抑え切れるか。

 

今季初の勝ち点獲得となった3カード目の東大戦。1戦目は打線が奮起し、16安打11桁得点で快勝した。2戦目は、谷村が完封劇、打っても2点本塁打含む3打点の活躍で、連勝を飾った。

投打での活躍を見せた谷村

 

東大戦では、4年生の活躍が目立った。1戦目は廣瀬隆太(商4・慶應)の今季3号の本塁打に加え、吉川海斗(法4・慶應)が2安打1打点を記録。さらに、栗林泰三(環4・桐蔭学園)、齋藤來音(環4・静岡)、宮崎恭輔(環4・國學院久我山)は猛打賞と、勝利に大きく貢献している。春季リーグ戦も早くも残り2カード。シーズン終盤で見せる最上級生の意地が、チームの更なる奮起につながるだろう。

齋藤來ら4年の活躍がカギとなる

 

一方の立大は、1戦目が池田陽佑(コミュ4・智辨和歌山)、2戦目に沖が登板すると予想される。特に沖は、先述の通り5月8日の東大戦で3安打完封の投球を披露。打っては、1番打者・齋藤大智(コミュ3・東北)がその日3安打1打点の活躍を見せている。リーグの打撃成績では、2番・菅谷真之介(コミュ3・市船橋)、3番・西川晋太郎(コミュ4・智辨和歌山)がともに打率を.323としており、上位打線は慶大にとって脅威になると予想される。

対する立大・沖も好投している

 

立大の継投にも注目だ。ブルペンには、いずれも高校時代に全国を経験している好投手の吉野蓮(コミュ2・仙台育英)や小畠一心(営2・智辯学園)らが控えている。勝負所で、貴重な1点をもぎ取れるか、堀井哲也監督の代打策など采配にも期待したい。

 

慶大はここまで、スターティングラインナップがカード毎に変わっている。しかし、さまざまな新戦力が台頭した中で、勝ち点も獲得したことである程度「勝利の方程式」は見えてきたのではないだろうか。早大と法大のカードで法大が勝ち点を獲得し、わずかながらも優勝への望みがつながった慶大。立大には引き分けも挟み、ここまで15連勝とし相性はいい。連勝記録を伸ばし勢い付け、さらに優勝をかけた早慶戦に臨めるか、期待がかる。

(記事:北村可奈)

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