ここまでリーグ戦２連勝。今年も、全学・全日での優勝を目標とする慶大ラクロス部は、強豪・日体大との一戦に臨んだ。第１Qで日体大に先制点を奪われるも、第２Q開始１分に松岡俊介（政４・慶應）がゴールを決めて１ー１の同点に追いつく。慶大は、パスを回して何度もゴールに迫るが、試合の主導権を握ることができない。第３Qは、落合優椰（政３・慶應）のゴールで１点を追加するが、２失点で再び１点を追う展開に。２ー３で迎えた第４Q、２点を返したい慶大だったが願いは及ばず、さらなる失点を許し２ー４で日体大に敗れた。
第３５回関東学生ラクロスリーグ戦 開幕戦 vs日体大
８月１４日（日）＠富士通スタジアム川崎
◇スタメン◇
AT
＃９６ 中村王彰（政３・慶應）
＃７ 田代豪（商３・慶應NY）
＃３ 藤岡凜大（政３・慶應）
DF
＃５１ 石村嶺（経３・慶應）
＃１７ 塩原健司（政４・慶應）
＃５７ 関根瑠偉（政２・慶應）
＃１６ 奥澤拓馬（商３・慶應）
＃２ 小川健（政３・慶應）
G
＃９２ 浜地航太郎（経３・慶應）
FO
＃６３ 村田陽世（環３・慶應）
♢得点♢
| １Q | ２Q | ３Q | ４Q | 計 |
慶大 | ０ | １ | １ | ０ | ２ |
日体大 | １ | ０ | ２ | １ | ４ |
慶大得点者 |
| 松岡 | 落合 |
| － |
大雨に見舞われたお昼時の女子戦から一変、強い日差しの中で行われた男子戦。慶大は、３年生中心のスタメンで試合に臨んだ。第１Qは、村田陽世（環３・慶應）がFOに勝ち、慶大ボールで試合がスタート。村田が一気にコートを駆け上がってシュートを放つも、ここは相手DFに阻まれボールを奪われる。開始１分、ゴール周りでのパス回されると、一瞬の隙をつかれ相手に先制点を許す。すぐに１点を返したい慶大だったが、その後も守りの時間が続く。６分、ゴール前での守りの場面から、奥澤拓馬（商３・慶應）がボールを奪い、カウンター。左サイドでパスを受けた藤岡凜大（政３・慶應）がゴール前まで攻め上がるも、倒されてクリース・バイオレーションで相手ボールになる。１０分には、相手の鋭いシュートをG・浜地航太郎（経３・慶應）が弾き、２点目を許さない。慶大は無得点、０ー１で第１Qを終える。
FOで強さを見せた村田
第２Qは、序盤から藤岡凜大を軸にパスを回して、相手ゴールへと迫っていく。藤岡と落合優椰（政３・慶應）でパスを回し攻撃の好機を伺い、パスを受けた田代豪（商３・慶應NY）がシュートを放つも枠を捉えることはできない。そして開始１分、ゴール左裏の中村王彰（政３・慶應）からパスを受けた松岡俊介（政４・慶應）が放った渾身のシュートはゴールを捉え、待望の同点弾に。選手たちは松岡に駆け寄り、抱き合って得点を喜んだその後も藤岡を起点に攻撃を続け、石村嶺（経３・慶應）などもシュートを放つが、２点目を決めることはできず、１ー１の同点で前半を折り返す。
第３Qは、開始４分、左サイドでパスを受け藤岡凜大がゴール前に駆け上がると、相手DFが藤岡に集中。藤岡が、相手のマークが外れていた田代豪にパスを出し、右サイドでゴーリーとの１対１に。田代の放ったシュートは、惜しくもゴール左で得点とはならず。直後の攻撃でボールを奪われると、そのままゴール真正面からシュートを決められ失点してしまう。７分には、相手に３点目を許し、リードを２点に広げられてしまう。それでも、９分に落合優椰のゴールで１点を返し、２ー３で第４Qへ。
得点の喜びは皆で分かち合う
第４Qは、９１を軸にボールを回して攻撃を仕掛けていく。奥澤拓馬、粉川仁志（法４・浅野）、小川豪（商３・都立青山）でパスを繋ぎ、一気に右サイドからゴールに迫るもチャンスを生かしきれない。３分にゴール前でピンチを迎えるが、慶大DFとG全員で守りを固め、最後は佐藤孝紀（政３・慶應）がボールを蹴り出して難を逃れる。しかし５分、ゴール裏からのパスで相手に痛恨の４点目を許してしまう。６分には、松岡俊介がシュートもわずかにゴール上、落合優椰も枠を捉えたシュートを放つがゴーリーの正面。最後まで３点目を奪うことができず、２ー４で日体大に敗れた。
リーグ戦３連勝を飾り、日本一に向けて幸先の良いスタートを切りたいところであったが、あと一歩が届かず悔しい敗戦となった。再び日体大と戦えるよう、そして次こそは勝利を掴めるよう、残りの試合で勝利を積み重ねていってほしい。リーグ戦は始まったばかり、慶大ラクロス部の今後の活躍を楽しみにしたい。
（取材：長沢美伸、中西絵理奈、長掛真依）
