2026年4月5日、日吉陸上競技場にて開催された第59回東京六⼤学対校陸上競技⼤会。今年の競走部が目標にしていた「10種目優勝」には届かなかったものの、男子総合3位、女子総合4位を死守し、合計4種目優勝で大会を終えた。男子対校100mでは林が優勝、主将の須﨑は男子対校走高跳2連覇達成、副将の倉田は3年ぶりの出場ながらも、女子対校やり投で大会新記録を出し優勝するなど、主力の活躍が多く見られ、5月の関東インカレも見据えた見どころ満載の大会となった。
| 順位 | 大学名 | 男子総合得点 |
| 1 | 法政大学 | 162 |
| 2 | 早稲田大学 | 144 |
| 3 | 慶應義塾大学 | 107 |
| 4 | 明治大学 | 82 |
| 5 | 立教大学 | 69 |
| 6 | 東京大学 | 57 |
・女子総合得点
| 順位 | 大学名 | 女子総合得点 |
| 1 | 早稲田大学 | 32 |
| 2 | 法政大学 | 15.5 |
| 3 | 立教大学 | 10.5 |
| 4 | 慶應義塾大学 | 10 |
| 5 | 東京大学 | 1 |
| 明治大学 | 1 |


林明良(政4・攻玉社)

男子対校100mでは林明良(政4・攻玉社)が優勝。2024年の六大学陸上では男子対校200mで大会記録を更新し、主将・須﨑からも大きな期待を寄せられている林は、予選から一位通過し他を圧倒する走りを見せる。勢いそのままに、決勝でも向かい風0.8mを跳ね除け、10秒47で見事優勝。レース後には大学ラストイヤーに懸ける熱い思いを語った。

左:市村、右:野田

市村瞭太郎(経3・慶應志木)

野田大晴(経4・慶應湘南藤沢)
男子対校800mには市村瞭太郎(経3・慶應志木)と野田大晴(経4・慶應湘南藤沢)が出場。今年度から中距離ブロック長に就任した市村は、序盤から積極的な走りで好位置につけると、終盤にはキレのあるラストスパートを繰り出し、1分52秒57の4位でフィニッシュ。野田も最後まで粘り強い走りを見せ、1分53秒61の自己記録で8位に入った。

成沢翔英(環4・山梨学院)
男子対校5000mには、ケニアでの留学経験もある今大会の有力候補の一人、成沢翔英(環4・山梨学院)が出場した。男子OP5000m3組と併合して行われたこのレースには、昨年の都大路(全国高校駅伝)を沸かせた大注目ルーキー・早稲田大学の新妻遼己(スポ科1・西脇工業)など、タレントが集結した。序盤から早大勢が先頭を引っ張る中、成沢はすぐ後方の位置をキープし、箱根常連選手たちに引けを取らない走りを見せた。終盤まで順位を落とすことなくレースを進め、14分01秒69で2位に入った。(なお、OP出場選手の順位は対校戦順位に含めていない。)

主将・須﨑遥也(商4・丸亀)
男子対校走高跳では、主将・須﨑遥也(商4・丸亀)が大会前の宣言通り大会2連覇を達成。バーの高さ2mをただ一人1回でクリアすると、続く2m5cmも1回でクリアし単独首位に立った。5月の関東インカレでは、彼の活躍は必須となる。昨年は期待を受けながら入賞を逃しているため、再び迎える大舞台でその雪辱を晴らせるか注目である。

細萱颯生(政3・桐朋)
今年の飛躍候補筆頭、男子対校走幅跳を制した細萱颯生(政3・桐朋)。2回目で2位につけたが4,5回目とファールで記録を伸ばせず、5回目終了段階で暫定3位。迎えた最終6回目の試技。向かい風の中、1位の記録を1cm上回る「7m39cm」をマークする勝負強さを発揮し、同種目大会初優勝を決めた。六大学を“前哨戦”と位置づける細萱。5月の関東インカレでの更なる活躍を誓う。

倉田紗優加(環4・伊那北)
女子対校やり投では、今大会3年ぶりの出場となる倉田紗優加(環4・伊那北)が優勝。3月にはやり投の本場であるチェコへ遠征した。帰国後の初戦となった今大会、1回目の投擲で52m01を記録すると、そのままリードを守り切り、大会新記録で優勝を飾った。日本インカレ覇者であり、副将として「結果でみんなを引っ張る」と語っていた倉田。その決意を自らの投擲で体現する形となった。
・男子
| 競技名 | 選手名 | 記録 | 順位・得点 |
| 100m | 林明良(政4・攻玉社) | 10秒47 | 1位・8点 |
| 200m | 三宅陽立(環2・県立長田) | 21秒51 | 4位・5点 |
| 800m | 市村瞭太郎(経3・慶應志木) | 1分52秒57 | 4位・5点 |
| 野田大晴(経4・慶應湘南藤沢) | 1分53秒61(PB) | 8位・1点 | |
| 5000m | 成沢翔英(環4・山梨学院) | 14分01秒69 | 2位・7点 |
| 110mH | 五十嵐大輝(総3・県立川和) | 14秒79 | 5位・4点 |
| 400mH | 藤原聡大(商3・県立佐原) | 52秒30(PB) | 4位・5点 |
| 沼田直樹(法3・慶應) | 54秒60 | 7位・2点 | |
| 3000mSC | 村松駿平(総2・法政第二) | 9分24秒49 | 4位・5点 |
| 走高跳 | 須﨑遥也(商4・丸亀) | 2m05 | 1位・8点 |
| 渡部瑞己(理2・県立湘南) | 1m95(PB) | 3位・6点 | |
| 棒高跳 | 渡部瑞己 | 3m70 | 5位・4点 |
| 大熊靖吾(環3・都立駒場) | 3m30(PB) | 6位・3点 | |
| 走幅跳 | 細萱颯生(政3・桐朋) | 7m39 | 1位・8点 |
| 黒川拓人(総3・慶應湘南藤沢) | 6m78 | 8位・1点 | |
| 三段跳 | 金成悠司(総3・法政第二) | 14m72 | 3位・6点 |
| 砲丸投 | 山田直弥(商4・県立清水南) | 11m08 | 5位・4点 |
| 五十嵐大輝 | 10m93 | 6位・3点 | |
| 円盤投 | 高橋諒(商3・桐朋) | 35m98 | 3位・6点 |
| 山田直弥 | 32m98 | 4位・5点 | |
| やり投 | 岸村祐月(環2・県立八日市) | 59m52(PB) | 4位・5点 |
| 西尾伊織(文3・桐朋) | 41m83 | 8位・1点 | |
| 4×400mR | 圓山倫生(総2・県立新潟), 長谷川滉(総3・都立駒場), 川西晴大(理2・早稲田), 沼田直樹 | 3分14秒07 | 4位・5点 |
・女子
| 競技名 | 選手名 | 記録 | 順位・得点 |
| 100m | 玉置彩乃(文3・成田) | 13秒21 | 3位・1点 |
| 1500m | 小林華佳(法3・県立安積) | 4分54秒82 | 2位・2点 |
| 110mH | 後藤若奈(環2・県立大分舞鶴) | 15秒11 | 3位・1点 |
| 400mH | 藤井菜々子(法2・県立修猷館) | 1分03秒86 | 3位・1点 |
| 走幅跳 | 喜久里彩吹(商2・県立那覇国際) | 5m48 | 2位・2点 |
| やり投 | 倉田紗優加(環4・伊那北) | 52m01 | 1位・3点 |

取材:神谷直樹、小林由奈、鈴木拓己、竹腰環、中原亜季帆、檜森海希、森田紗羽、山口和紀

