【バレーボール】もっと4年生とバレーを 下級生の活躍もあり勝利を飾る/第76回全日本バレーボール大学男子選手権大会2回戦vs大阪商業大

バレー戦評

昨年のリベンジを果たした熱戦から一夜、休む間もなく2回戦を迎えた。大阪商業大を相手に、第1セットは連続得点で一気に逆転してそのまま制すと、つづく第2セットでは息の合ったプレーを見せてここも勝利。第3セットも序盤に連続得点するとそのまま大差で奪取し、見事ストレート勝利を飾った。

 

2023年11月29日(水)

第76回全日本バレーボール大学男子選手権大会2回戦

慶大×大阪商業大 @エスフォルタ八王子

 

 

得点

慶大

セット

大阪商業大

25

18

25

21

25

17

 

出場選手(サーブ順)

ポジション

背番号

名前(学部学年・出身校)

MB

芳賀祐介(環3・札幌北)

OH

山口快人(経1・慶應)

OP

渡邊大昭(商3・慶應)

OP

松本喜輝(環4・九州産業)

S

10

大槻晟己(総4・清風)

OH

島田航希(経4・慶應)

L

山元康生(法2・慶應)

L

17

平山 一之心(商2・甲南)

途中出場

 

 

OH

25

野口真幸(商1・慶應)

OP

山木柊(文2・慶應湘南)

OH

11

入来晃徳(環2・佐世保南)

S

15

久保田 健介(商2・慶應湘南)

 

松本もキレのあるスパイクを放った

第1セット、序盤は取っては取られてのシーソーゲームが続いたが、4―6の場面から芳賀祐介(環3・札幌北)の速攻や島田航希(経4・慶應)のブロックなどが決まり怒涛(どとう)の6点連続得点。10―6で相手がタイムアウトを取る。中盤、山木柊(文2・慶應湘南藤沢)、野口真幸(商1・慶應)がピンチサーバーとして出場するとどちらもサービスエースを決め、チームを勢いづけた。最後は渡邊大昭(商3・慶應)の強烈なスパイクを相手がブロックアウトし、慶大は25―18でこのセットを制した。

 

山口は攻守で活躍した

このまま流れに乗りたい第2セット。いきなり山口快人(経1・慶應)がスパイクを決め、出だし好調の慶大。相手のスパイクに対応できない場面もあったが、渡邊の驚異的なサービスエースや大槻晟己(総4・清風)のトスに松本喜輝(環4・九州産業)が反応しスパイクを決めるといった息の合ったプレーで会場を沸かせた。最後は松本のサービスエースでこのセットを締め、25―21で第2セットを取る。

 

芳賀が連続得点に貢献

運命の第3セット。セット序盤、4―4の場面から芳賀・渡邊の3年生コンビがスパイクやブロックを次々と決め、4点を連続で得点し、相手にタイムアウトを取らせる。この日、ブロックなどで活躍を見せている島田の、コートの空いているところにボールを落とす冷静なプレーや松本の強烈なスパイクで点差を広げ、慶大は25―17でこのセットも奪取し、全日本インカレ(全日本大学選手権)第2戦目を突破した。

 

(記事:上村真子、写真:長掛真依)

 

以下、選手コメント

 

星谷健太朗監督

――今日の試合を振り返って

昨日フルセットして疲れがどうかということで迎えましたけれども、要所要所しっかりと押さえて、比較的安定した試合だったのではないかと思います。

 

――様々な選手を起用されていたが、そこの意図は

疲れということをもう少し考慮した起用ができたら良かったのですが、一番はしっかりと試合を見据えて経験をしてもらう、それから、ベンチに入っている以上、試合の勝ち負けに対して貢献をしてもらわないといけないので、そういう面では、盛り上げっていうところだけではなく、プレーでも、自分何を持って貢献したらいいのかということを自覚してもらって、それがまた声掛けであったり、盛り上げという一人一人のモチベーションに繋がっているので、そういう理由でたくさん選手を起用しました。ただ、誰彼構わず出場してもらっているわけではなく、日頃の練習もそうだし、今日のウォーミングアップ、ベンチの動きも見た上での起用、つまり、準備ができている人に頑張ってもらうというので、出場してもらっています。

 

――明日への意気込み

早稲田さんはこの上ない相手だと思っているので、ぶち当たって力を出し切ってそれで勝つことができれば嬉しいです。なので力を出し切れるように頑張りたいと思います。

 

島田航希主将

――今日の試合を振り返って

昨日、西日本1位というすごい強い相手と当たって、今日は西日本の中でそこまで強くない相手だったので、しっかり3ー0で勝てたのはすごい自分たちとして良かったかなと思います。

 

――ご自身のプレーを振り返って

ブロックのタッチネットとか、しっかりと全部打ち切ることができなかったので、しっかり反省して明日に繋げたいと思います。

 

――明日への意気込み

明日は今年6度目の対戦ということで、早稲田大学と。やっぱり現段階で日本で1番強い相手だと思うので、明日のために自分たちは1年間練習してやってきたので、最後勝って日本一になりたいと思います。

 

芳賀祐介選手

――今日の試合を振り返って

昨日は(試合相手が)西日本インカレ4連覇中の愛知学院大学で、ああいうかたち(フルセット)で勝って、特に今日は難しい試合なのかなと思いました。去年も入替戦迎えた後で勝ち負け一勝一敗で国際武道大と当たってフルセットで勝って愛知学院に負けてしまったので同じ轍を踏まないように2日目フルセットで勝った後、しっかりみんなでケアをして最初から全力で挑むというのは言ってたいたのでそれを徹底できて良かったと思います。

 

――プレーの面では

センター戦を使わないと、明日の早稲田戦では勝てないので、そういうことを晟己さんとはしっかり使っていこうとは話していて、もちろん毎回そうなのですが、しっかり全力で入って、おとりにもなるし内ブロ打つ時はしっかり打つという。スパイクはしっかり打てたと思いますし、ブロックでも3枚ブロック揃えるとかは相手がどういう強さとかどういうスタイルでも得点しなければならないので、それをしっかりできたので良かったと思います。

 

――明日の第3回戦に向けて

何回も当たっていて、手の内知り尽くしていて負けている相手なので、玉砕覚悟で当たって砕けろの精神でやるしかないので全力を出し切って、結果がどうであれ悔いなく終われるようにしっかり戦っていきます。

 

山口快人選手

――今日の試合を振り返って

昨日の愛学戦(=愛知学院大学戦)、フルセット終わった後でみんな疲れが溜まっている中で、いつも通りプレーできたかなというふうには思います。

 

――昨日から、調子が上がってきているように見えますが

秋リーグ半分くらい抜けてしまって、スパイクの調子がやっぱり上がらなかったので。自分の役割、サーブキャッチをしっかり入れる、ブロックでポイントを取るというのが役割にあるので、その役割をしっかりしつつスパイクで点数取っていこうという話は(監督と)したので。自分の意識的な問題、スパイクにとらわれずに他のプレーに集中できたかなと思います。

 

――明日への意気込み

明日早稲田で何回も戦っているので、最後しっかり早稲田に勝って日本一を目指せるように頑張ります。

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