6月29日から始まった侍ジャパン大学代表の直前合宿。4日目の7月2日は、侍ジャパンU-23代表候補との練習試合が行われた。慶大から大学代表に選出された外丸東眞(環3・前橋育英)は早大の印出太一(スポ4・中京大中京)とバッテリーを組み、2回2失点という登板となった。
6日からチェコにて開催される「第43回プラハベースボールウィーク」および、オランダにて開催される「第31回ハーレムベースボールウィーク」に参加する侍ジャパン大学代表。直前合宿の1週間前に行われた選考合宿を経て、最終メンバー24名が決定した。
直前合宿4日目となる2日は、侍ジャパンUー23代表候補との練習試合に臨んだ。練習試合には、慶大のエース・外丸も登板。前日の1日には「とにかく自分の持ち味のコントロールを活かして、いい結果に繋げられればなと思っています」と意気込んだ。
外丸は早大のエース・伊東樹(スポ3・仙台育英)の後を受け、4回からマウンドに上がった。受ける捕手は、早大の印出。”早慶バッテリーで”Uー23候補打線に臨んだ。いきなり先頭打者に左前へヒットを許すと、四球もありピンチを迎える。そして内野ゴロの間に1点、さらに内野安打の間に1点を失った。しかし5回は立て直した外丸。ヒットを許しながらも、後続を打ち取り無失点で切り抜けた。
2回を投げ、2失点という成績だったこの日の登板。外丸は「50点。いいボールもあったけど弱いところが出た。フォアボールも出して点も取られてリズムが悪かった」と悔しさを滲ませた。また「いいボールも投げられたのでそこは良かった。反省は慎重になりすぎたこと。もっとゾーンで勝負していかないといけない」と冷静に分析した。本来の力は出せなかったものの、実績は十分。6日に控える国際試合に向け、慶大が誇るエースの本領発揮に期待したい。
(記事:大泉洋渡、写真:中大スポーツ提供)