【ハンドボール(男子)】早慶戦直前インタビュー②/主将副将・次期主将副将座談会

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(写真:前列左から川瀬、鈴木/後列左から嶋田、中村、松沢)

12月14日(日)にハンドボール早慶戦が早稲田アリーナにて開催される。早慶戦直前インタビュー①に引き続き、慶應ハンド部の“現在”と“未来”を担う四人、主将副将(鈴木悠斗(環4・桐光)、川瀬寛人(経4・慶應))・次期主将副将(中村信介(政3・桐光)、松沢陽太(政3・國學院久我山)、嶋田涼太(環2・桐光))に伝統の一戦の舞台を目前にインタビューを行った。

主将副将・次期主将副紹介

ーー自己紹介(学年と学部とポジション)をお願いします。

嶋田:環境情報学部二年の嶋田涼太です。ポジションはセンターバックやってます。

中村:法学部政治学科三年の中村信介です。ポジションはライトバックやってます。

松沢:法学部政治学科三年の松沢陽太です。ポジションはピボットと右サイドやってます。

川瀬:経済部経済学科四年の川瀬寛人です。ポジションはレフトバックをやってます。

鈴木:環境情報学部四年の鈴木悠斗です。ポジションはゴールキーパーをやってます。

 

ーー他己紹介をお願いします。

嶋田松沢

嶋田:陽太さんのいいところは笑顔がかわいいところです。

松沢:(笑)

嶋田:あとは、初心者から初めてここまで活躍しているのは、素直にリスペクトしています。

松沢:嬉しいです(照)僕も嶋田君のことはリスペクトしているので相思相愛です(笑)

相思相愛だと言う松沢(写真左)と嶋田(写真右)

松沢中村

松沢:彼は一年生の時から優しくハンドボールを教えてくれて、飯とかもよく食ったりするので、三年目の仲ですし今年も一緒に頑張りたいと思います。

三年目の仲の中村(写真右)・松沢(写真左)

中村川瀬

中村:川瀬さんは、我らがハンドボール部誇る大エースです。普段はクールな性格なんですけど、

嶋田:ポンコツ。

中村:(笑)割とポンコツなところもあるんですけど、ハンドボールのスキルとかウェイトの熱量に関してピカイチなので、本当に憧れの先輩です。

川瀬:ポジションはエースなので、チームで点を取るときは僕が決め切らなきゃいけないので早慶戦ではここ一番のところで点が取れるように頑張ります。

憧れの先輩と言われる川瀬(写真左)・川瀬を慕う中村(写真右)

 

川瀬鈴木

川瀬:慶應ハンドボール主将の悠斗は、同期であってチームを引っ張ってくれる大黒柱です。フィジカルがチームダントツで強くて、チームがピンチの時にビッグセーブで何度も助けられてきました。

鈴木:いや本当にその通りかなと思います。(笑)

一同:(笑)

四年主将鈴木(写真左)・川瀬(写真右)四年プレイヤーはこの二人のみであり、互いへのリスペクトも大きい

 

鈴木嶋田

鈴木:嶋田は、珍しく熱量と行動が比例しているタイプかなと思っています。今は、チームに欠かせない存在ですし、プレーの時は誰よりも熱い。あとは冷静さをもう少し長けてきたら良いセンターになれるかなと思います。

嶋田:大好きっす。

桐光学園の後輩嶋田(写真左)・先輩鈴木(写真右)コンビであり、相性も抜群だ

 

 

ハンドボールについて

ーー自分自身のプレーの強み

嶋田:僕はフィジカルとスピードを生かした一対一です。

松沢:いつも練習でぼこぼこにされているので(笑)ぜひとも早稲田相手に発揮してほしいですね。

松沢:そうですね。僕は大学から始めたのもあって、技術的に何か秀でたプレーがあるわけじゃないんですけど、運動量多く頑張るところが強みかなって思います。

中村:陽太は本当に大学から始めたと思えないくらい本当に慶應ハンド部のオールラウンダーなんで。運動量すごいっす。

中村:自分はキレのあるカットインかなって思います。

川瀬:いつも信介は逆45°にいるんですけど、狭い角度でもカットインしてくれて助かってます。

川瀬:僕のプレーの強みは、力強いカットインと豪快なロングシュートだと思います。

鈴木:結局大事なところで決めてくれたのはリーグ戦通しても川瀬だったんで間違いないですね。

鈴木:自分の強みは相手の長所をつぶせるところだと思っていて。大事なところを理解してセービングできるところが良いかなって思います。早慶戦は特に全部のシーンが大事なので、全部止められるようにします。

嶋田:悠斗さんは、自分のアクション一つでチームを盛り上げられるのがすごいなって思います。

 

ーーハンドボールの面白いところ

松沢:いろんなところからいろんな形でシュートが入るところですね。

鈴木:いろんな特徴を生かせるスポーツ!

川瀬:攻守の切り替えが早いので、ずっと六十分間目を離せないです。

中村:駆け引きの連続が難しさでもあり面白さでもあります。

嶋田:以下同文って感じっすね(笑)

 

主将副将について

ーー主将副将を二年間やった振り返り

鈴木:主将をやって思うのは、一年目とかはチームを二部に上げることに必死だったんで、「どうやって勝たせるか」っていうのを365日考えて。それでチームに対する愛も芽生えていきました。楽しかったけどきつかったことの方が多い仕事ですね。けどやりがいもあって。四年生になって思うことは、「自分一つの行動や発言や気分やメンタリティがチームに良くも悪くも反映されてしまうポジションでもあるから、常にモチベーションは維持しておかなきゃいけないし、逆に自分次第でチームの雰囲気もよくできるのかな。」ってリーグ戦を通して、それは感じたことかなって思います。

川瀬:副将の仕事は升澤さんや主将の悠斗が決めてくれた方針を同じ副将の中村とチームに落とし込むところです。難しかったところは、三年生の副将の時に上級生をうまくまとめて引っ張っていくのが難しかったです。

中村:自分はあんまり大変だったなっていうのはなくて。というのも、圧倒的なリーダーシップを誇る主将についていくだけだったんで。自分も川瀬さんと一緒で「チームにそれをどう落とし込めるか」っていうのを意識してやってました。
リーダーシップを発揮するというよりかは、もう本当に”フォロワーシップ”

一同:(笑)

嶋田:ここイタリックにして(笑)

中村:まあまあ(笑)フォロワーシップのところを意識してやってました。

 

ーー次期主将副将に向けた意気込み

中村:自分はやっぱり悠斗さんと違うタイプで心技体でピカイチで引っ張っていく主将ではないので、そこは理解してるんですけど、逆にその自分の弱みってところは明らかにして優秀な副将 2人とチーム全員にちょっと協力を仰いで働きかけてもらえるような主将。全員の積極的な参加を引き出すような主将になりたいと思います。

松沢:僕は、一年生でハンドボールを始めたときからいろんな先輩方にお世話になっていて、そういった先輩がハンドボールをめちゃくちゃ楽しんでいて。きついメニューとかも前向きにとらえている先輩が多かったので、自分もそういう姿勢を見せれたらいいなって思います。

嶋田:「チームの強いところを引き出せるような行動や発言をしたい」っていうのと、「みんなが掲げた目標をしっかりみんなが信じれるような環境を作りをしたい」なって思います。後は信介さんのサポートを全力でさせていただきたい。

 

早慶戦について

ーー早慶戦で注目してもらいたい自分自身のプレーについて

嶋田:入場しているときの笑顔を見てほしい。

一同:(笑)

松沢:嶋田君は素敵な笑顔があるのでそこにはぜひ注目してもらいたいなって思います。でも、番号的に僕の方が先に入場するので笑顔枠をかっさらっちゃおうかなって思います。

松沢:自分は使い勝手の良さが強みの一つでもあるので、しっかりと与えられたところで与えられたものを発揮したいです。

鈴木:陽太は、いろんなポジションが任されることが想定されるんで、本当に役割を理解して試合に臨んでほしいしそれができる選手だと思うんで、頼りにしてます。

中村:自分は泥臭さと、早稲田の方が上なのはわかっているんですけどそれに対しても恐れずに果敢にバンバン挑戦していくようなプレイを注目してほしい。

川瀬:僕は得点力です。去年は早稲田相手に五点しか取れなかったんですけど、今年は前半から全力を出して、10点。もしくは11点、12点とって必ず勝ちたいと思います。

鈴木:簡単に言うと「こんなに小さくても止めれるんだ」ってことは見てほしいなって風に思うし、やってきたことがすべて出ると思うんで。あとはそこをもう出すだけ。

 

ーー早慶戦で注目してもらいたい選手

嶋田:速水航平(商2・早稲田)選手。めちゃくちゃ運営頑張っていて、そういう献身的なところも見てほしい。

松沢:僕は二年生の奥本崇(経2・慶應)君です。ずっと下級生のころから仲良くしているし、ゲームを一瞬で変えられるようなプレイヤーなので出てきたときに点を決めて頑張ってほしいなって。

中村:自分は一年生の村田秀斗(経1・熊本マリスト)選手です。彼は慶應ハンド部のスーパールーキーで点取り屋でもあるんで。自分は村田君の隣のポジションでもあるのでなるべく僕がデイフェンダーを引き付けて彼に気持ちよくシュートを打たせられるように頑張ります。

川瀬:太田滉人(環1・慶應)選手です。彼は自分と同じ塾高ハンド部出身で大学入ってから体重が増えてフィジカルも強くなってどんどん逞しくなっているんで、彼の強いポストプレーを見てほしいです。

鈴木:注目してほしい選手は川瀬君です。勝利を導くシュートに本当に期待してます。

川瀬:いやー(照)もう本当に期待に応えられるように頑張るしかないかなって感じです。

 

ーー秋リーグを振り返って

嶋田:秋リーグは得点が増えた一方で失点も増えてしまったんですけど、早慶戦期間でチームでディフェンスを一からやり直してその成果が出てきて早慶戦では慶應のディフェンスってこうだよなっていうのを証明できると思います。

松沢:自分も同じような感じで秋リーグ後半にかけて、やっぱディフェンスが緩くなってしまったのでそこをしっかり締めなおして早慶戦頑張りたいと思います。

中村:一緒やね

一同:(笑)

中村:ディフェンスがやっぱりうまくいかなかったりっていうのが秋リーグはあったんで、そこは特にディフェンスリーダーである自分が責任を感じているんで。秋リーグが終わってからディフェンスメインに練習してきたしそこについては自信があるんで早慶戦で発揮できるように頑張ります。

川瀬:僕も同じでディフェンス面が

一同:(笑)

川瀬:秋リーグは、ラスト三試合が失点数が増えてしまったので。。ただ、ここ最近の練習試合ではフリースローの数も増えているし。一枚目も二枚目のフットワークもよくなっているので残りの練習で克服して早慶戦につなげたいです。

鈴木:振り返ると「モチベーションを保つのがすごい難しかった」なって。上も下も入れ替え戦がなくなった時にどういう風な目標を掲げてハンドボールをするのかっていうところはすごい悩んだし、それが結果的に自分のパフォーマンスも落ちちゃったことで失点が増えてしまった。それによって、ディフェンスの成功率が悪くなってディフェンス力が課題になってしまったというところがあったので。。ただ、早慶戦は一試合だけで勝つか負けるかだし、それが格上の相手だとしても一試合だったら分からないのが面白いと思う、そこにやる意義があると思うんで。そこに期待してほしいと思うし、ディフェンスが課題という話が上がっているけど、「結局止めればいい。自分が止めれば良いかな」という風には思う。

 

ーー最後に、四年生のお二方に「やはり早慶戦は特別か」教えていただきたいです。

川瀬:早慶戦は僕にとって特別な存在だと思ってて。

嶋田:存在??(笑)

一同:(笑)

松沢:彼女?(笑)

川瀬:ちょ、いいよ(笑)一年に一回しかなくて、ここ39年間勝ててないですけど本当に40年ぶりに勝つチャンスが目の前にあるんで。絶対に勝ちたいです。

鈴木:めちゃめちゃ特別で。っていうのも、それぞれの年で思い出があると思うし。ていうことは、後輩たちにとってもこの年が思い出にもなると思うし、それが結果的に勝利という形で思い出にもなると思う。特別かって言われたら特別ですね。

早慶戦へ闘志を燃やす五人

ーーありがとうございました!!

白熱必至のハンドボール早慶戦。激しい攻防・点の取り合いが続き、終始目を離せない誰もが楽しめる試合が繰り広げられます。悲願の慶應勝利を願って、12月14日に早稲田アリーナへぜひ皆さん足をお運びください!!

 

(記事:伊藤梨菜、取材:伊藤梨菜、広瀬けやき)

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