第24回関東大学女子サッカーリーグ第5節。約3週間の中断を経て、ついにリーグ戦が再開した。現在4戦全勝で首位に立つ慶大。全勝優勝を目標に掲げる慶大にとって、リーグ後半の開幕戦であるこの東京学芸大戦は今後の先行きを占う上でも、絶対に負けられない一戦であった。そんな重圧の中でも慶大は見事14-0という驚異のスコアで相手を圧倒。見事勝利を収め、後半戦絶好のスタートを切った。
第24回 関東大学女子サッカーリーグ 第5節
10/17(日)15:30KO @慶應下田グラウンド
慶應義塾大学 14―0東京学芸大学
[得点者]前1分中山(慶大)、前1分石原(慶大)、前4分石原(慶大)、前11分小堺(慶大)、前16分石原(慶大)、前25分中山(慶大)、前32分中山(慶大)、前33分中山(慶大)、前37分石原(慶大)、前44分佐野(慶大)、後2分佐野(慶大)、後9分小堺(慶大)、後19分中山(慶大)、後28分中山(慶大)
約3週間の中断を経て、関東大学女子サッカーリーグが再開した。前半戦を4戦全勝で折り返し、全勝優勝が現実味を帯びてきた慶大。そんな慶大の今後の行方を占う上でも、大事な一戦である東京学芸大戦開始のホイッスルが鳴った。前半開始のホイスッルが鳴ると同時に慶大の怒涛の攻撃が東学大を襲う。開始直後の前半1分、ワンタッチの巧みなパス回しで敵陣に迫ると、今井(法4)の絶妙なヒールパスに中山(環2)が見事反応しシュート。これが見事ゴール左隅に決まり見事先制点を奪った。開始直後の先制に沸く中、リスタート直後の同1分、再びボールを奪った慶大はゴール前に攻め込み、パスを受けた石原(環1)が豪快なシュート。これがまたしてもゴールネットを揺らし、開始早々2点を先制する。しかし、慶大の猛攻はこれでは終わらなかった。前半4分再び石原が相手DFを引き連れながらもエリア内に切り込みシュート。またしてもこれが決まり3点目。11分、中山のドリブルから良いところに詰めていた小堺(環4)がシュート、4点目をしっかりと決める。チャンスをことごとくものにしていく慶大は16分またしても石原が切り込み、相手の厳しいマークで体勢を崩しながらも見事なボディバランスでシュートを放ち、ネットを揺らす。この時点で既にハットトリックを達成しポテンシャルの高さを見せた。5-0と20分も経たぬ間に大量得点を奪った慶大であったがこれでは終わらなかった。この後、FW中山の大車輪の活躍などで更に5得点を追加し、なんと前半終了時点で10―0という驚異的なスコアで前半を折り返した。
後半、慶大は前半の勢いそのままに東学大を圧倒する。後半開始直後の2分、ゴール前にオーバーラップした大塚(環4)が佐野(環3)に絶妙なパス。これを落ち着いて決め、後半早くも追加点となる11点目を奪う。9分には中山が小堺にパスを出す。しかし、これはゴールラインギリギリの角度の無いところに転がり厳しいと思われたが、小堺は迷わずシュート。キーパーの頭上を超え、ゴールポスト上部に当てて決めるという離れ業をやってのけ、12点目。後半も完全に慶大がゲームを支配していた。更に、後半19分、28分にこの日大活躍の中山が2得点を加えた。その後メンバーを5人入れ替え、チーム全体のレベルアップを図った慶大。途中交代のメンバーは追加点を奪うことは出来なかったが、安定したDF陣に支えられ試合中、相手にチャンスというチャンスを与えなかった。 そして14―0という驚きのスコアで慶大が大勝した。
岩崎監督
(試合を振り返って)中断があって次に繋げるため、本当に自分たちのスタンダードを高く持ってこの試合に臨もうって話をしたんですけど、その通りの結果を、勿論結果だけじゃなくてグラウンドの中で戦ってくれたということは良かったかなと思います。
(大勝だったが課題はあったか)やっぱり自分たちの良い所っていうのは全員で雰囲気を作りながら、それぞれの選手がチームのために貢献するというところだと思うので、今日途中から変わった選手が、もちろん良いプレーもあったがそこから点が取れなかったということで、チーム全員が二部優勝っていう目標に向けて一人ひとりが結果という形で貢献できるよう来週に向けて頑張っていきたい。
(最後の山場に向けての意気込み)優勝に向けてこんな2週間っていうのは無いと思うので、ちゃんと一日一日を大事にして、一つ一つ課題を克服していきたいと思います。絶対に二勝して優勝します。
(BY KEITA OKUMURA)
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